桐島、部活やめるってよのレビュー・感想・評価
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すごいミステリアス。桐島はそもそも本当に存在したのか、、、
「桐島」っていう名前がタイトルには入っているのに桐島は最後まで出てこない。今か今かと待っていたけれど結局出てこなかった!最後に神木隆之介と階段ですれ違ったのが桐島だったのかな?
一人の人間がいなくなるだけで周りの人間があんなに混乱して、どんどん変わっていくなんて不思議。山本美月の連れの女子だけは最後まで変わんなかったのかな。あのキャスティングは神がかってる。普通よりちょっと可愛いか可愛くないかくらいの女子がクラス一番の女子に媚び売って必死でスクールカースト上位をキープしながら、時々それを自覚して呆然となる的な。
神木隆之介がバレー部キャプテンに食ってかかるシーンと、橋本愛が友達の代わりにひっぱたくシーンかっこよかった。
東出昌大イケメンだなー。でも棒読み感。そういうキャラだからいいのか。
それにしても桐島、出てこなかったなー。本当に存在したのかな。高校生が信じがちな都市伝説の類か?と途中で思った。だってみんな一人の人間に引っ張られすぎだし、ありえないくらい右往左往してるんだもん。どんだけ桐島に依存した学園生活だよって感じ。
曜日ごとに何カットにも分かれてるっていう映画の演出、すごいよかった。金曜と火曜の重厚感、土曜のあっという間感。
大後寿々花、神木隆之介の淡い恋が実らないところも、切ないけどリアリティがあっていいな。橋本愛カップルみたいに付き合っていることを周りにバラさないカップルって本物な感じがする。アピールしまくるカップルは、人が見てないところでの綻びを修復しきれなくて破綻して行くんだよな。私もそのパターン。
思ったより私は学園ものが嫌いじゃないらしいという結論。
文句無しのNo.1青春群像劇
ついに出会ってしまった、生涯の最高傑作です。終わった後に呆然とし、そして、何度も何度も観たくなる。すごい。
決して派手さもない。でも、それがまさにリアル。ヒリヒリします。
素晴らしいのは、あくまでも舞台は学校(放課後の街のシーンは出てくるけど)であること。
たまに必要不可欠な時にだけ登場する教師以外の大人が1人も出てこないこと。
これは、あくまでも高校生活の世界の中心は学校であることの表れなのかな、と。
個人的に好きなのは、映画部の二人の友情だけが、この映画の中で唯一の本物だということ。スクールカーストの下位に居るけど、こういう部分で真の勝ち組。
逆にカーストの上位に居る子達の空虚さがじわりと浮き彫りになる。東出くんは、演技が拙いけど、逆にそれがヒロキの空虚さを表しているようで、いい味出してた。
後、沙奈役の松岡茉優ちゃん、上手過ぎ。
この子は多分これから伸びてくるはずだ。
ラストシーンの何ともいえない余韻は、いつ観ても心地が良い。そして、いつの間にか涙が頬を伝う。なんで泣いてるのかもわからないけど、なんか感動してしまう。
不思議な青春群像劇です。文句なし!
主人公はだれ?
てっきり「桐島」が主役と思いきや、ラストまで1度も出て来ませんでした
斬新な映画です
どこの学校にもヒーロー的、アイドル的な存在の生徒がひとりやふたりはいるはずです
そのヒーローが突然姿を消したことから生徒たちは騒ぎ始め、人間関係に微妙な変化をもたらします
「桐島」と直接関係がない生徒までも影響を受けます
「桐島」は生徒たちにとって絶対的ヒーローです
学校という狭い世界の中で生徒が右往左往する姿に現役高校生は「あるある」、私のようにかつての古い高校生も、当時と空気感は違えど「そうだったな」と懐かしく思えることでしょう
様々なキャラクターの高校生が登場します
きっと誰もが誰かに自分を重ね合わせて鑑賞することと思います
「桐島」が不在である以上(一応神木隆之介さん演じる前田が主人公なのでしょうが)、主人公は観ている人が自分で決めることが出来る映画です
今この時代の中で見ておくべき作品
劇場公開中から話題だったにも拘らずパッケージ化されたから見たのだが、「これは映画館で見ておけば良かった」というのが観賞直後の率直な感想。
原作未読なのでどれほど原作が優れているのかはわからないが、映画単体として捉えて、この作品は2012年前後の世代を代表するような作品になるだろうと思う。
どの時代にも、その時代にだからこそ見ておくべき、その時代に見るからこそ価値のある、そういう作品がある。僕が若い頃ならば『竜二』や『ヒポクラテスたち』のように、その時代の若者の生々しさを切り取ったような作品。もちろん、そこは虚構の世界ではあるのだけども、妙に生々しく感じるもの……、それが『桐島、部活やめるってよ』という映画で全編にわたって醸し出されている。実際の今の高校生達の評価はわからないのだが、多分間違いなく、今の若者の生活のなかに漂っているだろう空気感を見事に描いているという事を、見ている大人たちに伝えている。
すっかり中年になってしまった僕が、あと10年先にこの映画を思い出して感慨深いものがあるかと言えば、ちょっと違う気がする。また、20年後の若者がこの映画を見て誰もが敏感に何かを感じるかと言えば、それも違うと思う。
ただ、今この時代を切り取ったという意味では、この時代のなかで鑑賞され、この時代だからこそきちんと評価されるべき作品ではないだろうか。
食わず嫌いでスルーしていたことを後悔した。
面白かった。
なんて言ったら良いのか、面白い作り方してますよね。
ホント、日常を上手く表現しているとゆうか、この音のないBGMもない淡々とした退屈な日常。毎日なんて、こんなもんだと。
それぞれの金曜日?それぞれの目線で描かれています。
前半の退屈なシーンがあの屋上で繋がったときにあっ、面白いって思いました。
リア充ね笑
なんか、高校生活あるあるだけどね、スクールカースト?ふざけんな笑
関係ないです。
桐島が部活やめるってザワザワして物語がはじまるけど、桐島くん出てこないんだよね(笑)
結局、神木隆之介くんより東出くんが主役っぽくて、最後に電話してる東出くんが流した涙とか後ろ姿とか…そういうんがこの映画のメッセージとゆうかね。
なんてゆうか、頑張れ!って思いましたよ。
映画って、面白いよね!な作品でした。
終わりじゃないことが終わり
後からじわじわ来る。
学校内の
暗黙の序列を多観的に感じて
それぞれの気持ちを咀嚼して
最後、東出さん演じる宏樹の心の揺らぎに集約される。
幕の閉じ方に賛否ある様ですが
話が完結しないことで完結している。
終わりとして受け入れられる。
面白い
生々しい高校生の日常
高校時代を思い出させる映画
ググっと心を突かれるような映画です。
妙に演出じみてないのでとてもリアリティがあります。群像劇で時系列もバラバラですが、そういったごちゃまぜ感も淡々とした演出のおかげで惹きこまれます。とくに私は主人公と同じ映画部に所属していたので非常に共感できる部分が多かったです。
スクールカースト
違う形の青春
劇中で何度もでてくる「桐島」という単語。この、タイトルにも出てきている彼は劇中には一度も姿を現さず。
この、バレー部エースで男女共に信頼のあつい「桐島」という人物が、バレー部をやめるということで、周りが大きく振り回されていく。映画自体の構成はとても面白い。
そしてこの映画の面白いところは、劇中に出てくる高校生がとてもリアルなところ。
高校生にとって部活の存在は大きい。目立っている部活や、地味な部活。運動部文化部。所属している部活でその人のキャラクターがだいたい決まるといっても過言ではない。
男女関係。クラスの中心人物である男女。そこの中での恋愛…そこのグループ外からの恋愛。嫉妬。仲良し女子グループ内での対立。
そんな、高校生のモヤモヤと、「学校」という小さな括りの中だけでの事件。
自分たち自身にとっては大きな事件。
一人一人が、違う形で青春している。ラストもジーンとしました。素敵な作品。
学校描写がすげー
スクールカースト最下位男子が大逆襲する話
ブラスバンドの演奏をバックに、スクールカースト最下位の映画部男子が、カースト上位男女に、ゾンビとなって大逆襲する話。
ここだけは、見る価値アリ!!
バレー部の桐島が部活をやめる
バレー部の桐島が部活を辞める。
この一見何でもないことがそれまでお互いに何の干渉もしていなかった学校生活、バランスを保っていた人間関係に波紋を拡げていくことになる。
展開はドタバタコメディの流れであるが、次々と時限爆弾が爆発していくような展開に終始飽きさせなかった。
青春は爆発です。
群像劇の体なので何処かでぶつかるのだろうとは思っていたけど、まさかゾンビ映画撮影だとは思わなかった。
その後の場面で映画部の面々がバレー部の前で座っている辺り、かなりボコボコにやられたんでしょうね。前田のイメージの中では勝っていたけど。。
「戦おう。ここは俺たちの世界だ。俺たちはこの世界で活きていかなければならないのだから。」吹奏楽部も映画部もバレー部も、みんな相容れないのだから、自分の居場所は自分で勝ち取らないといけない。
ただ、屋上で衝突した場面でバックに存在感を示していた吹奏楽部はあの
場面での頂点だったと感じています。
「今の良かったよね。」はそういうこと?
部活動時間である夕方の時間帯を多様していることがボロボロと壊れていく調和の不安定さを引き立たせていて、映画の雰囲気をすごく良くしている。
さらに「告白」のときもそうだったけど、橋本愛の透明感のある存在感が儚し美し。彼女の佇まいがこの映画そのもの。
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