キャプテン・フィリップスのレビュー・感想・評価
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トム・ハンクスの演技が凄すぎる!
大好きな実話系の映画。
普通の貨物船がソマリアの海賊に襲われる映画で、実話として受け止められる映画なんだけど、最後のトム・ハンクスに血がつくシーンからの演技は圧巻!正直演じてるとは思えず、喜び、恐怖、安堵、不安など様々な感情が入り混じってるのが見てるだけで伝わってきました。
これはかなり良い映画♪オススメできます!
生き死にギリギリの綱渡りサバイバル
はー疲れた。
いやはや観てるだけでここまでの疲労感を味わうとは。
常に銃口を頭に突き付けられ、いつ引き金を引かれてもおかしくない状態がずっと続く、まさに生き地獄ってやつですよ。
緊迫感だけで構成された様な映画というか、緊迫感しかないというか。いや本当、疲れました。
主人公のフィリップス船長にまるで寄り添うかの様に、カメラが彼を追い、彼を捉え、彼を突き離し、また接近し、また寄り添う。その時その時の彼のコンディションを淡々と映し出してくるので、もうその臨場感から伝わって来る切迫感逼迫感たるや息の詰まる思いです。
まあ実話ベースの話だから、結末は分かっているつもりなんです。でも、この緊張感を延々と強いられれば一体どっちに転ぶんだ?と段々不安になってくるというか。
彼を捉えた海賊チームの誰か一人でもトチ狂えば、即ジ・エンドという危機的すぎる状況。
ラスト近くのいよいよもう駄目だ!て時の船長の叫び声にこちらも胸が詰まりまくってね。当事者じゃないけど自分も覚悟を決めちゃうみたいな。
ランタイム134分間、まさに観てるこっちも全力で走り抜けた感じというか。
圧巻です。
本物の海賊がここに。
ほんの3,4年前の実話が早くも映画に。。
リアリティを全面に押し出した演出で、一見地味ながらも大きな緊張感を生んでいる。
トム・ハンクスの演技も勿論だけど、海賊側の演技が素晴らしい!
セリフも説明臭くなく、英雄的でもなければ教条的でもない。私は一緒に鑑賞した友人と感想が全くの逆であった。私はどうも海賊側に感情移入していたようだ。
ダラダラ役者に事件の感想や説教臭いセリフを言わせない事で、諸所受け取る感想が鑑賞者によって異なる、幅を持たせた良い作品だと思います。
一つ気になったのは日本語字幕の意訳に違和感を持ってしまう事か。
勇気の支え
主人公の静かなる勇気には感銘を受けました。
その勇気は決して彼個人の資質だけに拠るものではなく、家族や仲間への想いが支えとなっているのは明白です。
そしてもうひとつ、重要なのは国家への信頼です。
日本人は愛国心などと言うと、とかく軍国主義とかネガティブな連想をしてしまいますが、そういった事ではなく、人が母国を愛し信頼する代わりに国も国民の生命と財産と権利を守るという、一種の対等な契約関係が国際社会には当然のように存在します。
そして、この事件におけるアメリカはその責務を忠実に果たします。
たった一人の船長を救うため、イージス艦や強襲揚陸艦そして最精鋭の特殊部隊を惜しみなく投入し、全力で救出作戦を展開するのです。
正しく国民の信頼と期待に応えてくれるのです。
自分の生還を待っている家族がいるというのも素晴らしい心の支えになりますが、自分は見捨てられなず必ず救出しようとしてくれる祖国があるというのも勇気の支えとして掛け替えの無いものです。
振り返ってみて、これが日本ならどうでしょうか?
日本人船長が海外で拉致されても自衛隊は急行してくれるでしょうか?
マスコミは自衛隊の国外での武力行使を違憲だと非難し、野党は派兵を散々じゃました挙句船長が死んだら内閣に責任を押し付け、内閣は遺憾の意を表明する、そんなところじゃないでしょうか。
アメリカという国の軍事は確かに独善的で攻撃的なのは否定しませんが、それでも国民の信頼と期待に応えようとする姿勢は評価できると思います。
因みに、以前ソマリアで海賊ファンドなるものが発行されるというニュースがあった時、「それなら戦争ファンドも作られるんじゃないの」という声があがりましたが、それに対して私はこう答えました「戦争ファンドなんて昔からあるし誰でも買えるよ。通常はアメリカ国債って呼ばれてるけどね」
奇しくもこの映画は、海賊ファンドと戦争ファンドの対決でもあるんですね。
面白くて興味を抱かせる
今まであまり関心の無かったソマリアの海賊についてはもちろん、ソマリアの歴史から社会情勢まで調べたくなるくらい作品に引き込まれました。
これまで以上にソマリアが怖くなりました…
トムハンクスの演技も素晴らしいの一言なのですが海賊役の俳優さんの演技が凄かったです。
最初から最後まで本当にハラハラで絶対にお勧めです。
それにしてもアメリカ軍隊の頼もしさと言うか安心感は凄いですね!
登場人物一人ひとりが光る
トム・ハンクス演じるリチャード・フィリップス船長を中心に、実際にあった海賊襲撃事件を描いた作品。被害者であるフィリップス船長、そして海賊行為を行ったソマリアの青年らにも心情表現が丁寧にされている。
海賊行為を行った彼らが本当に“悪”なのか、そういった先進国と貧困国両方の価値観を考えさせられる映画。
見応え十分!
海賊に襲われ、あんな極限の状況下に置かれたら普通の人間だったら精神的にやられ、肉体も持たないだろうな。実際に海賊と対峙した船長に敬服するし、それを十分に表現したトム・ハンクスは素晴らしい!
ボーン・イン・ザ・U.S.A.
久しぶりに見応えのあるハリウッド映画だったし、まさにトム・ハンクスの演技の真骨頂が堪能できる映画だった。手に汗握る、ド迫力の臨場感、どんだけお金と時間をかけてもアメリカじゃないと作れない一級品のエンターテイメントです。考えさせられる事が沢山ある映画ですが、すっ飛ばして結論だけ言います。DVDじゃダメなんです。スマホやタブレットじゃ駄目なんです。映画館じゃなきゃ駄目なんです!見るなら今でしょ(笑)
プロの演技を改めて実感↑↑
常に緊張感がありました。結末は誰の立場で見るかによって安堵したり切なくなったり…深いです。個人的には面白く感じましたし、お気に入りの映画です。
役者さん達の演技もとても上手で凄く引き込まれました。
終始ハラハラ
誰もがなんとなく内容はわかって見ると思いますが、分かってても終始ハラハラします。
海賊も恐ろしいんだけどアメリカが本気出すともっと恐ろしいなと。。。
映画としての演出もしっかり見応えがあった。久々にアメリカのアクション映画?を見て面白いとおもえた!
海上輸送の仕事ってなかなか知る機会ないけどそういう点でも新鮮だった。
傑作ですが・・それだけではないなにか。
内容としては、恐らくまだまだ記憶に新しいだろう 2009年に起きたアメリカの「アラバマ号」を海賊が襲撃して、船長が人質になって、オバマ大統領の指揮のもと、ネービーシールズが出動したそれです。
まぁ・・当時のニュースを覚えてたので、結果はわかってはいるけど。
やはり・・ドキドキしますよね。
監督は、「ジェイソンボーン」シリーズのポール・グリーングラス監督。
元々、リアル嗜好の監督なので、かなり雰囲気がリアルです。
予告編を観る限りだと、どうしても襲われた側の正義感のようなものが全面に出てるように見えましたが・・
あのソマリア地域の大変さなども、しっかり描かれてたので・・
なんというか、観終わったあとに、なんともしれない
いたたまれない気持ちにもなりました。
それでも、泣いてしまいました。
なんだろう・・緊迫感の描写がすごいので・・ずっとドキドキさせられるのですが
海賊のソマリア側にも立てるし
襲われた、キャプテンや船員の立場にも立てる。
久しぶりにズシンとくる、重い映画にやられたって感じですね。
とりあえず・・・海賊しなくてもよい。
そして・・今、こうして生きてる事に感謝します。
けど・・けど・・・
もっと、みんなが平和に生きていける世界になるように望みます。
誰かが幸せだと・・誰かが不幸なのかなぁ・・。
そんなの悲しすぎます。
っと・・そんな映画でした。
最高のトム・ハンクスを見た
今年観た映画で文句なしにTOP3に入る。
実話はストーリーの展開に制約があるが、細部までよく練られた脚本と、実写をふんだんに取り入れた作りものではない映像、出しゃばらない音楽、それにスピーディーで必要な情報を逃さない編集、いずれも超一級の仕事だ。
大きなスクリーンを、波を掻き分け進む大型コンテナ船マースク・アラバマ号のスケール感は圧倒的。そのアラバマ号との距離を詰めようと、航跡波をものともせず小型船で追う海賊たちの死に物狂いの形相はとても演技とは思えない。
独り人質になった船長を救うために繰り出される救助部隊。国を挙げての救助作戦はアメリカならではだ。日本だったら、事実関係の情報収集に追われるだけで手も足も出ない。国民の生命と財産を守るのが国家の使命という当たり前のことができる国は強い。
軍歴のないごく普通の船長と、漁師が武器を持っただけの海賊。玄人の駆け引きが存在しない一触即発の危うさが緊張の糸を今にも引きちぎれそうなところまで引き絞る。
救助を待つフィリップ船長。何もせずにじっとしている方が安全な局面でも行動してしまう。それは助かりたいという希望よりも、もう伝えられないかもしれない家族への思いをなんとか形にしておきたいという切なる願いからだ。
この気持ちがラストで涙となって溢れ出る。
海軍の女性衛生士は女優ではなく本物だそうだが、素晴らしいラストシーンを作り上げた。
最高のトム・ハンクスを見た。
生と死のドキュメント
ポスターや予告映像からにじみ出る感動要素はほぼ皆無。
先進国と途上国、持つ者と持たざる者、貧富の差から生じる争いなど、正に弱肉強食の縮図の一端を、この作品からは強烈な温度を伴って感じる事が出来る。
貨物船が海賊によって襲撃・ジャックされる一連の様子とその顛末を、まばたきできないくらいの緊張感で描写した表現力は素晴らしかった。
どうなんの?
どうなんの!?と言う緊迫した展開の連続に、時間が経つのを忘れてしまった。
生きる為に仕事をすると言う事と、生きる為に犯罪を犯すと言うパラドクスが、この作品のもう一つの見所の様にも思えた。
ヘタなホラー映画よりよっぽど怖く、楽しめます。
トムハンクスの演技が良い
物凄いテンポで物語が進み、緊張が伝わってくる。実際にソマリア沖であった海賊事件でキャプテン役のトムハンクスが良い。序盤の海賊対策の徹底と指揮はキャプテンらしく、当局に海賊に襲われた連絡も落ち終いていた。結局、何人かの海賊と海を漂う事になるが、その場面も人間らしく恐れと死の覚悟をしながらも演じる所が良い。
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