電話にご用心
劇場公開日:1963年2月12日
解説
ウィニフレッド・ウォルフの小説をリチャード・モリスが脚色し、ヘンリー・レヴィンが監督したロマンチック・コメディ。撮影は「ミンクの手ざわり」のラッセル・メティ、音楽は「九月になれば」のハンス・J・サルター、主題歌と「シャンタルのテーマ」を主演のボビー・ダーリンが作詞・作曲している。製作はロス・ハンター。出演者は「九月になれば」のサンドラ・ディーとボビー・ダーリン、「肉体の悪魔」のミシュリーヌ・プレール、ジョン・ランド、シーザー・ロメロなど。
1962年製作/アメリカ
原題または英題:If a Man Answers
配給:ユニヴァーサル
劇場公開日:1963年2月12日
ストーリー
洗練されたフランス女ジャーメイン(ミシュリーヌ・プレール)とジョン・スティシー(ジョン・ランド)夫妻の美しい娘シャンタル(サンドラ・ディー)は多くの青年の胸をときめかせていたが、あらゆる恋の道に通じている賢明なママはいつもロマンスに深入りするのを防いでいた。一家はボストンからニューヨークに移ったが、ここで有能な写真家ジーン・ライト(ボビー・ダーリン)に会って意気投合したシャンタルはママの後押しで結婚した。だが夫がモデルにまんざらでもない様子にシャンタルは逆上した。ママは「人間の最良の友の訓練のしかた」という犬の本を彼女に渡して夫をしつけるようにと言った。効目はすぐに現れたもののこれを知ったジーンは大荒れに荒れた。ママはロバート・スワンという幻の恋人を作って友達に電話をかけさせ、夫が出たら切って嫉妬心をあおるという、ママが使ってすでに実証ずみの新手を伝授した。このほか、毎日花束を送る手も使って成功、めでたしめでたしというところへロバート・スワンと名乗る男から電話がかかってきた。まもなく、男はジーンの父アダム(シーザー・ロメロ)でジーンとジョンの仕組んだ芝居ということが分かった。ジーンは始めからシャンタルの企みを見抜いていたのだ。翌晩ステーシー家とライト家に同時に電話がかかり、夫たちが出るとプツンと切れた。ママは夫に相手はシャンタルかもしれないと言い、シャンタルはジーンに、相手は多分ママでしょうと言った。
スタッフ・キャスト
- 監督
- ヘンリー・レビン
- 脚色
- リチャード・モリス
- 原作
- ウィニフレッド・ウォルフ
- 製作
- ロス・ハンター
- 撮影
- ラッセル・メッティ
- 音楽
- ハンス・J・サルター
受賞歴
第20回 ゴールデングローブ賞(1963年)
ノミネート
作品賞(コメディ) | |
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最優秀助演男優賞 | シーザー・ロメロ |