フライトのレビュー・感想・評価
全48件中、41~48件目を表示
案外重い映画だった~体調万全で挑んでください!!
朝1番の上映で見てきました~。率直なところ、墜落シーンは脈が上がり
気分が悪くなるくらい、臨場感がありました。だから、体調万全じゃないと
序盤から汗かきかき、かなり変なテンションにいざなわれます。
ストーリー展開は意外と期待とは違って
これは、社会的な問題を問う作品なのか?とこれは持論ですが、
思いっきりアメリカンだな~!!といった印象です。
結局はアルコール依存症の主人公を描いていますが、
もう少し、心理戦を深く描けていたら面白かったと思います。
でも、主人公が最後はアルコール依存症を認め、また更生していくという
展開はそれはそれで、良かったな。という印象。
このまま、事件からも逃れ、ウソをつきとおしたまま人生を送ってもらっても
なんの説得力もありませんからね~。
この作品を日本で公開してる意味・・・・
PG12にしていますが、
私的にはもっと大人な作品なので、
高校生でも厳しいかな~って思います。
アメリカならちょうど教育にはいいのかと思います。社会背景からしてアメリカンだし・・・(持論ですが・・・)
でも、酒やドラッグが頻繁にでてきているので、
自分の子供には見せたくないな~って思います。
ちなみに、これはデートには私はおススメしません。
なんか気分悪くなるし、
終わったあと、考えさせられる作品だからです。
もう少しサスペンス性か
ヒューマン性が溢れると
よかったかな~
真面目に社会問題とか語りたいカップルとかにはいいのかも。
私は、なんせ前半は汗かきっぱなしでしたね~
題名に騙された…
デイゼル・ワシントンさんはもう少し酔っぱらいの練習して演技してほしかったなぁ~
それか『酔ってませんか?』とか『酒臭いですよ?』って取巻きが聞くとか…
後から酒臭かったといわれてもね…
最低の映画だ
デンゼルワシントンだから見たんだけど
アメリカの事情からすれば英雄かヒーローかと言うのだろうが
日本の感覚からいえばただの酔っ払いとコカイン中毒で
あってはならないパイロットだ。
期待損傷も最初の無理からかもしれない。
あまりにも観客を馬鹿にしてるだろう。
JALの御巣鷹墜落を体験してる日本には耐えられない映画だ。
いい映画だった
フライト中に酒を飲んでいて、それが問題になっていることが物語の重要なテーマで、そんなあまりに地味な題材をエンターテイメントにしているのは凄いことなのだが、盛り上がりに欠ける。というか、やっぱり飛行機が墜落するのに冷静に対処しているデンゼルワシントンがあまりにかっこよくて、そんな絵的に最高に盛り上がるのが冒頭なので、そもそも構成が難しい題材であった。
墜落の場面がとても面白かった。また公聴会の朝、ぐでぐでに酔っぱらっているのをコカインで復活させる場面でコカインがとても楽しそうだった。人間の弱さに対する優しい眼差しがとてもよかった。公聴会で飲酒を告白して魂を汚さなかったは感動した。実家の古い家でカセットで聞く音楽もとてもよかった。
すごく誠実な映画だけど構成上しかたないところで、ちょっと物足りなさはあった。
これがフライト。
R・ゼメキスの12年ぶりの実写映画ということで期待していた。
アカデミー賞にノミネートのデンゼルの演技も楽しみだったし、
何しろ今作は予告と宣伝だけで何度も観てきた気がするのだ。
思うに、これに近い事故が過去にあった気がするんだけれど…
冒頭、デジタル時計がカチッとなり目覚まし?が鳴った瞬間、
あー懐かしい!『バック・トゥ・ザ・フューチャー』じゃん!!
と胸躍ったのもつかの間、場面は朝からどんよりと薄暗い。
全裸の女とベッドに横たわる男、そこへ男の元妻から電話が入り、
どうやら息子の養育費関連の請求をされているようだ。
何だよ、これは!話までメチャメチャ暗いじゃないか!
いや、そんなもんではまだ終わらない。この男こそ、機長だ。
おもむろに起きて女と交わす会話、今から搭乗なのは明らか。
と、ベッドサイドの薬に手を伸ばし、アルコールでグイッと…。
オーマイガッ!何てこった、アル中なんだ、この男。この機長。
いやすんごい。ゼメキスらしからぬスゴイ出だしだ~と思った。
確かに予告中も、彼が酒を呷るシーンがあったので、まぁ強ち
この描写が間違ってはいなかったのだが、映画は冒頭からもう
この機長をおとすおとす(汗)飛行する機内ですら酒を呷らせる。
もうここまで観せられては(私達観客ですら)いかにこの機長が
危機一髪の着地を見せたとしても、てんでヒーローとは思えない。
そもそも、病院のベッドで事態を把握するまでもずっとおかしい。
さて、映画の本題は、実はここから始まる。
これだけ悪い証拠が揃っていながら、何だいあの凄腕弁護士は!
(チードル)、まんまと彼を無罪へと近づける。あの生活態度で、
自宅にも帰らず、さらにあの親友だ!(グッドマン)ここまできたら
もう笑うしかない状況揃いなのに、彼は誰にも嘘を見破られない。
たまたま救ったドラッグ常習者のニコール(ライリー)とも、妖しい
関係を結び同居を始めるが、着々と更生していく彼女に対し機長は
相変らず酒浸りの日々。もう飲まない、と言ってはすぐに手を出す。
を繰り返した挙句、愛想を尽かした彼女はついに出ていってしまう。
依存症の恐ろしさは、これだけ状況を積重ねても、周囲がどんなに
苦慮努力したところで、まったく本人が変わっていかないところだ。
タバコをやめられないのと同じで、これは周囲がどうのではない。
本人がやめる勇気を持たない限り、永遠に繰り返されるのである。
それを分かっていながら、どうにも変わることができない主人公。
デンゼルが、この叡智に優れた技術を持ちながらも、人間的に弱く、
嘘を素直に吐露できず、周囲を傷付けていく機長を見事に演じる。
さすがに巧いので、彼の行動すべてに釘づけになる。
このロクデナシ!と心で罵りながらも、何とかならないのかと彼を
取り巻く周囲の軋轢を含め、この物語が着地する術を探ってしまう。
こんなロクでもない人間がパイロットだなんて…!と思うところだが、
かの国ではこんな状況は日常的に見られるらしい。
そうだよね、セレブやアイドルがドラッグやアルコールに溺れるなど、
ゴシップニュースに出ない日はないくらいだから。
世間の注目を浴び、抑圧と緊張に縛られ、自信を失い何かに依存して
しまうのは、そういう立場に於かれた人間に多いのかもしれない。
さて、その後この機長はどうなっていくのか。
公聴会が近づく組合側の弁護士は、あらゆる手を使って彼を救おうと
(違う意味でね)奔走して彼は連続アルコール断ちに成功するのだが…
保身に彩られた嫌な人間の本質と狡さを見せつけてくるこの物語だが、
突き抜けているのは、あんな背面飛行で危機を脱するほどの技術を
持つ男と、何だコイツは(爆)と思わせるデブ(巧いのよね)が大親友だという、
だから人間ってのは分からない。と思わせる驚異に富んだ意外性。
何に対しても突き抜けてしまうと、常識すらブッ飛んでしまう恐ろしさを
あの一室で皆が体験することに。これがフライト?さすがだ、ゼメキス。
(彼がなぜ依存症になったか、農場の歴史や祖父の話も聞きたかったな)
前半と後半では違う物語ではと思われる
前半は本当にパニック映画みたいに飛行機の不時着するまでスリルのある映画でした。パイロット役のデンゼル・ワシントンは英雄になった。しかし事故調査の結果アルコール飲酒の反応が出て、窮地に追い込まれ、あの手この手でもみ消そうとする。人間の心理が良く描かれている。エージェントが機体の故障で墜落した線で解決しようとするが、アル中の彼は周りの人の声も届かず酒に溺れていく。最終の聴聞会で泊まったホテルにお酒を置くのは見え見えの感がある。でも最後の最後で人間としての自分を取り戻す姿はさすがデンゼルだと思った。
時代を超えてアメリカの空はジョン・グッドマンが握っている
仕事中の飲酒は百歩譲って目を瞑っても、どっぷりコカイン中毒の時点で充分アウトやと一蹴したらそれまでだが、事故の責任を擦り付けあう各業界の組合幹部の思惑の汚さや人間関係のもつれが、渦中でもがく主人公の闇を更に深刻化させていく。
全員死亡という最悪の事態を回避できたのは全て神のお蔭という世論に頷きながらも、表情に「オレのおかげじゃないか」と云うドコか他人事の自尊心が露骨に表れ、終身刑の危機への焦りが追い討ちを掛ける。
反省どころか酒とドラッグに縋り、現実逃避を続ける彼の独り相撲は、稀代の名パイロットから酒浸りのトラブルメイカーへの凋落を加速化し、独り善がりが好きな人間の業を思い知らされ、とても見応えがあった。
『アンストッパブル』『デンジャラス・ラン』『マイ・ボディガード』etc.一作毎に善悪のキャラクターを巧みに切り替えて演じたデンゼル・ワシントンが、今作では一つの世界観に悪魔と英雄を共存させ、ろ過された人間像を完成。
犠牲となった愛人CAの葬儀に参列し、沈痛な顔立ちでお悔やみの弁を述べるや否や、その場で仲間に審議会で自分に有利な発言をするよう懇願するしたたかな足掻きっぷりは、デンゼル・ワシントンだからこそアプローチできる唯一無二の至芸と云えよう。
彼の振り幅の広さに改めて唸ると同時に、興味深かったのは、脇役のジョン・グッドマンの存在感である。
相変わらず主観的な映画鑑賞で恐縮だが、先日の『アルゴ』同様に、危うい主人公を悪夢と現実の分岐点で繋ぎ止めるキーパーソンとして、外見以上に強烈な個性を放っている。
『アルゴ』の主題が、《嘘と芸は身を助ける》ならば、
今作は専ら、
《嘘と酒は身を滅ぼす》
ってなものだ。
つまり、《自作自演》と《自業自得》の世界。
そんな対極的な教訓が時代を超え、アメリカの空を横切り、アカデミー賞を騒がしていたのは、何だか皮肉めいた運命やなと痛感せざるを得ない。
では最後に短歌を一首
『奇跡より 懺悔に沈む 墜ちてなを 悪夢は酔えぬ 翼なき空』by全竜
デンゼルの演技は最高なんだけど。。
とても優秀で、誠実で、勇気があり、逞しくて・・・という役が多かったデンゼル・ワシントン。
でも、今回も「トレーニング・ディ」に続いて、 そんなステキなデンゼルではない。
アル中、ヤク中のとんでもないパイロットのウィトカー。
でも、皆がパニックに陥る様なとんでもない状況において、どうすればよいかを即時に冷静な判断をし、それを実行できる人物でもある。
それが、こんなことになってしまった。
その前に、家庭もあり、息子もいて、こんなにも優秀な男が、何でこんなアル中&ヤク中に陥ってしまったのか、わからない。
何かのきっかけが絶対あったはず。
それがわからないので、説得力がない。
でも、最後の最後、大切なことに気付いた。
子供を助けたために、自分の命を落としてしまった恋人。
彼女の行動が、真の勇気をもたらした。
う~ん。。。
言いたいことは、わかる。
勇気を持って、自分自身と向き合おう!
私だって、いつこんなふうに落ちるやら、先の事はわからない。
絶対にならない!と言い切る自信も無い。
わずかな心の闇に、ひそかに入り込んでくる悪魔。
少しのつもりが、いつのまにかどっぷり浸かってしまっていた。
そんなことにならないよう、しっかり自分と向き合って、自己管理のできる人にならなくちゃね。
全48件中、41~48件目を表示