フライトのレビュー・感想・評価
全48件中、21~40件目を表示
アカデミー賞ノミネート
アカデミー賞にノミネートされとったらしいけど、そこまでいいとは思わなかった。アルコール中毒、薬物依存性がこんなにひどいとは思わなかった。最後も何か改心して終わったけど、どうせだったら最後まで突き通してほしかった。
酒、ドラッグに溺れた男
最後の急転直下の展開に驚き!!
デンゼル・ワシントンにアルコール依存性の役ドハマリしてる。どんな役もこなしてる彼だが今回のパイロット役、依存性の役はほんま適任でした!
依存症患者が依存症だと認める事の難しさ
「英雄か?犯罪者か?」
というコピーが、大分誤解を生んでいるらしいが、実はこういう意味だった。
英雄→素晴らしい機転と操縦技術で被害を最小限にとどめたこと。
犯罪者→アルコールとコカインを摂取して飛行機を操縦したこと。
飛行機が事故を起こしたのは、整備不良による部品の磨耗が原因であり、ウィトカー機長に落ち度はない。むしろ、彼の機転と冷静な判断によって多くの命が救われた。
しかし、アルコールとドラッグを摂取して飛行機を操縦する(多くの人命を預かる)のは明らかな犯罪である。この事故では多くの命を救ったが、彼はいつかその同じ命を危険に晒すことになっただろう。
彼はアルコールの問題で離婚しているので、離婚が原因でお酒やドラッグに溺れた訳ではない。何がきっかけで依存症になったかは、ここではあまり問題ではない、少なくともその辺りの事情を描かなかったのは作り手がそう判断したからだろう。
ここで重要なのは、依存症患者が自分は依存症(病気)だと認める事の難しさであり、助けが必要だと認める事の難しさなんだと思う。
機長は酒を飲むことがいいとは思っていないが、自分はやめようと思えば自分でやめられると思っている。
病院で出会うニコールは自分は依存症で助けが必要であり、もう二度と元には戻りたくないと思っている。
彼よりも一歩先を歩いている人間。
しかし、そんな彼女の助言も聞き入れない。
事故の犠牲となった恋人だった客室乗務員に自分の罪を着せるという段階で、ようやく少しは彼に残っていた良心が真実を告白させる。
『失われた週末』を観た時にも感じたが、依存症患者は飲み続けるためなら、どんなことでもする。ありとあらゆる場所に酒を隠し、酒を買うために商売道具を売り払う。
ウィトカー機長は命を運ぶ仕事をしているという基本的なことまで忘れていた。
それが依存症の恐ろしいところなんだと思う。
今作はフィクションではあるが、フライト前にアルコールの検査をしないというのはどうにも解せなかった。
機長が病院で出会うガン患者を演じたジェームズ・バッジ・テールは印象に残った。
この作品の後、大作に続けて出演しているのはこの演技が注目されたのか?
心の葛藤を描く人間ドラマ。
・最後まで飽きずに観れた。正直なところもう少し重い映画かと思って期待していなかったが、主人公のキャラクター故か思ったよりライトな感じで個人的には見易かった(そこが賛否両論あるところだと思いますが。)
・人間が変わるためには、まずは自分の罪を認めること、という結末。
・確かに飛行技術は完璧。事故はパイロットのせいでないのは明白。でもだからと言って、事故の責任を問われなかったとしても、アル中である人生が幸せか?という話。さらに深読みすると、人間の幸せとは?というところまで行き着く。「パイロットの地位+名誉」をとるか、「人間としての正しさ」をとるか。
・泣ける映画ではないと思っていたが、不覚にも最後息子が訪ねてくるシーンで泣けた。アル中ほどではないにせよ、誰しも少なからずある自分の中の葛藤と重ねあわせて観ると、より深みが増すのではないだろうか。
予告で騙された
予告編だけを見ると「旅客機を救ったパイロットは英雄か犯罪者か」という非常に引き付けられるものだった。
しかし、実際作品を観てみると、そのパイロットはアル中でましてやクスリまでして飛行機を操縦している。
完璧に犯罪者じゃないか!
自分の職務への責任力の低さ、どう見ても大人の考えとは思えない。
これを最初から「アル中の主人公がアルコールの依存性を見せ、それを克服していきます」といった内容で示してくれれば、また見方は変わったかもしれない。
僕は気付いた。ウソは身を滅ぼす
映画「フライト」(ロバート・ゼメキス監督)から。
主人公のパイロットが、アルコールを飲んで操縦しても、
旅客機墜落の危機を「背面飛行」という離れ業で乗り越え、
多くの乗客の命を救った。
このことが、犯罪者か英雄か、と問われる展開かと思いきや、
意外と、良心・ウソや神などにスポットが当たり、
監督がこの作品を通じて、私たちに何を伝えたかったのか、
ちょっとわかりにくかった。
気になる一言は「アル中をなおす人たちが集まる集会」で、
前に出て体験発表していた男性の発言メモ。
「ここに、アルコール中毒の人は?」(主人公以外は挙手)
「それを確認することが大切です。
それによって、本当の自分を自覚する。ウソをつくほど、
僕の人生はどんどんウソで塗り固められた。
僕は気付いた。ウソは身を滅ぼす、
ウソつきはここにいられない」と熱弁したシーンから。
そして、ラストシーン。
「まるで生涯のウソをつき切ったみたいだった。
それ以上、ウソはつけなかった」というように
「ウソ」という単語が飛びかったから、
「良心の呵責に耐えかねて」がピッタリの映画だった。
P.S.
作品冒頭、主人公の動きが気になった。
「スマホにかかって来た電話がうまくとれないシーン」
(搭乗しようとして)「タラップにつまずくシーン」
こんなことを、メモする私も私だけど・・。(汗)
予告編詐欺映画
英雄か?犯罪者か?高度3万フィートの真実とは?て日本版予告編のサスペンスを思わせる作り、配給会社の集客のためなら何でもする詐欺はいいかげんやめてくれませんかね。
これらは最初の30分で全て明らかになっているので、本作はサスペンスではありません。
駄目人間が最後に更正の道を選ぶヒューマン・ドラマです。
主人公がなぜアル中になったのか?そして最後の最後近くまで更正する過程を描かないのは、クライマックスの主人公の証言で感動させようとする意図的な演出なんだけど、そのおかげでこっちは、駄目人間の駄目っぷりを1時間半も延々と見せられてずっとイライラ(怒)
なぜアル中になったかわからないんだから、同情の余地は無いし、何百人の命を預かるプロとして、乗客を救ったことより、飛行機に乗る自体が大罪でしょう。
最近のアメリカは、メンタル弱い人が主役の映画が多いですね。
あと、ここまで露骨なキリスト教賛美映画も近年なかなか珍しい。ハ〜レ〜ル〜ヤ〜♪
人間の二面性を問う
いい意味で期待を裏切られた映画だった。
アトランタ行きの旅客機にトラブルが発生。機長の神業的な操縦テクで不時着し、墜落の大惨事を免れる。機長は一躍英雄になるが、アルコールが検出され…。
機長は果たしてアルコールを飲んだのか?否か?…という話ではなかった。
この機長、英雄どころか、とんでもない男だった。
好きな物は、アルコール、クスリ、女。
冒頭から、CAと一夜を共にした後で、フライト前なのにクスリもアルコールもやる醜態をさらす。そんな状態で操縦席に座り、さらにフライト中にもこっそり飲酒する。何て奴だ!
しかし、決して悪人という訳ではない。墜落の危機を救ったのは紛れもない事実。
事故の後、アルコールをやめる決意をする。
ところが、事故の事で疑いがかかり、それから逃避するかのように再びアルコールに溺れる。
彼を救おうとする協力者にも暴言を吐く。せっかく知り合った女性にも暴言を吐く。
今度こそアルコールを断ち切ろうとするが、大事な公聴会の前夜、再三アルコールに手を伸ばす…。
悪人ではないが、弱い人間なのだ。
周囲の信頼を裏切り、自分の心の弱さに負ける。
弱くても、自分と葛藤する。
“嘘”という名の制服を着たまま空に戻るか、“真実”という名の自分をさらけ出すか。
人は誰でも葛藤した覚えがあるだろう。大小どんな葛藤でも。
葛藤を通じ、人間の二面性を問う。
善人でもあり、堕落したダメ人間でもある主人公。
そんな複雑な主人公に、デンゼル・ワシントンはぴったり。
以前は正義感の強いイメージだったが、最近はダークな役もこなし、その二面性の体現に説得力がある。
今回もオスカーノミネートも納得の素晴らしい演技。
ロバート・ゼメキス12年振りの実写復帰作だが、手腕は全く衰えていない。
とても見応えのある映画だった。
ツッコまずにいられるか
人間は堕落し易い。ただその最中には気付けないが挽回するチャンスは何度かある。それを掴めるかは…。
ケリー・ライリー演じるニコールは過去の自分を嫌い、薬を拒む事に成功する。積極的にセミナーに出席し自らの過去を認める。
一方デンゼル・ワシントン演じるウィップ・ウィトカーは…最後のチャンスをものに出来ない。
取るな。取るな。取るな。そうだ、取るな。素直に部屋に帰れ。よしいいぞ。って取んのかよ!とツッコミたくなるくらい気持ち良い惨敗っぷり。まぁあそこで取らなかったとしても実質的には勝利は出来ないわけだが。
ラストシーンには考えさせられた。
息子は父をどう思っているのか。許したのか。許していないのか。それとも「異物」として見ているのか。果たして人間はやり直せるのか。
間違いないのは、誰かが許さないとやり直せないということ。
病院の階段で会う末期癌患者の男。
ジェームズ・バッジ・デール。
凄く存在感があったと思う。名前を覚えておきたい役者であった。
デンゼルは、裏切らない
デンゼルが好きです。一人の男が、人として一番大切なものを掴んでいくお話。
演じきりました。デンゼルは。ヤハリ、デンゼル。裏切りません。
素晴らしかったです。
ダメ人間でも、生きている。一生懸命生きているんです。
そこに、人の命の賛歌を観ました。
結局、誰も、死んでいない。それが、この映画のミソだと思います。
迷走
あなたの息子です。娘です。
あなたの父です。母です。
人間です。水です。空気です。そして、大地です。
最後の嘘をつかなかったお陰で、人生の迷走(FLIGHT)をとめることができた。
失うものは何もない。自由になれた。
友人が、息子が、恋人が戻って来た。
私たちアルコール依存症者に希望をもたらす映画です。
映画として有り得ない観るだけ無駄な作品!
これはいけません!映画として成立させようが無い物語であります。
主人公の心の葛藤が一見して、描かれているようで有るが、深酒をする理由そのものが明らかにならない物語では、ドラマは、そもそも映画として成立できません!
彼がアルコール依存症で、酒を絶つ事が出来ずに、その為に家族を失い、家族より、酒を選んだと言うのなら、そこには、それ程までに、酒を止める事が出来ない理由をみせてくれなければ映画として、観客は納得出来ないし、映画として描く意味が無いし、物語として観る価値は無い。
只の、本当の酒好きが高じて、止められなくなってしまった哀れな主人公のお話と言うだけなら、「それがどうした?」と言う話しではあるまいか!
好きで飲んでいると言うなら、好きなだけ、勝手に飲んで居れば良いだけだ。
愛する妻にも離婚され、子供にも相手にされず、自己の人生を完全に潰してしまう事になっても止められなかったアルコール依存症とは、彼にとって一体どんな存在だったのかが、最後迄決して描かれる事は無かった、そんな映画の企画が通って映画になった事こそ、コカインか、アルコールの効果が働いているとしか思えない不思議な作品だ。
酒屋か、コカイン販売元がスポンサーの映画なら、この企画も有りかも知れないが、そんな筈が有る訳が無いので、この映画の企画が成立した事自体がミステリーである。
「俺は好きで、自分の意志で選んで飲んでいるのだ!」とのたまうシーンがある。
それ故、彼は決してアルコール依存症と言う事では無く、あくまでも、自己の決定権を持っていつも、自覚してアルコールを手にしていると言う持論を展開させているようにも思うが、それこそがアルコール依存と言う病を患っている事であり、その事を自覚していない事こそが問題であると言うように描いているけれども、そんな事は解りきっている事で
それでは、全く的が描かれる事の無い作品だ。
デンゼル・ワシントンと言う名優の起用も有り、そしてゼメキス監督の演出だと言うのに、この脚本では、全く役者を活かしようがない!
私の人生の時間を元通りに返せ!そして金を返せと言いたい。でもこの映画を観る事を選んで、観た事それは、100%自己決定であり、自己責任と言うのか?
それでは、詐欺で有る!
いくら、墜落までの迫力が有る、面白い作品ですよと言っても、無意味である。
やはり予告編でつまらなそうと思った作品は観るべきでは決して無いのだと言う証明作品だった。救いようの無い駄作で失敗作品でも、あたかも素晴らしい良い作品に思えてしまうのが、映画予告編編集の技で有り、命だが、しかしこの映画予告編でも乗り気が出無かった作品なので、当然の結果と言う作品だ。ここまで出来の悪い作品一体どうなの?
想像していた内容と違った・・・
墜落の原因を探る映画かと思っていたら、そうではなく、言ってみればアル中の話だった。薬中でもある。何だか肩すかしをくった感じ。最初にあの飛行機事故を描いてしまい、一方で事故とはまるっきり関係のない薬中の女の話も出てきて、どうやってデンゼルと絡むのかと思ったら、そういうことだったのね。飛行機の操縦士というのが主題ではなく、単なる職業。あの故障を腕で乗り越えたことを讃える映画ではなく、あくまでアルコールの話。別に話としては悪くないけど、何だか宣伝にだまされた感が強く感動できなかった。あの結末でよかったのかな? 考えさせられた。
なかなか
シネプレックス新座にて鑑賞
事故のシーンは迫力ありましたね。
でも、そこはあくまで序章。
本質は、人間の欲と見栄とプライドがテーマか?
趣味も裏を返すと依存の一種。
それがすぎると中毒になる。
人に迷惑がかからなければ、何ら問題はないが
ギャンブルだったり、アルコールだったり、
薬物だったり、セックスだったり、人に危害が及ぶ可能性がある中毒は
かなり厄介である。
それを本人が認識しておきながらやめられない
だから、中毒なのである。
大切な人が、次々と離れていくでもやめられない。
人間は小さく弱いのに、プライドがあるから更にややこしく
嘘で塗り固められていく。
なかなかのヒューマンドラマですよ。
まあ、今は飛行機に限らず車でも
事前検査が厳しいですから
そう簡単にアルコール検査をすり抜けて、
フライトはできないですけどね。
フライトって何の関係?
宣伝でもやってた背面飛行。
事故のシーンは見ごたえありました。
しかしこの映画はこれで終わり。
ストーリーは単なるアル中が更生するというだけの話。
これをねっちりもっちりやっていくんです。
フライトとは何の関係も無しです。
昔、会社の先輩でアル中から更生した人がいたのでそちらの方が余程実感がありました。
この映画で酔っ払い運転は止めようと主張したかったんでしょうか?
10年、20年前ならうけたんでしょうね。
今更なんでこんな飲酒運転禁止キャンペーン映画を撮ったんでしょう。
謎です。
悪魔を憐れむ映画(´∀`)
『バック・トゥ・ザ・フューチャー』『フォレスト・ガンプ』でお馴染みロバート・ゼメキス監督12年ぶりの映画(・∀・)
映画の冒頭で目覚ましが鳴るシーンは『バック・トゥ・ザ・フューチャー』を連想しましたよワーイヽ(゚∀゚)メ(゚∀゚)メ(゚∀゚)ノワーイ
「俺はゼメキス映画を観に来てる」と改めて感じますなイイネ♪d('∀'o)
でも今回はアル中で薬中の不良パイロットが墜落事故を起こしてからの顛末を描く『バック・トゥ・ザ・フューチャー』とは全然違うテイスト。
デンゼル・ワシントンは堅物の役が多いけど、今回は見た目は堅物っぽいけど起き抜けに元妻から電話がかかってきて息子の養育費を請求されてて、その隣に寝てるのがスチュワーデス(;´∀`)さらにこれからフライトだっつうのに酒を飲んで、さらに気つけにコカインを決めるという駄目人間を熱演(゚∀゚ ;)タラー
離陸前にジョークを交えながらアナウンスをするという余裕を見せておいて、その直後にまた飲んでさらに搭乗してコックピットに入っても酒を飲むという駄目さ加減(;´∀`)
しかし操縦の腕は天才的で、機体を180度回転させるという離れ業をやってのけて、死人を最小限に食い止める。
そして本題はここから。
ウィトカー機長の血液から大量のアルコール反応が出たし、このままなら終身刑は免れないという危機的状況にも関わらず、ドン・チードル扮する超敏腕弁護士は次々と機体の故障という証拠を上げて行き、ウィトカーを無罪にしようと奔走するε=ε=ε=┌(o゚ェ゚)┘
そしてウィトカーの親友のジョン・グッドマンΣd(゚∀゚d)イカス!
あのファッションもイイネ♪d('∀'o)
ウォークマンでストーンズの"Sympathy for the Devil"(悪魔を憐れむ歌)を聞きながら病院にずかずかと乗り込んできて「ほら差し入れだぞ(○ ̄∀ ̄)ノぁぃ」と酒と薬を持って来る(;^ω^)
そして大けがしてるにも関わらず酒と薬を決めるこのウィトカーのえげつなさヾ(゚Д゚ )ォィォィ
あれだけの大事故を起こしときながらまだやるかと(ノ∀`)アチャー
この2人の共演、さらにBGMで流れてる曲も含めれば『悪魔を憐れむ歌』をどうしても思い出しちまう(゚д゚)イーヨイイヨー
ウィトカーはあれだけの大事故にもかかわらず、死人を数人に食い止めたことから国民的英雄とマスコミで取り上げられるが、アル中だったんじゃないかという疑惑も取り上げられて一躍時の人に。
さすがに一度は懲りて、マスコミから隠れるため自分の生家に身を隠す時に家にある酒をどんどん処分するけど・・・どうしても外に出ると酒を買って飲んでしまうΣ(゚Д゚ υ) アリャ
病院で煙草を吸ってるところ、薬中で病院に入ってたニコールと知り合って退院後に再開してウィトカーがマスコミの目につかないよう隠れてた生家に連れて行って同居するようになる。
冒頭のシーンで分かるけど、酒と薬に目がない駄目人間だが女にはかなりもてるという羨ましいことこの上ないキャラo( ゚Д゚)oブンブン
その間も弁護士はウィトカーを無罪にすべく色々と工作をして、もう酒は飲むなと釘を差す。
犠牲者の葬式に参列しても、そこに参列してたベテランスチュワーデスに「事故調査委員会に質問された時は俺に不利になるような証言はしないでくれ」と頼む駄目っぷり(・∀・)
そしてニコールは薬物依存症から抜け出そうと、社会復帰のため色々努力するも、ウィトカーは一向に酒をやめられない(´・ω・`)
ニコールはいつまで経っても酒がやめられないウィトカーに愛想を尽かして出て行く。
元妻の家に行った時も散々なじられてたけど、まあ酒が原因で離婚したんだろうな~と容易に想像がつく(゚∀゚)アヒャ
そして事故調査委員会の公聴会が始まるが、ホテルの部屋に見張りまでつけて缶詰めにして、当然部屋の冷蔵庫にも酒は入ってない。
酒が飲みたい!!!しかし明日は公聴会だから我慢するしかない!!!!
そんな時
何か物音がする・・・
風が入って来てるのか?
その物音を辿っていくと・・・
隣の部屋に通じるドアが開いてる!!!Σ(゚Д゚ノ)ノオオォッ
そしてやおら冷蔵庫を開けると・・・
めいっぱいの酒が!!!!!!!!!!
誰も見てないし今飲んでもばれないヤタ───v(-∀-)v───♪
でも明日の公聴会で酔った状態で出たら確実に有罪(;´∀`)
瓶を1本冷蔵庫から取り出すものの、思いとどまって冷蔵庫の上に置いて冷蔵庫を閉じる。
何とか乗り切った・・・
と思いきや
酒瓶をぱしっ!!
ここのスローモーションの長回しと、最後に酒瓶を取る時の台無し感素晴らしい( `д´)b オッケー!
翌朝ぐでんぐでんになって、あわてふためいた弁護士と同僚は、あのジョン・グッドマン扮する親友を呼んでコカインを決める(;´・ω・)
まあとにかく酔いも覚めて公聴会にも行って、絶対に酒を飲んだと言うなと釘を差されているし、ここさえ乗り切れば完全無罪で自由の身。
しかし・・・
公聴会が進んでいくに連れ、犠牲者の顔写真がモニターに映し出されると、そこには冒頭で一緒に寝てたあのスチュワーデスの顔も入ってる。
実際に彼女からもアルコール反応が検出されている。
機体のスタッフルームにあるごみ箱から酒瓶が発見されてるし、スタッフの誰かが酒を飲んでたことは明らか。
「あなたは搭乗中に飲酒をしましたか?」と聞かれて「いいえ、飲んでいません。」と証言はしたが、そのスチュワーデスの顔を見た途端ウィトカーに心境の変化が。
「彼女は搭乗前あるいは搭乗中に飲酒をしたと思いますか?あなたの考えをお聞かせください。」
「・・・神よ、私を強めてください。」
「何て言ったんですか?もう一度お聞かせください。」
「彼女が飲んだんじゃない。その酒は私が飲んだ。前日も私は飲んでいた。昨日も、そして今日も飲んでいる。」
死人に口なしとは言うけど、さすがに死んだ人間のせいにしてまで無罪にはなりたくなかったのか、良心は残ってたわけですな。
それとも悪魔が出て行ったのか(・∀・)ウン!!
ウィトカーは刑務所に服役することになったけど、そのことで恋仲だったニコールからも近況報告の手紙が届いてるし、そして息子も面会に来るようになって家族との関係も修復された。
あのまま白をきって自分は酒は飲んでないと言い切ることも十分可能だったけど、直前で思いとどまって全部白状したことでウィトカーは全てをなくした。
でも家族や周囲との人間関係を修復できたし救われたわけだから、これで良かったんです(。´゚ェ゚)。´_ _)ゥン
ゼメキス監督流のヒューマニズム満載なラストイイネ♪d('∀'o)
『永久に美しく・・・』にも通じるけど、人間の生き様、そして人間同士の繋がりの重要さを正面から描く姿勢は変わってないですな(゚∀゚)アヒャ
サスペンスありコメディあり、そして人間賛歌満載ないい映画です(´∀`)
13年待った甲斐はあったのか?
観る作品を監督で選ぶことが多い自分にとってロバート・ゼメキスは一番好きな監督です。映画マニアというよりゼメキスマニアと言っても過言ではないです。
作品数はごく小数ですが、質が違います。しかし最近はCGアニメが主流になって「これどうやって撮ってんだろ?」っていうワクワクが薄れてきてました。
そこに13年ぶりの実写映画ということでゼマーとしては狂喜乱舞な訳です。
でもダメでした。
確かに墜落シーンは目を見張るものがあり、やっぱすごいなと、天才だなと思ったのは事実です。
しかしそのあとは…酒をやめるやめないで約1時間半…さして斬新な演出があるわけでもなく、テンポよく進むわけでもなく、最終的には「酒飲んでました、ゴメン」みたいな、いや当然だろっていうオチで終わりました。
何より冒頭に全裸の女が出てきた時点で、「これいる?」って感じでした。
自分は一般映画に無駄に組み込まれたエロスが嫌いなもので、早く服着てくんねーかなって頭からイライラしました。
セフレか恋人か知りませんが、もしふたりが愛し合ってるということを表現したかったのなら、もう少しソフトな表現でもよかったと思います。
主人公が大切に思っている感じがせず、そのせいか主人公の最後の決断があまり感動的に映りませんでした。
ゼメキス監督の作品はそれぞれ全て数え切れないほど観ているのですが、これはもう一度観たいと今のところは思えてないです。
インタビューで「もうバック・トゥ・ザ・フューチャーのような世界には興味がない」と言っているようですが、残念で仕方ない。
こんなネタ切れの時代じゃしょうがないかもしれませんが、また神演出とアイデアの塊のような作品(欲をいうとSF)が観てみたいものです。
飲酒に寛容なアメリカ?
劇場で観る時間が取れそうもなかったので、会話の半分くらいしか理解できないのですが、アメリカ版のブルーレイ(英語字幕のほかに、視覚障害者の方のために英語の音声解説も入っています)を観賞しました。
殆ど予備知識無しで観ましたので、60年代のFOX映画『不時着』のように、機長の無実を晴らす映画かと思っていたら全然違うので驚きました。
もっと驚いたのは、飲酒して飛行機を操縦したのが問題になっているのに、
主人公が飲酒運転しまくっても誰にも気づかれない点でした。
また、映画には、主人公の有罪を強く主張する人物は出てこなかったようですが、査問会の前日に宿泊したホテルの冷蔵庫にお酒がぎっしり入っていたのは、誰かが仕掛けた罠だったのでしょうか。この辺が英語字幕で良く分りませんでした。
何方かお分かりになる方、教えてください。やっぱり劇場で観ればよかったかなあ。……
体調万全で観なくちゃ
「フライト」というタイトルと予告編でてっきり、飛行機が主役だと思って楽しみにしてましたが、色んなテイストの話が1つの映画で煮詰めた感じがして、鑑賞後、心残り感いっぱいになりました。
前半は、操縦不能になった飛行機をどう着陸させるか、機長の容赦ない判断と犠牲など、はらはらドキドキストーリーです。これを見たかった!飛行機の機材は何?とか気軽に思ってたら・・・
後半は、アルコール依存症男の話になって、法廷(ではなく審議会)でのせめぎ会いになり、最後は自己再生できて良かったね、チャンチャン!とは!?
期待を裏切ったな。ゼメキス監督。
ヤク中のケリー・ライリー、弁護士のドン・チーゲル、毅然としたメリッサ・レオを見ることができ、それはそれで嬉しかったけど。
全48件中、21~40件目を表示