劇場公開日 2012年7月21日

おおかみこどもの雨と雪のレビュー・感想・評価

全186件中、121~140件目を表示

4.0映画という媒体には向かない話

2013年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

花に感情移入できるかどうかが全て。

これは子供の成長物語ではなくて、少女が女になり母になり、子供が娘になり母と対等な女になるのを描く、花の成長ストーリーなのだ。

子供の成長物語だと思うと、序盤の都会での話が冗長に感じる。そこの視点の切り替えが田舎への引っ越しという形で明確にきてしまうのでなおさら。

2時間ぶっつづけの映画では、そのあたりがわかりにくいように思う。
半クールほどのTV作品ならばそのあたりはうまく描けたのではないかと感じる。

とにかく、エンディングの歌詞で泣いた。

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くりぽん

4.5夏に見たい映画

2013年8月4日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

幸せ

ジブリの「風立ちぬ」が自分はダメ派だったので、こちらの映画の方がよいという
レビューを見てすぐにDVDを借りました。
結果、こちらの方が断然よかったです。

風景の描写の美しさや、コマの使い方、人物の見せ方、どれをとっても感動しました。
普段ジブリ以外は現代アニメを見ないのですが(ジブリも最近は惰性で見てますが)、
これは他の方にもおすすめしたいです。

ストーリーも構成がしっかりできているので、人物に感情移入しやすく、
自分の小さかった頃、娘時代を卒業した頃、(母にはなってませんが)結婚後など
どれをとっても、「ああ、そうだったよね」というシーンに出会えました。
もともと「ど田舎」育ちだったので、畑のシーンも「そうそう!」と
思わずうなずいてしまいました。
また、テンポもよいので、作品にぐいぐい引き付けられました。

☆4.5にしたのは、自分の人生を変えてしまうくらいの衝撃とは
ならなかった点で5にしませんでしたが、風景描写の美しさはもっと見たいと
思う作品でした。

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Kei

3.5中の人は多分もっとしたたかだぜ。

2013年7月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

幸せ

 前作『サマーウォーズ』で一躍日本のトップアニメーターとして認知されるようになった細田守だが、この『おおかみこどもの雨と雪』もまた、7月から長期に至るまで上映され続けているということを鑑みれば、その評価が非常に高いということがうかがい知れる。主人公・花の愛した男が実は狼男で、彼との間に設けた子をシングルマザーとして田舎で育て上げるという趣旨は全作同様、田舎の人々の温かさという回帰的な羨望や、家族という社会における最小のコミュニティをモチーフに扱ったものだといえるだろう。私的には、映画を観始めて数十分で「これ賛否両論、どころかアンチと信者に極端に分かれそうだ」という感想を持った。それほどまでに、肯定要素と否定要素がこの作品には混在している。
 否定的な側面として、ディテールを盛り込むことによって起こる物語の破綻が挙げられる。主人公の花が奨学融資でバイトして苦学生するのは良いとして、クリーニング屋のバイトで仕送りなしで生活できるかどうか疑問であるし、信念持って勉強してるのに狼男という圧倒的マイノリティと避妊もせずに子供を作るし、ワープア街道まっしぐらなのに二人目までつくるし絶滅種の父親がゴミ収集車で片付けられるし引越し屋のトラックの運転手で長期間親子三人が暮らしていける貯金なんて残せるわけないし休学した学校どうしたのか気になるし(休学中も学費かかるし、中退は奨学金一括返済ですよ?)予防接種とか人間でも犬でもどっちかでやっとかないとマジでプロプレムだし田舎の人々の描き方が紋切り型だしあんなでっかいボロ屋を一人でキレイにできるわけないし野菜作りを失敗しているのって絶対長期の出来事だからそのあいだ生活どうしてたのか疑問だし新しく始めたバイトが安すぎるし12年間で子供たちを「育て上げた」って言うには短期間すぎるし、後どうしようもなく宮崎あおいの声から「森」の香りがするなどなど、ケチをつけ始めたら際限なく出てきてしまう。ディテールによってリアリティが失われているのなら、それは肯定されるものではないし、そういう面ではこの物語は失敗している。だがそういった批判を踏まえた上でも、少し視点を変えれば逆方向には細田守の理想が、冒頭の質感を感じさせる花々のように咲き誇っていることを観客は知るだろう。
 主人公・花はひたすら受け入れ続けてきた。狼男という夫を、その血を受け継いだ子供たちを一人で育て上げるという道を、あらゆる困難を笑顔一つで受け入れた。そしてこの花の「受け入れる」という態度に、観客は細田守の人生観や世界観(正しい用法での)を垣間見ることができたのではないだろうか。社会にしろ自然にしろ、個人はその大きな渦にただ飲み込まれるしかない。しかし、そこで人が最初にして最後の強さを発揮できるとしたら、それは「受容」という強さではないだろうか。そして、父親が生前に言った「子供たちを自由に生きさせたい」ということの終着点に、雨は受け入れたいものを探し出し、雪は受け入れてくれるものと出会ったのであるならば、まさにこの父と母はその生き方と残した言葉によって子供たちを導いたのだといえる。
 終盤に、森に生きることを選んだ息子を花は「私はまだあなたに何もしてあげられていない……」と言って引き留めようとする。だが既に花は「受容」という、もっとも母として強い愛を子供達に与えていたのではなかっただろうか。この物語における愛とは、与えることではなく世界の受容の仕方だったはずであり、そして既に息子は母からそれを学んでいるのである。そこが人の世であろうと自然の中であろうと、その愛さえあれば、きっと子供達は母と同じく花の咲く丘で誰かと寄り添うことができるに違いないのだ。
 抵抗や変革を行わず、しかし決して諦めもしない。「受容」という静かな生のあり方を大自然を使い躍動的に描いた今作、アニメーションがどうしようもなく「絵を動かす」というメディアである以上、これまでのアニメは「動き」を魅せることに終始するしかなかったが、細田は「受容」からなる「佇まい」をアニメで魅せることに成功しているのである。この技法を以てしてこの作品が革命的であるという評価は頷けるものがある。ただ、二時間弱という尺の中、駆け足で物語を進める必要があったためか、出来事の「結果」ばかりが先立ちそこに「動機を持った人間」の、特に「大人」の不在を感じざるを得なかった。そこが今ひとつ作品を楽しむ上で壁になっていたことが残念だ。

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13番目の猿

3.0「時かけ」から劣化し続ける・・・・・・

2013年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

幸せ

細田監督作品は「時をかける少女」で好きになりましたが、「サマーウォーズ」を見て自分の評価がガクッと下がり、今回もまた下がりました。以下、その理由として4点挙げられます。

①冒頭で「母についての物語です」と断っているのに後半は息子と娘の話になってしまっている。話が一貫していない。おそらく子供も見ることを鑑みて子供達の話を入れたのだろうが、かえって話が散漫になった。冗長にも感じ、一緒に見ていた母も「まだ終わらないの?」とぼやいていた。
②「田舎の大自然の美しい風景」の描写がしつこい。「大自然の素晴らしさ」をテーマとして物語に組み込まないかわりに映像でアピールしようというのだろうが、かえってくどいと感じた。「『この美しい大自然を知ってもらいたい、大切にしてもらいたいんです』という気持ちは、もう十分伝わったからから勘弁してくれ」と言いたくなった。
③「おおかみこども」が全然関係無い。ファンタジーなモチーフな割に、物語を駆動させる装置以上の役割がない。これが例えばラピュタなら、シータの台詞『なぜラピュタが滅びたか、今分かったわ。(以下略)』にテーマが集約されるようにモチーフとテーマがしっかりと絡み合うが、本作には何の意味もない。
④確かに田舎の地域社会の人間関係には本作で描かれるような良い面もある。だが、排他の原理も強い。最近、田舎の村で村人のいじめから大量殺人が起きたが、こういう負の側面に対して監督は無頓着なのだろうか。
サマーウォーズもモチーフ(血縁関係のコミュニティ)に対して良い面しか語っていないが、相変わらずこの人はテーマに対して良い面しか語らない。

細田監督はポスト宮崎監督と言われていますが、自分は決してそうは感じません。
宮崎監督はテーマに対しても公平でストレートなメッセージをぶつけてきます。そして、そこに嫌みな感じがないです。
ですが、個人的な感覚で申し訳ないですが、細田監督の場合は何か嫌みな感じがするんです。主張がうるさい割にテーマに対して公平な態度ではない・・・・・・、そういう風に感じられます。

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tokyonightkeepers

4.5「雪」の無邪気っぷりが最高っ☆

2013年7月18日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

萌える

現代社会におおかみにんげんがいる、まずこの設定であまり見る気なくしました。

でも細田監督作品大好きなので、見てみたら・・・

はじめから最後までテンポ良く、おおかみにんげんドラマをたっぷり魅せてくれました!最後は涙でグショグショになっちゃいましたよ。

おおかみこども「雪」の無邪気っぷりがもう最高っ☆

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ツチノコぶろぐ

5.0これはアニメでもなんでもなく、母親の愛情の物語ですな。

2013年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

幸せ

いや、夫婦愛だったり・・
親子愛だったり・・
兄弟愛だったり・・
男児の独り立ちのはなしだったり・・
女児の初恋のはなしだったり・・
・・するのだな*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

てか、蒼井優さん(本作には関係無いが)もだけど・・
宮崎あおいさんのCVは破壊的に素晴らしいぞ。・゜・(ノД`)・゜・。

あめとゆきの声優さん?も上手!!!

ジブリの没落(*風立ちぬ見ないと分からないが)により、危機が囁かれたジャパニメーションですが・・
いえいえ何の何の♪───O(≧∇≦)O────♪
マッドハウスもだし・・
プロダクションIGもだし・・
もちろん細田さんはじめ本作スタッフも!!!

素晴らしいです!!!

日本のアニメーションは大丈夫!!!

谷村美月さん。
●サマーウォーズに続き、こちらにまで(つД`)ノ

☆評価は・・
DVD新作300円基準で(*^^)v

DVD買う度 ◎◎◎◎◎
モ1回見たい度 ◆◆◆◆◆
おすすめ度 *****
デートで見る度 ◇◇◇◇◇

観た後の行きたい土地】
里山?山里?田舎に行きたくなります。
観た後の食べたい一品】
焼き鳥をタレで(≧∇≦)

こちら、伯爵准品質保証作品です♪(*^^)o∀*∀o(^^*)♪

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えびかに伯爵

5.0何回観ても飽きない

2013年5月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館、DVD/BD

泣ける

悲しい

幸せ

設定には色々無理があります。
おかしいだろって感じる場面もいくつかあります。

でも、一番好きなアニメ映画の1つです。
劇場へは3度観に行き、小説も買い、BDも買いました。

雨と雪の幼少期は可愛らしいです。
もう何度も観てるので感動とかはあまり感じないのですが、何故か飽きません。

子供はワガママで奔放で親は大変なんだけど、それでもやっぱり自分の子供は可愛いんだなーってのが子供のいない私にも感じられました。

好き嫌いが別れる作品なのかもしれませんが、私は大好きな作品です。

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フォックス

2.5いまいち

2013年4月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

見終わった直後は、「まあまあかな」と思っていたのだけれど、
なーんか時間がたつほど腹がたってくる感じが不思議な作品。
なんつうか、花さんがあんまりにもいい人すぎて苦手だわ
過ちを犯したむすめを叱る時なんか冷静すぎて、
「そこは演技過剰になっても、娘をはっとばす所だろっ」と
イライラしちゃいました。
しかし、十二歳で子育て終了ちょっとうらやましい(笑)

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masarin9889901

4.0蒟蒻シティー

2013年3月30日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

単純

【ジャンル】
感動系、家族、ファンタジー、動物

【詳細】
脚本3
セリフ4
間合い4
明快度5
映像5
音楽3
配役4
カメラワーク4
リアリティ4
感動4
疾走感3
テンポ3
アクション3
スリル4
壮大さ2
格好良さ3
恐怖1
カタルシス3

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蒟蒻シティー

2.0オオカミの皮をかぶった底の浅い商業映画

2013年3月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

難しい

まず、正直な感想としては「断片的なテーマをご都合主義でまとめた上にオブラートで包んだよくわからない映画」という感じでした。

細田監督が得意とするCGも多用していて映像は非常に綺麗なんだけど、とにかくテーマが不明瞭かつ不適切。

女子大生の主人公「花」は、学生でもないのに講義を受けている長身イケメンに恋をする。
イケメンは自分がオオカミ男であることを告げるが、そのまま愛し合って子供が生まれる。

本来、人とオオカミのDNAは構造的に異なっているのでどんなに頑張っても狼人間は生まれない。このあたりで「これはSFなんですよ」と視聴者にお断りを入れているわけだ。

それにしても、「俺はオオカミ男だ」とカミングアウトした男と避妊もせずに性交してしまうあたり、最近の女子大生の乱れた性を表現しようとしているんだろうか。

それにしても獣姦である。画面には裸の女性と狼が布団になだれ込むシーンが映し出され、序盤から居心地が悪い。

「そういうシーンを描かないと後半の説明がつかない」というのもわかるが、あえて描く必要性はあるのだろうか。長年タブーとされてきた獣姦を全年齢アニメで描くのは教育上どうなのか。少なくとも自分に幼い子供がいたら見せたくはない。飼い犬と性行為の真似事でもされたら大変だ。

なんというか、発想が同人誌レベルなのである。

その後、2匹のおおかみこどもを残して父親のオオカミ男は死んでしまい、母親はシングルマザーになる。

都会のアパート暮らしだったため、暴れる子供に隣人から苦情が来たり、事情が事情なために定期検診も受けないことを不審に思った児童相談所が押しかけてくるシーンは、現代の子育てのしにくさや虐待問題を暗に表現したいのだろうか。

結局、人里離れた田舎に引っ越すことになり、廃屋のようなところに住み始めるのだが、実際問題としてシングルマザーが(特殊なハンデを背負った)子供を人里離れた田舎で育てるというのは相当の苦労があるのではないか。

これは誤解を恐れずにあえて言うのだが、「特殊なハンデ」という意味では障害児を抱える親の子育ての状況とも受け取れる。

生まれつきの体の障害は染色体(遺伝子)異常によって引き起こされるのだが、異常な染色体を持った親からは同じように障害児が生まれてくる可能性が高くなる。

障害を持った人でも恋愛し、子孫を残したいと願う気持ちはあってしかるべきなのだが、そこに葛藤が生まれるというのはよく耳にする。「もし自分のような障害を持った子供が生まれてしまったら」という恐怖がつきまとう。

最近では「障害」と呼ばずに「個性」だという風潮もあるようだが、今回のおおかみこどものようにおよそ個性と呼ぶには特殊すぎるケースの場合、子育ては壮絶なものになるだろう。

「アニメだから」という理由でそのへんの苦労を難なくこなしてしまう母親は、男性の俺から見てもバイタリティあふれるスーパーウーマンに見えた。

監督が女性だったらもう少し違う表現になっていたかもしれない。というかそもそもテーマに選ばないだろう。

しばらくの間は「貯金で」子育てするという設定だが、役所の手当もなしに子供を小学校まで育てるのにどれほどの金が必要かを考えると相当額の貯金があったのではないかと思われるが、このへんも妙にリアリティがない。実家の親には子供がいることを報告しているんだろうか。

「となりのトトロ」に代表される自然をテーマにした作品は、環境問題や自然の大切さを問いかけてくるため家族で観やすいし、映画賞などでの評価も高いんだと思われるが、自給自足のために畑を耕し、地元の農家と打ち解けていくシーンは、田舎のすばらしさを表現したいんだろうか。狙いがよくわからない。

最終的におおかみこどもの二人は、女の子が人間の世界で進学するため都会で寮生活、男の子がおおかみの世界へ戻ることを決意して一家離散する。

母親は都会に戻ることもできたのだろうが、おおかみになった男の子がいつでも戻れるようにと田舎暮らしを続けているんだろう。

「しっかり生きて!」とこどもに声援を送る母親だが、これは視聴者の誰に対するメッセージなのか。

冷静に考えると、人間界での生活を選んだ女の子はいずれ恋をして、再びおおかみの子供を産むのだろうか。

そしておおかみの世界に戻った男の子はメスのおおかみと交尾して、やはりおおかみの子供を授かるんだろうか。

そのあたりの疑問をすっかり丸投げにしたまま映画は終わる。

ちなみに、おおかみの母乳は人間のそれと成分が異なるため消化できず、おおかみに人間の育児は生物学的に不可能なんだとか。

また、世界各地で報告されている「野生児」は、発見後数年で死亡してしまうケースがほとんどらしい。たいていの場合、育児放棄された子供が半野生化するのではないかと見られている。

SF作品にリアリティを求めるなと言われたらそこまでなのだが、この作品はリアルさを追求している場所がずれていて、しかも中途半端なので妙な違和感を感じる。

おそらくではあるが、映画の企画やストーリー作りの会議で

「おおかみと人の恋という設定はどうでしょうか?」
「最近は育児が色々と問題になっているので、そのあたりも散りばめて」
「自然も入れたいよね、壮大な山とか、雪景色で」
「小さい子が急に半獣化したらかわいいよね」
「子供は二人いて、それぞれ別の人生を歩むというのは」
「いいねそれ、子供の自立という暗喩になるね」
「リアリティは、ストーリーの邪魔にならない程度で」
「これでいきましょう」

みたいな打ち合わせがあったのが感じ取れてしまうのだ

利益回収が目的の映画産業ではよくある、ご都合主義のストーリーというやつだ。
何か1本筋の通った信念のようなもの(一番何を言いたいか)がないから、都合のいいシーンを無理な設定でつなぎ合わせて可愛らしい動物というオブラートに包むという。

まさにオオカミの皮をかぶった商業映画でした

「時をかける少女」や「サマーウォーズ」が良かっただけに残念。

ではでは

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@どMなキョン

2.0はい、泣いてね作品(海猿状態)

2013年3月21日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

単純

何が言いたいのかよくわかりません。

親が必死で子供を育てること。

外野から見ればどんな親子でも感動がありますが
おおかみとの子供たちって、あえての設定がよくわからん・・・

お父さんが死んでしまった理由が
最後にはわかるのかな?って思って見てたけど・・・

泣かせようという演出が、僕にはすごくうざい。

よく解らん

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きば

4.0誰も彼も必死に生きている

2013年2月26日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

花のバックグラウンドがほとんど見えませんがあまり重要ではないです。おそらく。
二人の「おおかみこども」を育てるただ一人の母親としてひたむきに奮闘する様を画面いっぱいに見せてもらいました。
見ながら色々な事を考え想像し、母と子、それぞれの思いに心を揺さぶられます。
微笑ましくもなり、苦しくもなり、愛しくなり。

見せたかったのは親離れ子離れという点に尽きる気がします。
ラストシーンははとても良かったですし、監督が込めた思いも伝わってきます。

ただ最初に述べたように母親のバックグラウンドが見えない分、彼女の葛藤が薄く思えてしまう。
画で表現出来ているかというとそうでもない。
ほんの少しの見せ方で随分変わる気がします。次の作品に期待したいです。

宮崎あおいさんの優しい演技は素敵でした。
作品の色や匂いにぴったりとハマる女優さんです。

現実に向き合い笑って悩んでへこんで転んで立ち上がる。
命あるものの生き様を、丁寧に丁寧に描いた一作だと思います。
見てよかったです。

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nano-hana

3.5物足りなさを感じてしまった・・・

2013年2月25日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

笑える

好きな監督で何処か期待して観ていたせいか後半に、物足りなさを感じた・・・
全体的に作りは良質で好感が持てたし「母と子」のテーマも感じられたが
「おおかみこども」と言う”凝った”設定にしたのだから
個人的には、もっと強く訴えかけても良かったように感じてしまった。

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年配キリギリス

4.0いつか訪れる“子離れ”準備映画。

2013年2月23日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

“おおかみの血”というのが例えば『前科』とか『身心の障害』を象徴した表現だとしたら、わりと普遍的なお話になってくる。
親がその境遇を呪ってないなら、子供たちはそれを受け入れ育ち、そしてそれぞれに生き方を選んで行くんだろう。いつの間にか訪れるその時に、ちゃんと背中を見送れる親でありたいと思わせられた。

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ウシダトモユキ(無人島キネマ)

3.5ラストだけ魂を感じた

2012年12月29日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

楽しい

飛行機の中で見ました。
この映画は知らなかったです。監督さんも知りませんでしたが、アニメ「時をかける少女は」見たことがあります。(退屈な映画という印象。)

この映画の絵は、コンプレックスアニメにならないように注意し工夫した絵って感じ。
本質はコンプレックスアニメの絵と同じように思えます。
見れなくはないが、むずがゆい。

雨が最後に選んだ道が、それに答える花が、監督さんが一番見せたかったところでしょう。
そこには、魂を感じました。
感動しました。

ただ、それ以外のストーリーが・・・
妄想だから、魂は感じない。
頭でも考えてないから、関心もしない。
一枚の絵にもバックグラウンドをスケッチブックいっぱい妄想しないのでしょうかね。
花の両親は?友達は?花の好きな食べ物は?好きな色は?好きな教科は?初恋の人は?実家は一軒屋?犬を飼っていた?
そういうの何も設定してないような軽いストーリー。
田舎の人に受け入れました^^のクダリは必要だったんでしょうかね?

この監督さんはまだ発展途中って感じですね。期待してます。

雪の声はよかった!

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あおい

4.0なんかリアル

2012年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

設定は現実にはありえないけど、
こういう子供たちいそうだよね。
って感じだった。
雪ちゃんに共感できるところがあった。

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マイリー

3.0母親への手紙。

2012年11月3日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

この映画は「母」に対する手紙だろうと思いました。

母親が傷つくだろうとわかっていながら、それをあえてやってしまう気持ちは、男の子なら誰にでもある経験でしょう。
自立心からか、それとも屈折した表現で愛情を確かめたいのか、いずれにせよ今となっては土下座しても足りないようなことを平気でしていました。
しかしそれでも子どもを心の底で肯定する母親というものには、息子は結局かないません。

この映画はそんな「母」に向けての感謝の手紙なのだと思います。

理想的すぎるといわれるのも、納得。大概の息子は底の底で、この映画から感じられる母親のイメージを、持っているのだと思います。

本人にはとても言えないですが。

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がらだま

2.0丁寧な自然描写だが本物にはとうてい及ばず

2012年9月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

上映時間が2時間弱、なのにまるで3時間以上座らされていたかのような退屈感のある映画でした。

人間である母と狼男の父の出会いから、子供達の一定の成長までを描いたストーリーなのですが、どんなテーマを念頭に作られたのか、正直全く判りませんでした。

上映中に印象に残ったのは、数がやたらと多く、時間も余分にたっぷりと掛けられた自然描写の数々。風のささやき、草の息吹、水の調べなどが一生懸命にアニメーションで描かれています。

・・・が、やはり本物に叶うはずも無く。森の中の動物達のたたずまいなど、きちんと撮影されたドキュメンタリーでなら非常に興味をそそられますが、敢えてアニメで観たいとは思いません。スタッフの誰かが、不必要なチャレンジ精神を発揮してしまったのでしょうか。

作品中の時間の流れもあまりにご都合主義が鼻につきますし(畑1面を耕して畝をつくり、さらに新しく1面を一から開墾するシーンが、観客の立場からは1日か2日で女性一人でやり遂げたように見えました・・・無しでしょう)、とてもあの傑作を作った方々とは思えない残念な結果でした。

暴言覚悟で正直な感想を記すと、常識に欠ける若者が、いきおいで出来ちゃった婚してもきっと幸せになれるよ、子供は勝手に育つんだから、というエール?を送る映画なのかな?

子供時代の、特に雪ちゃんの表情は可愛かったですね。

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gsacra

4.0親と子の成長をじっくり追った作品

2012年9月21日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

設定はかなり奇天烈だけれど、「母と子」という普遍的なテーマを基本に据え、花と雨、雪の3人が13年かけて、親として、子として、共に育ちあいながら成長して行く姿をじっくりと追った作品で好感が持てました。
ただ、雨があいう生き方を選んで、花が村人たちに何と説明したのかな???ってなことはまぁ、どうでも良いか(^^;

中学生の恋愛を描いた『時をかける少女』。結婚を前提にした家族関係が底流の『サマーウォーズ』に続く作品と位置づけられ、これで3部作の完成とういうところでしょうか。

しかし、一見気難しそうな近所の農家の韮崎オヤジを声を演ずる菅原文太兄ぃが、とってもイイ味出してましたね~。

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shikahiko

4.0選択するチカラと勇気

2012年8月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

幸せ

人は日々の生活の中で、また生きていく上で、大小様々な"選択"をしている。それは年齢に関係なく、大人も子供もそれぞれの立場でそれぞれの選択をしながら生きている。人生など選択の連続なのだ。「おおかみこどもの雨と雪」はそういう映画だと私は感じた。
花、雪、雨がそれぞれの生きる道を選択をしていく、変えられないことは受け入れながら…時に悩み、衝突しながらも、自分たちが選択した道を必死に努力しながら生きている。
きっとそれは誰のせいにも出来ない。きっとそれは悔いを残さない。それぞれの選択なのだ。どれが正しいかなんて分からない。分からないけど自分で決めなければならないのだ。花が選択した生活を理解し、雪の努力を応援し、雨の選択に涙した。そして雪の友だちの男の子が選択した行為にも感動した。良い映画だと思います。

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harukita