劇場公開日 2012年7月21日

「悲しい映画でした」おおかみこどもの雨と雪 エスターさんの映画レビュー(感想・評価)

0.5悲しい映画でした

2013年12月22日
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鑑賞方法:TV地上波

悲しい

金曜ロードショーにて、初めて観ました。

映画館にまでは観に行くほどではないまでも
興味があった映画でした。
ですから、肯定的な視点でいましたが、、
とても悲しくなりました。

花とおおかみ男は、、一体何なんだと、、思いました。

全く持って、こんなに不愉快な映画は生まれてはじめてです。

子供達が、苦しむのは明らかに分かり切った話で
一人ならまだしも、二人も身籠って生み、、
無責任極まりない、大人としてありえない。

通常の人間にはなりきれない苦しみが
子供達の人生にのしかかるのは当然で
なのに、
花は最後、満足気な顔、逆に 雨の選択を許すがごとく表情。
同じ母として、許せない。
雪も、雨も、花のそばから離れ強く生きていくような想定ではあっても
それは、花とおおかみ男が子供達の人生を無責任に扱った結果。

途中出てくるショウタ君の親も、子を捨て男に走る。
だから、早く大人になりたいとつぶやく雪に頷く。

この映画に出てくる大人は
ただの性欲と自己愛を肯定する醜い大人ばかり。

最低最悪の映画。

気分が悪くなった。

子を持つ親は、ほとんどが子の人生に責任持ち
精一杯守る。

これは、この映画は、おかしい。

勿論子供が親を守ることは美しいかもしれないが
花は子供に守られすぎ。

よく虐待を受けた子供が
どんな状況でも、親を擁護する言葉を紡ぎ出すが、、
そんな、様相と同じだった。

それとも、
子殺しさえする身勝手な、大人になりきれない親への
メッセージなのか。

こんなにも気分を害する映画は無いと
一緒に見ていた子供へ話した。

悲しい映画でした。

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エスター