名犬 ウォン・トン・トン

劇場公開日:1976年12月25日

解説

1924年、無声映画華やかなりしハリウッドを舞台に、スターの座を獲得した名犬ウォン・トン・トンと、犬に振り廻される人間たちを描いた喜劇。製作はデイヴィッド・V・ピッカーとアーノルド・シュルマン、監督は「狼よさらば」のマイケル・ウィナー、脚本はアーノルド・シュルマンとサイ・ハワード、撮影はリチャード・クライン、音楽はニヒル・ヘフティ、美術はワード・プレストンが各々担当。出演はマデリーン・カーン、ブルース・ダーン、アート・カーニー、ロン・リーブマンなど。他にゲストとして往年のハリウッド・スターが特別出演している。

1976年製作/アメリカ
原題または英題:Won Ton Ton, The Dog Who Saved Hollywood
配給:パラマウント=CIC
劇場公開日:1976年12月25日

あらすじ

1924年、無声映画華やかなりし頃のハリウッド。スター志願の娘エスティ・デル・ルース(マイケル・カーン)は、野犬収容所から逃げ出したシェパードに馴つかれてしまった。この犬を連れてエスティは、映画のオーディションを受けにいったのだが、「監督」というふれこみの男は、実は電気技師で、エスティは危うくインチキ監督の毒牙にかかろうとした。この危機一髪のエスティを救ったのは、あのシェパードだったのである。しかも、この場面を目撃した、今や落ち目の撮影所のボス、J・J・フロンバーグ(アート・カーニー)は、このシェパードを映画に起用することを思いつき、シェパードの飼い主であると名乗り出たプロデューサー志願のグレイソン・ポチャック(ブルース・ダーン)ともども雇うことにした。シェパードの名前を聞かれたポチャックは苦しまぎれに「ウォン・トン・トン」と答えた。そして、ポチャックはフロンバーグには内密にエスティにウォン・トン・トンの調教を頼んだ。フロンバーグの目に間違いはなかった。ウォン・トン・トンの主演映画は大ヒットを続けた。ところが、ルディ・モンターギュー(ロン・リーブマン)という奇人映画スターとの共演が大失敗で、ウォンはエスティ、ポチャックともども撮影所を追い出されてしまった。エスティはウォンを曲芸一座に引き渡した。やがて、ポチャックが企画したエスティ主演映画が大ヒット、2人は結婚した。その頃、ウォンはエスティのことばかり思って芸に身が入らず、一座から追い出されてしまい、その悲しさを紛らわすために酒を飲み始めた。自殺しようと試みるがなかなか成功しない。一方、エスティもウォンを思う気持ちは同じで、新聞広告に出してウォンの行方を捜していた。ついにウォンはエスティの屋敷を訪ねる。が、給仕に追い払われてしまう。傷心のウォンは、屋敷の裏の海に身を投げようとするが、エスティが見つけた。再会を喜こぶ、ウォンとエスティ。ポチャックも飛んで来た。丁度居合せた記者たちが、この光景を見つけた。しかし、エスティは静かに言った。「この犬はただの犬よ。ウォン・トン・トンではないわ」

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

フォトギャラリー

映画レビュー

4.0 犬が主役だが、当時のハリウッドも知る事が出来面白かった。

2025年9月18日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

BSで録画鑑賞。1925年のハリウッド黎明期を描いた作品で犬ウォン・トン・トンに振り回される人々を描いた作品だが、コメデイっぽくてなかなか面白い作品だった。当時の時代も想像出来るし興味深い。ラストは想像ついたが、やっぱり胸に染みる。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ナベさん

3.0 主演男優賞

2025年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

幸せ

ハリウッド黎明期の話で、ひょんなことから大スター犬となったシェパードが、ハリウッドらしく天国と地獄を味わうことに。
ゲスト出演が綺羅星の如き大スターのオンパレードで、ほとんどがクレジットで確認する始末だった。
しかし、こんな映画を作るエネルギーはどこから?

コメントする (0件)
共感した! 0件)
いやよセブン

2.0 幸運を呼ぶラッキードッグ

2025年9月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 0件)
odeonza

4.0 仙台日乃出スカラ座で鑑賞

2024年5月15日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ラストがとても美しい。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
ムーラン