キートンの栃面棒
劇場公開日:1926年7月15日
解説
「海底王キートン」に次ぐバスター・キートン氏主演映画でロイ・クーパー・メグルー氏とジョー・ミッチェル氏との合作舞台劇を骨子として例の如くジャン・ハヴェズ氏とクライド・ブラックマン氏とが書き卸した台本によりキートン氏が監督した。キートン氏の相手役はルース・ドワイヤー嬢で、T・ロイ・バーンズ氏、スニッツ・エドワーズ氏等が助演している。1973年6月16日より開催された特集上映「ハロー!キートン」(フランス映画社配給)にて邦題を「キートンのセブン・チャンス」と改題して公開。
1925年製作/56分/アメリカ
原題または英題:Seven Chances
配給:ヤマニ洋行
劇場公開日:1926年7月15日
ストーリー
ジェームズ・シャノンの伯父さんは風変わりな男だった。そうして奇抜な遺言状を残して死んだ。その遺言状によると伯父さんが指定した時間にジェームズが結婚すれば700万ドルの遺産を譲り受けるのだった。ジェームズには恋人があった。彼は結婚をしてくれと頼んだ。しかし虫の居所でも悪かったのか彼女は承諾しなかった。それでもジェームズは更に7度結婚を申し込んだ。そうして7度肘鉄砲を食った。彼は考えた。かくては700万ドルをみすみす失わねばならぬ。彼は意を決して「求妻」の広告を新聞に出した。財産狙いの花嫁候補者は雲霞の如くジェームズに迫った。そうしてジェームズは危うく八つ裂きにされようとした。振り切って逃げ出した女たちは追いかけて来た。彼は命掛けで回った。そうして最後に恋人に会ってその承諾を得た。結婚式は指定時刻に行われた。
スタッフ・キャスト
- 監督
- バスター・キートン
- 脚本
- ジャン・ハベズ
- クライド・ブラックマン
- 原作
- ロイ・クーパー・メグルー
- ジョー・ミッチェル