緑の火 エメラルド

劇場公開日:

解説

「アパッチ族の最後」のアーマンド・ドゥイッチが1955年に製作した南米を舞台とする冒険映画。「壮烈カイバー銃隊」のコンビ、アイヴァン・ゴッフとベン・ロバーツが書いた脚本から「第八ジェット戦闘機隊」のアンドリュー・マートンが監督した。イーストマンカラー色彩の撮影は「皇太子の初恋」のポール・C・ヴォーゲル、音楽は「王家の谷」のミクロス・ローザ。出演者は「兄弟はみな勇敢だった」のスチュワート・グレンジャー、「喝采」のグレイス・ケリー、「女性よ永遠に」のポール・ダグラス、「日本人の勲章」のジョン・エリクソン、「帰らざる河」のマーヴィン・ヴァイ、ロバート・タファなど。

1955年製作/100分/アメリカ
原題または英題:Green Fire
配給:MGM映画会社
劇場公開日:1955年5月25日

ストーリー

16世紀、スペイン人が南米を掌中に収めたころ、ヨーロッパ人は財宝を求めて続続南米に集まった。鉱山技師ライアン・X・ミッチェル(スチュワート・グレンジャー)もそうした1人、“緑の火”と呼ばれるエメラルドを求めてコロンビアに至り、キャリアの廃坑でエメラルドが近くに存在することを証する鉱石をついに発見した。帰途、1団の漢に襲われ、弾を腹にうけて山かげに転落、更に豹に狙われて危ないところを、来合わせたリペロ神父に救われ、近くのコーヒー園に連れて行かれた。コーヒー園を経営しているのはキャサリン・ノーランド(グレイス・ケリー)とドナルド(ジョン・エリクソン)の兄弟だった。ライアンは忽ちキャサリンの美貌のとりことなった。翌日河船で町へ帰ったライアンはカナダへ行こうとしていた相棒のヴィク(ポール・ダグラス)を引き止め、2人でキャリア鉱山へ行った。ライアンとヴィクは仕事中の週末をキャサリンの農園で過ごしたが、その間にもライアンと彼女の仲は急速に進んで行った。しかし、キャサリンは心中エメラルド採掘に危惧を感じていた。採掘はいろいろな困難に直面しながら進められた。資金に困ったライアンはドナルドを仲間に引き入れ、そのため農園の方が経営の危機に襲われたが、リペロ神父とヴィクの尽力で切り抜けることが出来た。採掘が進むにつれて、地形が変わり、河水があふれて農園一帯が大洪水になってしまった。ドナルドが岩石の下になって死ぬという事件もあった。ようやくライアンが待望のエメラルドを包含する鉱石を手に入れたとき、前に襲ったことのある悪漢がまた現れた。ライアンはヴィクとキャサリンを逃れさせてからダイナマイトで山を爆発させ、悪漢たちを滅した。この爆発で河の流れも変ったし、エメラルドも消え去った。緑の火の夢からさめたライアンはキャサリンと抱き合った。

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