シャムロック大競馬

解説

ピーター・B・カイン氏作の物語をジョン・ストン氏が脚色し「3悪人」「電光」等と同じくジョン・フォード氏が監督したもので、主役は「ジョンスタウンの大洪水」に出演したジャネット・ゲイナー嬢と「サンディー」「なまけ者」等出演のレスリー・フエントン氏で、J・ファーレル・マクドナルド氏、故ウィラード・ルイス氏、クレーア・マクドウエル嬢等が共演している。

1926年製作/アメリカ
原題または英題:The Shamrock Handicap

ストーリー

愛蘭土の名家ガフネーも傾く家運にやむなく広大な邸宅も人手に渡るそうになったので、当主マイルス卿は愛馬を売ることを決心した。卿の娘シーラはロザリーンという馬を愛していた。ガフネー邸に育てられた孤児のニール・ロスがその馬のめんどうを見ていたが彼は密かにシーラを恋していた。馬買いに来たアメリカ人のフィンチは高価に買い取ったがシーラの心を知るニールは故意にフィンチにロザリーンを駄馬と思わせた。ロザリーンが駄足であることを見過ごしたフィンチもニールの名騎手たることを見抜き彼を雇ってアメリカに伴った。フィンチの騎手頭のモーガンはひねくれ者で、ニールを嫉み辛く当たったがニールの馬術の上達は目覚ましくたちまち競馬狂連の注目を受けた。ニールは出る競馬毎に勝って貯めた金2000ドルを送ってガフネー一家をアメリカへ呼ぶことにした。ところがモーガンはある日障害物競馬の際ニールを落馬させて重傷させ再び騎手たることを不可能ならしめた。間もなく卿は娘やロザリーン諸共到着したがニールの重傷のために途方に暮れた。ニールはシーズン第一の呼び畑たる障害物競馬に是非出場すると言ってロザリーンの背に身体を縛り付けて命を賭して競馬場に現れた。そして見事に月桂冠を得たニールは莫大の賞金を獲て懐かしい故郷の愛蘭土に帰り彼とシーラの結婚式は盛大に挙行された。

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スタッフ・キャスト

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