赤毛布恋の渦巻

解説

「四人の息子(1928)」「血涙の志士」と同じくジョン・フォード氏の監督作品で、「アビーの白薔薇」「お針娘バーサ」のJ・ファーレル・マクドナルド氏が主演する映画である。フレッド・スタンリー氏とジェームズ・グルーエン氏とが協力して書卸したシナリオによったものである。「速成恋愛術」のルイズ・ファゼンダ嬢、「青春万歳(1928)」のデイヴィッド・ローリンス氏、「光明の彼岸へ」のナンシー・ドレクセル嬢が、助演するほか、トム・ウィルスン氏、ビリー・ビーヴァン氏、等も出演している。

1928年製作/アメリカ
原題または英題:Riley the Cop

ストーリー

ライリーは彼の受持区域で評判のよい警官であった。彼の仲良しはパン屋の小僧アヴィッドと区内の金持の独娘メリーとである。デイヴィッドとメリーとは思想の間柄で、パン屋の息子クウチェンドルフはそれを焼餅やいていた。メリーが伯母と欧州漫遊に出かけると、デイヴィッドは己れが貯金を全部引出して旅費にあて恋しいメリーの後を追いかけた。その留守にパン屋に5千ドルの消費事件が起った。疑は当然デイヴィッドにかかり、彼はドイツで官憲に捕えられる。一方ライリーはある事件から職務怠慢のかどで免職になったが、署長の同情で私立探偵となりデイヴィッドを受取りに欧州へ出かけることとなる。彼はドイツでデイヴィッドの引渡しを受け、その帰途リナという女と恋仲となり、末を約して米国へ引返す。その船中で彼はデイヴィッドが無罪であったという電報を受取った。ライリーは初めて重荷を下ろす思いがした。所で、ライリーは無事デイヴィッドを送還したので復職を許され、今はただリナの来訪を楽しみにして待つだけとなった。

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