冒険また冒険

劇場公開日:

解説

完全犯罪をあつかった「流れ者」同様、フランスのギャングをコミカルに描く。製作はアレクサンドル・ムヌーシュキン、監督・脚色はクロード・ルルーシュ、脚本はピエール・ユイッテルヘーヴェン、撮影はジャン・コロン、音楽はフランシス・レイ、編集はジャニーヌ・ボーブリルが各々担当。出演はリノ・ヴァンチュラ、ジャック・ブレル、シャルル・デネール、ジョニー・アリディ、シャルル・ジェラール、アルド・マチオーネ、ニコール・クールセルなど。

1972年製作/フランス
原題または英題:L'aventure C'est L'aventure
配給:ユナイト
劇場公開日:1972年10月7日

ストーリー

一九七二年のパリ。あたかも古き良き時代のシカゴに舞い戻ったかのように町にはギャングが横溢していた。しかし彼らにとってこの世は一向に面白くなかった。銀行を襲っても収益はあがらず、殺人なんて割のあわない商売だ。リノ(L・バンチュラ)、ジャック(J・ブレル)、シモン(C・デンネ)シャルロ(C・ジェラール)、アルド(アルド・マチオーネ)らの仕事熱心なギャングの一味は、営業方針を再検討する必要に迫られていた。彼らは多角経営に切り換え、ジョニー・アリディ(J・アリディ)と組んで慣れあい誘拐で双方とも大儲け、また、リノとジャックが刑事になり澄し、手錠つきのシャルロを大会社の社長室に連行。驚ろいた社長が金庫を点検している所に拳銃をつきつけた。さらに、英国大使(A・ファルコン)を誘拐して身代金をいただいた。シモン、ジャック、アルドがハイジャックを敢行。五人の卓越した創意工夫と営業方針は退屈した人々を喜ばせた。近頃の新聞を賑わす全ての大事件は彼らの手になるものだ。街の人々は連続活劇を見るように五人の男たちの冒険を楽しむようになった。今や彼らは英雄なのである。が、彼らとてドジを踏む事もある。五人の裁判は大盛況だ。いよいよ裁判も大詰にきたとき、五人は聴衆の期待を裏切らなかった。突如、拳銃を抜いて裁判長を人質にすると法廷を脱出した。聴衆は大喜び、口々に無罪を叫びながら喝采と共に五人を送りだした。さすがの五人もしばしアフリカでおとなしくしようと考え、空港へ向ったが、そこには五人のプラカードを持った群衆が押しよせ、この伝説的英雄を大歓迎。いい気持になった五人は演説なんかやらかしたがどうも英雄の座というのは居心地が悪い。そこで世の御期待に添うべく次なる計画にとりかかるのだった……。

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