おおかみこどもの雨と雪のレビュー・感想・評価
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アニメの世界をのぞいてみました
なんだか最近、今敏の影響でアニメへの興味が高まっておりまして、細田守監督を見てみたわけです。
タイトルだけ見た時は、はたしてどういう意味だろうと思っていましたが、なんとそのまま「おおかみこども」の話でした。その設定で一気に映画が面白くなっていて、やっぱり彼らが変化する瞬間に常に引き込まれましたね。あと、一番好きだったのは、小さい頃の雪の笑い声! それはそれは楽しそうで、こちらまで一緒に転げまわりたくなりました。
それぞれの「おおかみこども」の決断があるわけですが、そこへの持って行き方が、もうひと盛り上がりあったら、もっとのめり込んだかなと感じましたです。
時にはアニメもいいですね
花の爪の垢でも飲んで反省しろ!! と思ったw
花のような母にはなれない・・・(>ω<、)
おおかみになってはしゃぎまわる
雪と雨はめちゃくちゃかわいいです。
普段あまりアニメは見る事がないのですが
たまにアニメもよいものですね(^^)
良い映画
主人公が狼男との間に出来た子供を苦労しながらも楽しく育てる話。
主人公 花が大学で出会った風変わりな男は実は狼男だった。
二人は同じ大学の講義を受けていて、付き合うようになるが、あるとき男から正体を知らされる。花は男が狼男だという事を気にせずに付き合い、そのうち子供を授かるようになる。
貧しいながらも二人で協力して子育てしていくが、2人目を授かったときに夫と連絡が取れなくなり、その後、川で死んでいる夫を見つける。
夫の貯金でなんとか生活を送って行くが、子供も夜泣きや遠吠えをするので、近所からの苦情やペットの飼育は禁止されていると言われ、田舎へ引っ越す事になる。田舎でぼろぼろの古民家をタダ同然で借り、修繕しながら畑を耕し自給自足の生活を送ろうとしていた。畑も最初は失敗ばかりだが、花の一生懸命さを見ていた近所の老人から色々なアドバイスを受け、順調に生活ができるようになっていく。
一方、雪は学校でもうまくやっていき人間として生活をして行こうするが、雨は学校はあまり得意じゃなく森で遊ぶのに夢中になっていた。
雪も雨もある程度成長した時に、雨が先生と呼んでいた森の主のキツネが死に、雨がその跡を継ぐというようになる。その頃大きな台風が町にきており雨は森へ出て行ってしまう。花は雨が森で生活する事に反対だったので、雨を追って森へ入るが見つけられず足場がくずれて滑落してしまう。雨は花を近くの駐車場まで連れて行き、そのまま森に帰ってしまう。雪は学校で仲良くなった男子におおかみこどもであることを打ち明けるが、それを受け入れてくれる。
そのまま、雪は人間として生き、雨はオオカミとして生きるようになるって言う感じで話が終わった。
正直、夫のオオカミオトコが死んだ理由とか、貯金だけでそんなにながくやっていけるのかとか気になる点は多くあったが、楽しく見れた。子供に見せたい映画って感じ。
こどもたちのはしゃぐ姿がとても愛らしく、そして母の強さに感動
全編にわたって素敵な音楽が流れてる中、雪の回想形式での語りですすむ花の子育て奮闘記と雪と雨の成長記録のドキュメンタリーでもあります。
幼少時代の雪たちのはしゃぎまわる姿がとても愛らしく、母として花の意思の強さにも感動して、里山の生活や大自然の表現に感動し、雪や雨の成長と決断にも目がはなせないなど色々な要素が詰まっていてほんとにいい作品だと感じました。
まさかの直球ファンタジー
ファンタジーなのに、最初にファンタジーだと明示しているのに、地に足がついている。そのファンタジーたる奇想天外さと、真正面から描かれた普遍な親子の絆。この2つを共存させ、かつ誰もが涙する。恐るべし。
親の喜びと悲しみ
あり得ない設定ながら、本当にありそうだなぁという気持ちになってくるほどリアリティーがある。特に、子供が大人になっていく過程における親の気持ちが良く書かれていて、強く共感できる。特に雨がかっこ良かった。宮崎あおいの声もぴったり。
細田守監督の力
総合85点 ( ストーリー:80点|キャスト:80点|演出:90点|ビジュアル:80点|音楽:70点 )
狼人間という空想の話を持ってきておきながら、それを現実的な家族の話として愛情と人生の選択を上手に取り上げていた。夫のわずかな貯金もいつまでも続かないだろうし、家族の生活を母一人でどうやって支えたのか、助けてくれる大学の友人はいないのかというような突っ込みどころもある。でもそのようなところをばっさりと切り捨てて、描きたいところを集中して描いてくれるのは本筋がわかりやすい。事情のある特殊な子供ではあるけれども、結局は愛する我が子に惜しみない愛情を注ぐ母の姿と子供たちの成長、人生の岐路を美しく見て取れて、悲しみも含みながら幸せな気分にもなった。夫との出会い、子供たちとの関係も純粋な描き方で綺麗だった。
映像は、時々実写をコンピューターを使って取り入れたものをアニメ処理して使っているように思える。悪く言えば手抜きともいえるが、綺麗だし労力の節約にもなるので良くないことばかりでもない。それが良いのか悪いのか、このあたりの判断は難しい。
「時をかける少女」「サマーウォーズ」と細田守監督の過去の作品を観てきて、今回のこの作品で彼の演出力の高さを確認できた。私はこの監督が気にいったし、今後の日本の映画界に大きな足跡を残す人となってもらえると期待しているし、今後の作品も楽しみだ。
花の強さ
映画評価:75点
2013年12月20日の地上波を録画して観ました。
覚えやすい名前
親しみやすい絵
愛らしいキャラクター
ジブリの次は細田監督作品といわれても、私は受け入れられますね。
現実的なファンタジーは、リアルと違うからこそ感動出来るし、応援出来ましたね。
今回の作品は、ビックダディを見ている感覚で見てましたがアニメの子供は可愛い!
愛着がわきましたね。
これからも支持します。
ここまで賛否分かれるアニメも珍しい。
先日金曜ロードショー録画を鑑賞。
私は比較的に面白く見れた。物語中盤の雪原を走るシーンは感動とも違う、何かこの家族の幸福感にあてられて涙してしまった。素晴らしいシーンだと思います。
ジャンルとしてはファンタジー映画ですが、多くの物語とは構造が違っている。現実世界にファンタジー素材が介入して非現実を作り出すのではなく、逆にファンタジーの人間(おおかみ)が現実でどう生きていくかの物語。結局現実社会で個人がどう生きていくか。構造的には現実の社会の映画の様に思えます。
おおかみこども達の存在が現実の差別やら子育て問題の社会構造の問題の比喩になっている様に見えて物語では全くそこには触れません。問題提起してる描写が感じ取れるのに一切をスルーされると見ている方はフラストレーションを感じざるを得ません。
先のファンタジー逆転の構造が鑑賞者を惑わせる要因となって監督がいくらファンタジーとしてその中の世界を美しく描いても観客は現実から抜け出せない。何か心の何処かで違和感や"で、これからどうすんの?実際"という無粋な感情が生まれてしまう。
要所のシーンの美しさや、こどもたちの成長の演出はとても好きだけど、以上の事から全体的に惜しい印象が否めない。
現実感と非現実感のバランス
何とも、後味が微妙な作品なんだろう。
皆さんの評価が二分化されているのもわかるなあ。非現実的なファンタジーとしてみても、面白いし、子供にも見せられる。現実感を求めて、実話としてみると設定のディテールが少し甘いし、生活って悲壮感がやっぱり甘いなって感じてしまう。だからバランスなんではないでしょうか。アニメーションって(特にジブリ作品は)どちらかに徹底されていたのでないでしょうか。だから、見る人は明確であり、、みたくない人は避ければ良かった。そういう意味では、この作品、評価に困る。キャラも可愛いし、ファタジーとも言えるが、ストーリーは微妙、突っ込み所満載です。言いづらいんだが、まあまあとしか言えない。ファンタジーに癒される年でもないし。かといって全面的に否定するほど、ひねくれ者でないし。なんか、レビューし辛い作品でした。
オタクが一般人向けに映画作ってあげました
つまんね。
ほ~ら狼子供かわいいでしょ~、とか
ここで号泣してね~、とか
監督の狙いが透けて見える映画。
これで感動できないのは素人だというのなら私は素人で結構です。
オタクが一般人向けに映画作ってあげました臭がすごい。それに、一般人向けに作った割にはオタク臭がすごい。
サマーウォーズもそうだけど、あの人物の大袈裟で不自然な動き方といい、御都合主義丸出しの設定、物語展開といい、この人は秋葉原から外に出られないんだなあと思ってしまいました。
狼子供も、獣臭そうな狼にでもすればまだ見直せるのに、オタク受けしそうな小綺麗なビジュアル。
人物も、顔の横の毛の書き方が綾波レイそっくり。
どこか、いや全体的にオタク臭いんだよなあ…
ああ、だからハウル降ろされたのか。
作品の至る所にトトロのオマージュという名のパクリが見られますが、そういうのがちらつけばちらつくほど、ああトトロって凄かったんだなあ(別に好きではないけど)と思い知らされます。
個人的に、雪が男の子に怪我させちゃって車の中でごめんなさーいって号泣するシーンは、サツキがお母さんが死んじゃったらどうしよう!っておばあちゃんの前で号泣するシーンのパクリだと勝手に思っているのですが、今まで散々ギャーギャー泣いたり喚いたりしてきた雪が今更ここで泣いたってあんまりグッと来ません。サツキは今までいい子だったからあのシーンで感情爆発させる事に意味があるのに。
あと、あの転校生の男の子の、他人との距離の取り方がなってないのが(初対面の女の子にいきなり獣臭いと言ったり、素っ気ない雪に執拗につきまとったり)、二次元で生きている人の描く世界だなあと思いました。
最後に。
バツイチのくせにいつまでたっても大人にならない少女気取りのぶりっ子、宮崎あおいの声が耳障り。以上。
人間性が意外にリアルでした。
主人公を取り巻く環境に住む人々の人間性が民放ドラマなんかよりも非常にリアルでした。
アニメってよりもドキュメンタリー的な構成が意外性があり面白ろかった。
内容的に子どもにはウケないと思う。
田舎の閉鎖的な社会の描き方、農作物を作る難しさ、子どもの心身成長と将来の選択と親の立ち位置などがリアルに描くと必ず起こり得る問題だよねぇと思えます。
ファンタジーしてないから最近のジブリより面白かった。世界観がハッキリしているのがいいと思います。
悲しい映画でした
金曜ロードショーにて、初めて観ました。
映画館にまでは観に行くほどではないまでも
興味があった映画でした。
ですから、肯定的な視点でいましたが、、
とても悲しくなりました。
花とおおかみ男は、、一体何なんだと、、思いました。
全く持って、こんなに不愉快な映画は生まれてはじめてです。
子供達が、苦しむのは明らかに分かり切った話で
一人ならまだしも、二人も身籠って生み、、
無責任極まりない、大人としてありえない。
通常の人間にはなりきれない苦しみが
子供達の人生にのしかかるのは当然で
なのに、
花は最後、満足気な顔、逆に 雨の選択を許すがごとく表情。
同じ母として、許せない。
雪も、雨も、花のそばから離れ強く生きていくような想定ではあっても
それは、花とおおかみ男が子供達の人生を無責任に扱った結果。
途中出てくるショウタ君の親も、子を捨て男に走る。
だから、早く大人になりたいとつぶやく雪に頷く。
この映画に出てくる大人は
ただの性欲と自己愛を肯定する醜い大人ばかり。
最低最悪の映画。
気分が悪くなった。
子を持つ親は、ほとんどが子の人生に責任持ち
精一杯守る。
これは、この映画は、おかしい。
勿論子供が親を守ることは美しいかもしれないが
花は子供に守られすぎ。
よく虐待を受けた子供が
どんな状況でも、親を擁護する言葉を紡ぎ出すが、、
そんな、様相と同じだった。
それとも、
子殺しさえする身勝手な、大人になりきれない親への
メッセージなのか。
こんなにも気分を害する映画は無いと
一緒に見ていた子供へ話した。
悲しい映画でした。
全く感情移入が出来なかった・・・悲
細田作品は好きな方です。
全体的に評価の高かった本作品を楽しみにしていたのですが、
私には全く合わず残念でした。
エンターテイメントでは無く、ヒューマンドラマとしての映画でした。
そして、合う合わないが出やすい映画だと感じました。
他の方の評価にも記されていますが、
本作品は登場人物の誰かに感情移入が出来るかどうかがキーのようです。
自分は全く、誰にも感情移入出来ませんでした。
確かに描写の美しさや田舎生活の素晴らしさはあるのかもしれませんが、
「(苦悩等も含め)素晴らしさ」の押しが強く、長い。
自然描写の中にも風土や文化、歴史等の意味があれば良いのですが・・・
ストーリーは、様々な場面において物事の因果関係の表現が
欠如、あるいは、不明瞭であり、
それを見てみないふりするには、
ファンタジー感やエンターテイメント性が掛けており
妙な所で妙に現実感を出されて、概ね中途半端。
自分のカチカチの頭では追いつけません。
加えて声優陣、雪のナレーションが小学校の音読会の様で
気になって私の耳には言葉が入らず、
花の声も「あおい様」がちらついてしまい・・・。
見方を変えると純朴さは出ているのかもしれません。
とはいえ、花の葛藤や雪・雨の成長の表現において
子育て経験者、子供好きの方、懸命に自立をされてきた方などから
支持される理由は分からなくも無く、
良い悪いで二元的に評価するならば、良い映画でした。
全185件中、101~120件目を表示