地獄へ片足

劇場公開日:

解説

アーロン・スペリングのストーリー「最後の男」にもとずき、彼とシドニー・ボームが脚本を書き、ジェームズ・B・クラークが監督した西部劇。撮影はウィリアム・C・メラー、音楽はドミニク・フロンティア。出演は「誇り高き反逆者」のアラン・ラッド、「地獄で握手しろ」のドン・マレイのほか、ダン・オハーリー、ドロレス・マイケルス、バリー・コーら。製作シドニー・ボーム。

1960年製作/アメリカ
原題または英題:One Foot in Hell
配給:20世紀フォックス
劇場公開日:1960年11月26日

ストーリー

1860年南北戦争後――アリゾナ州ブルー・スプリングスの村に病妻を連れた流れ者ミッチ(アラン・ラッド)がたどりついた。ミッチが戸をたたいた薬屋は、無一文の彼に薬を売らなかった。薬屋を拳銃で脅かしたミッチは、オルソン保安官に捕った。妻はその間に死んだ。ミッチはこの恨みを忘れず、復讐を誓って保安官助手になった。村の財政が年1回仲買人から得る牛の代金であることを知ったミッチは、村を乗っとりその10万ドルを奪う野心を起した。まず、今は零落した南軍中尉ダン(ドン・マレイ)を仲間にし、絵の上手いダンに村の本通りをスケッチさせた。オルソン保安官に従って牛泥棒を追ったミッチは、泥棒もろともオルソンを射殺、殉職を装い、その後釜に坐った。ミッチは、村人の信用を得るため後妻を迎える芝居をうった。雇われた花嫁はロイス・シティの酒場のダンサー・ジュリー(ドロレス・マイケルズ)だった。だが、ジュリーは寄ったダンの口から、ミッチの野心を聞いていた。2人の仲間ハリーとスチューも雇い入れた。村人はジュリーを歓迎した。安心したミッチはダンの絵図面によって、10万ドル強奪の周到な計画をたてた。牛を売り渡す日が来た。買い手に渡す牛の群れが通るのを合図に、ハリーとスチューが薬屋とホテルの主人を血祭にあげた。火焔ビンが火をふく。牛が暴走する。2人は銀行で真面目な保安官を装うミッチと会う。3人は行員と仲買人を殺し金を手に入れる。スチューは故意にミッチを負傷させ、金はダンとジュリーの手でミッチの家に運ばれた。なおも真面目な保安官を装うミッチに追手を組織して逃げるハリーとスチューを追い、遂に射殺した。留守をあずかるダンとジュリーは恋仲になった。ダンは足を洗おうとするがミッチが許さない。ミッチは仲裁に出たジュリーを殴り倒した。ダンもミッチの敵ではなく、射殺されるところをジュリーが放った1弾でミッチは倒れ、ダンは危うく助かった。

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