グレイストーク ターザンの伝説

劇場公開日

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解説

1912年に発表されたエドガー・ライス・バローズの『類人猿ターザン』を忠実に映画化したターザン映画。製作・監督は「炎のランナー」で81年のアカデミー作品賞を独得したヒュー・ハドソン。共同製作はスタンリー・S・カンター、脚本はマイケル・オースティンとP・H・ヴァザック(ロバート・タウンの別名)、撮影はジョン・オルコット、音楽はジョン・スコット、プロダクション・デザイナーはスチュアート・クレイグ、編集はアン・V・コーツ、特殊メイクアップと猿の縫いぐるみ制作はリック・べイカーが担当。出演はクリストファー・ランバート、アンディ・マクドウェル、サー・ラルフ・リチャードソン、イアン・ホルム、ジェームズ・フォックス、シェリル・キャンべル、イアン・チャールソン、ニコラス・ファレルなど。

1983年製作/130分/イギリス
原題:Greystoke: The Legend of Tarzan, Lord of the Apes
配給:ワーナー・ブラザース

ストーリー

1885年、スコットランドをあとに暗黒大陸に向かうクレイトン卿夫妻を乗せた船はアフリカ沖で難破、夫妻は岸に打ちあげられた。それから数ヵ月後、夫妻は密林に粗末な小屋を建てて幕らしていた。健康な男子を生んだが、妻のアリス(シェリル・キャンべル)は、赤ん坊に乳をふくませることもかなわぬまま息を引きとる。クレイトン卿(ポール・ジョフリー)も類人猿の首領シルヴァービアードに襲われて世を去った。自分の赤子をなくしたばかりだった雌猿カラは、無心に横たわっている人間の幼な児を自分たちの巣に連れ帰って育てた。こうしてクレイトン卿夫妻の遺児は想像を絶する運命を生きることになる。数年後、少年はさまざまな能力と理知と雄々しさで次第に仲間たちに頼られるようになり、類人猿社会の慈悲深い王者となった。少年から青年に成長していく頃、大英博物館から派遣された探倹隊がやってきた。だが一行はピグミー族に襲撃され、唯一人、ベルギー人の隊員フィリップ・ダルノー(イアン・ホルム)だけが生き残り、傷ついたダルノーはジャングルの王者に救われた。やがて傷が癒え、青年がクレイトン卿の息子でありグレイストーク伯爵の孫であることを知ったダルノーは、そのジョン・チャールズ・クレイトン(クリストファー・ランバート)を連れてスコットランドに向った。グレイストーク家の人間であることを直感した伯爵(ラルフ・リチャードソン)は有頂天になり、伯爵が後見人となっている美しい姪ジェーン(アンディ・マクドウェル)も新しく出現した従兄に心を惹かれる。ジェーンに求婚していたエスカー卿(ジェームズ・フォックス)はジョンのお陰で失恋の痛手を味わうことになった。クリスマスのパーティの夜、グレイストーク伯爵が世を去った。唯一の親族を失ったジョンの悲しみは深かった。その苦悩に耐えきれず、彼はジェーンの愛を求め婚約した。大英博物館の動物標本室が公開されるめでたい日、出資者として招かれたジョンはそこで偶然にも剥製にされるのを待って檻に入れられていた“父”シルヴァービアードと再会。ジョンは彼を連れて逃げだしたが、後を追いかけてきた文明人たちの一隊は、躊躇なく“父”を射殺してしまった。「俺の半分は確かにグレイストーク伯だ。しかし半分は野性なのだ」。ジェーンとダルノーは西アフリカのジャングルに消えていくジョンの後姿を静かに見送った。

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