幸せへのキセキ
劇場公開日:2012年6月8日
解説
閉鎖されていた動物園を買い取り家族とともに再建した英国人ジャーナリスト、ベンジャミン・ミーの回顧録をもとに、最愛の妻を亡くした男が動物園を立て直すことで悲しみを乗り越えていく姿を描いたヒューマンドラマ。監督は、「あの頃ペニー・レインと」のキャメロン・クロウ、主演はマット・デイモン。妻を亡くして半年がたつベンジャミンは、新しい場所で新しい人生を始めるため郊外に家を買う。悲嘆に暮れる14歳の息子と7歳の娘を連れて引越したベンジャミンは、家の隣に閉鎖中の動物園があることを知ると、ある思いを胸に動物園の再オープンを目指す決意をする。
2011年製作/124分/G/アメリカ
原題:We Bought a Zoo
配給:20世紀フォックス映画
スタッフ・キャスト
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2022年9月7日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル、VOD
マット・デイモン、
スカーレット・ヨハンソン共演の
家族の再生と冒険物語。
最愛の妻を亡くし
喪失感でいっぱいの
ジャーナリストのベンジャミン
母親を失って 暗い絵を描く
反抗期の息子と、可愛い娘が
哀しみの中で、混乱している事に気づき
仕事を辞め、新しい場所で
人生の再出発をと、郊外に家を買うが
そこは条件付きの家で
閉鎖中の「動物園」のオーナーとして
世話と管理が必要だった・・・。
マット・デイモン
「ボーン」シリーズの
イメージが強いけれど
ここでは、
とても、優しい眼差しで
父親役を演じているのが嬉しい。
息子との衝突シーンも
娘との会話シーンも好演でした。
ロージーちゃん演じる
子役のマギーちゃん
とってもキュートで
抱きしめたい気持ちになりますよ。
動物園運営の経験もない
ベンジャミンが、再建を目指し
仲間達と一緒に困難を乗り越え
決断力と自信をつけてゆく感動作。
飼育員ケリー役のスカヨハ
役作りの為、
実際に動物たちの世話をしたりも
されたそうです。
特に、有名な
「お猿さん」クリスタルが
お気に入りだったとか(#^.^#)
あの『ナイト ミュージアム』の
お猿といえば
すぐにわかりますね☆彡
本作でも 仕草が可愛いのです。
その他、
年老いたタイガーとの別れの辛さで
命の尊さも描かれていたり
再オープンに向けて
一同が前向きに頑張る姿が素晴らしい。
雨がしばらく続く予報だった天気も
オープン当日は、キセキの晴天となり
笑顔いっぱいのスタートが
気持ちHappyにしてくれるのです。
そして、ラストは
ベンジャミンが子ども達を連れて
想い出の店へ・・・
印象的なセリフもあります(´▽`)
この物語は
英国人気コラムニストの
ベンジャミン・ミーの
奇跡の実話を映画化された
作品だそうです。
ストーリーはシンプルな家族再生、奮闘記なんだけど、深いんだよなこれが。
何より、日常会話みたいなのが金言の連続で、ああ、マジそれ、なんて、時間の経つの忘れる。
それで、全てのキャストが、ドキュメンタリーかよ、思うくらい凄い演技。
スカーレットヨハンソンに惚れなおすくらいの演技だけど、それ以上に、その姪の少女とか、主人公の子供の演技なんて、史上最高レベル。
それで、人生に大切なことまで教えてくれるんだから、宝の山ですよ⛰この映画🎞🎟🎬🎦
想いは言葉や行動がないと伝わらない、そうだよね、確かに。
いや、静かに感動しましたよ、最高レベルの映画です、是非。
2021年8月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
実話を元に製作された作品。
まぁ、こんなに良い人ばかりじゃないだろうって思うぐらい、良い人ばかり出てくる。
とにかく気持ちの良い作品。
そして、動物たちや娘役の子が可愛らしくて癒される(^^)b
とりあえず、息子のディランが、ボンジョヴィっぽい(^_^;)
2021年7月30日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
邦題の「キセキ」は=軌跡に掛けてあるんでしょうね。
ネタバレです、
予想とは違う映画でした。
これ、
シングルファーザーが、動物たちと賑やかにわちゃわちゃする、有りがちな『子連れのハッピーコメディ』なのかと思っていたので。
まだたった半年前に、妻を、そして母親を亡くした、残された家族の『悼み』のどん底の物語だったんですね。
いやー、参ったよ。
お父さんのマット・デイモンは、突如双肩にのしかかったシングルファーザーとしての責任の重さから、彼は始終わめき散らして息子に辛くあたり、
その息子はずっとうつむいて涙を流しているし。
(息子は動物園も、そこで張り切る父親のお節介も堪らなく嫌なのだ)。
幼い娘は と言えば、そんな父親に気をつかって健気に笑うが、その眼は悲しみに沈んでいて・・
暗中模索の苦悩の中で、
we bought a zoo =原題私たちは動物園を買ったのです。
気を紛らわせたいし、子どもたちにも悲しみから立ち直ってもらいたい ― そんな願いからの父親の突発的な買い物。
しゃしゃり出ないヨハスカとエル・ファニング。女優たちの出番は抑制されている。色気を出して彼女たちをメインには使わないことで⇒母親を失った遺族にしっかりとスポットライトが当たり続ける、優れた演出。
監督は何が主題なのか、見失うことはしない。
あと、
目立たないけれどマット・デイモンのお兄さんダンカンが、付かず離れずの反対・忠告・傾聴・寄り添いを見せていて、脇役としてはトップクラスの素晴らしい演技だったと思います。
そして
3人のグリーフ・ケアに、老衰して死が間近のトラが静かに寄り添う・・
「彼女の問いに返事をちゃんとしてきただろうか」
「20秒だけ勇気を出して恥を忍べば素晴らしいことが起こる」
・後悔先に立たず、と、
・孝行したい時に親(妻)はなし
の諺(ことわざ)が3人、特に反目していた息子と父親の間に温かい渦を巻くんだなぁ・・
「ママはあたしの心の中に、そしてパパの肩にいるの」。
子役にはやられた。
男の子の叫び「僕を助けてよ」と、あの悲しみの目、最後に見せる微笑みと。
男の子の子育ては難しい。
「僕を助けてよ」の叫びは父親の叫びでもあったのだよ。
みんなで叫んだ。悲しみを共有し合った。
そしてリトルドムでの奇跡。