マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙のレビュー・感想・評価
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独立した女性
イギリス国の首相をやっていただけあって、
あんな戦える事がある人生は素晴らしいと思ったし、
将来そんな気丈なおばあちゃんになろうと思いました。
ファッションセンスも大好きです!
機があれば、またみたいです。
老いゆくことと衰えないこと
予告全部見たらとても長かったです。飛ばすことをお勧めします。
賛否両論あるとは思いますが、どんなに素晴らしい人でも老いていくことには逆らえないことを表してるところがなんともリアルに思えました。いい映画だと思います。
男性社会の中に一人堂々と入っていき女性の社会進出の道を開き、老いゆくも、若かりし頃の野心と恋する心、そして自分の信念を忘れていないサッチャーに女性なら誰しも憧れることでしょう。
考えが言葉になり、言葉は行動に、行動は習慣に、
習慣が人格になり、人格は運命を形作る。
Watch your thoughts; they become words.
Watch your words; they become actions.
Watch your actions; they become habits.
Watch your habits; they become character.
Watch your character; it becomes your destiny.
この言葉がとても心に響きました。どんな気持ちでいるかではない、何を考え何をするかが大切だと教えてくれるそんな映画でした。
こんな風に描かれて、かわいそうだと思う・・・
メリルがアカデミー賞主演女優賞を撮った映画なので、ちょっとがっかり。まぁ、認知症演技もえらいとは思うが、サッチャー女史に功罪があったにしろ、何だかあんまりな内容。英雄的に描けとは言わないけど、もう少しまともな描き方があったのでは??? ボケばあさんの話にしちゃって、ひどくないか・・・ 認知症になったのは事実かもしれないけど、第一線に立って、がんばっていた時代もあった訳で、そこのあたりをきちんと描いてあげてもよかったのでは? 遺族もよく文句の一つも言わなかったなぁと思う。不思議・・・
うーん、予告が良かっただけに・・・
予告につられて借りて観たんですが、105分が結構長く感じました。
急いでいる感があって付いて行くので精一杯でした。見た後は少し疲れました。
予告編は凄く良く作られてますね、見所を全部見せちゃったような感じでした。
ドキュメンタリーと・・とらえて良いのかな(・Д・)ノ?
女史の遺族が出来上がりに不快感示したとか?
とりあえず・・
Mストリープすげぇな\(^o^)/
当時の英国事情の勉学は必須!
・・経済も勉強しとこうo(^_-)O
◇経済が低迷・・
◇IRAも激しく活動・・
◇冷戦
◇フォークランド紛争
↑・・舵取り大変だったろうな。・゜・(ノД`)・゜・。
リーダーの資質は二つ・・
◆お金を切らさない事と・・
◆決断/決める事!!!
英国語の美しい響きと、戦う女の末路。
ドキュメンタリーととらえるか?
ヒューマンドラマととらえるか?
あ・・
そうそう。
DVD開始時の予告編・・
25分は長過ぎだぞ(・Д・)ノ
プライドと愛に生きた一人の女性のお話
低評価が多いようですが私はすばらしい作品だと重います
英国初の女性首相としてさまざまな向かい風と戦い続けた強い女性の生き様が鮮明に描かれています
己の信念と国民への愛に突き動かされてどんな批判にも屈せず正しいことを正しいと信じ続けるということは美徳であると思いました
また、夫への一途な愛も切なく、また美しいと感じました
シンプルかつ繊細。よい作品だと思いますよ
本国以外の人が観る事を気にして欲しい。
演技力に定評のあるメリル・ストリープ主演の本作。
結果から言うとうーんまずまず。
今回もまったく予備知識なく映画に臨んだのですが
本国では当たり前の史実が、日本人には馴染みが薄いだけでなく
一時間半強しかない上映時間の中で時代がどんどん進んでいくので、
消化できないまま置いてけぼりです。
というよりあっと言う間に首相になっちゃいます(笑)
本作は特に感じますが、彼女の一生涯を描くのであれば
上映時間は2時間以上は欲しいです。
また政治的な背景とプライベートをもっと詳細に
描いて欲しかったです。
個人的に思うのは別に演じるのは彼女でなくても
良かった作品かな?です。
演技もセットも演出も効果も映画としては
良かったとは思いますが、
世界中で上映する作品なのですから、
出来る限り割愛せずに、誰もが理解出来るようなストーリーに
して欲しかったところです。
人は誰も自分の脚で立つべきだと思います。
映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」
(フィリダ・ロイド監督)から。
まだ、英国の教育大臣にも首相にもなる前、
父親の影響で議員を目指し、初当選した頃のコメント。
「人は誰も自分の脚で立つべきだと思います。
もちろん助け合いは必要よ。
でも自分で立てる人は立って行動すべきです。
泣き言を言うだけでなく、問題と取り組み状況を変えなければ・・
どこにでも通じることです」
う~ん、いいこと言うなぁ、とメモが増えたのは言うまでもない。
そして、1979年に英国初の女性首相、その時のスピーチは
「では一言だけ・・」と前置きをして、
「私は英国国民が私に託して下さった信頼に応えます。
争いのあるところに、調和をもたらそう、
過ちのあるところに、真実をもたらそう、
疑いのあるところに、信仰をもたらそう、
そして、絶望のあるところに、希望をもたらそう」
今の日本の政治家に聞かせてあげたい台詞だった。(汗)
「鉄の女」の異名を持つ彼女の孤独感も描かれているが、
リーダーは孤独なものだから、敢えてとりあげないことにした。
フォークランド紛争時「信条を貫くかどうかが問われているのです」と
呟いたあと、(アルゼンチン艦隊を)「沈めて・・」とゆっくり、
そして低いトーンで指示を出したシーンも、印象的であったなぁ。
有事の時こそ、リーダーの資質が問われる・・さすが「サッチャー」。
ザ・メリル・ストリープ・ショー
イギリス史上初の女性首相マーガレット・サッチャーを、メリル・ストリープが演じる。
アカデミー賞ではさぞ話題になるだろうと思っていたが、まさか受賞するとは!
正直、「ヘルプ」のヴィオラ・デイヴィスを応援していたので意外な気もした。
しかし、今マーガレット・サッチャーを演じる事が出来る女優は、世界広しといえメリル・ストリープしか居ないと納得させるほど。
さながら“メリル・ストリープ・ショー”だ。
サッチャーを完コピしたメリルの演技には風格すら感じたが、ストーリーの方は驚くほど弾まない。
老いて認知症を患ったサッチャーが、“政治家”としての姿と“女性”としての姿を振り返る回想形式。
男社会の政治世界に果敢に飛び込んだ一人の女性のサクセスストーリー、その政治手腕、妥協しない姿勢…多大な功績を残し偉大な女性政治家と言うのは分かるが、その描かれ方があまりにも淡々として、説明的にしか感じなかった。
公務に身を捧げ、果たして自分は良妻賢母だったか?と苦悩する姿も描かれるのだが、夫が亡くなっても幻が見えるほどの夫婦愛を軸にするのはイイが、子供たちへの描写はほとんど無く、何だか中途半端な印象も受けた。
マーガレット・サッチャーの深みのある伝記映画を期待して見ると少々肩透かしを食らうが、メリル・ストリープの貫禄の名演を見るだけでも価値アリ。
孤独
一国の首相になるような人は、やはりこれぐらい孤独なんだろう。
そんな中でも底抜けに明るく、奔放な夫は、マーガレットにとって
この上なく大きな存在だった。
それが、認知症の症状が出てきている現在、幻覚として表れているんだろう。
次々とマーガレットの前に現れる試練、問題。
それに目をそむけず、ひとつひとつ決断し、実行していく。
そんな妻にそっと寄り添う夫。
自分の中では、そんな二人の様子がとても印象に残りました。
「茶碗を洗っているだけの人生には耐えられないそれでもいいの?」
「そんな君に恋したんだ」
二人のプロポーズの時のこの会話。
自分もそんな風に言ってみたい。www
メリルに満腹
オスカーを取ったメリルの演技
素晴らしいのでしょうが、少々満腹。
サッチャー首相の老いをあのように描く事に
否定的な意見があれど
悪い映画でないでしょうが、好みがはっきりする映画ですね
私的には、メリルが重くてDVD鑑賞位が良かったかなと
題材に魅力無し
演技ばかり誉めても仕方ないし、作品として楽しめるかが大事。
まず、サッチャーという人物にそれほど魅力を感じない。色々盛り上げてるが、ただの世間知らずお嬢様という印象。
これを観るならチェゲバラの映画の方が感銘を受けたな。
この時期にサッチャーって、保守系のプロパガンダ感も否めない
真実
まずは英語の発音が素晴らしい!!
緊張感がとても伝わってくる!!会議のシーンなど必見です!!
また、メリル・ストリープさんがサッチャー元首相に似すぎている!!キャスティングはナイスです!!
しかし、この作品を鑑賞するにはちょっとした予習が必要ですね!!
特別説明があるわけではないので、これはなんが起きたの??って感じになりやすいと思います。
あと、この作品自体ドキュメント映画なので、興味のある人にはいいと思いますが、ない人にとっては寝てしまうかもです・・・・。
メリル・ストリープのサッチャーの顔がちょっと怖い
女性の首相の映画だから、観客も女性が多いのかと思ったら意外と男性も多かった。
メリル・ストリープは今回、アカデミー主演女優賞を取りましたが、メリル・ストリープの扮する首相が迫力があってちょっと怖すぎ。
サッチャーの実家は自営業で、決して充分に裕福でなく家柄もよいわけでなく、彼女がオックスフォード大学に合格できて、上流階級と関わる機会を得たのだと、映画を観て知りました。
女性が当時、仕事を持ってやっていくのが大変な時代に、サッチャーの能力と魅力と強い意志で、階段をかけ上がっていったんだと思うんですけど、映画の脚本では彼女の能力と魅力がうまく表現できているともいえず、むしろ主演の女優の演技力でカバーしていったって感じ。
"鉄の女"の異名に相応しく、フォークランド紛争や大不況、労働ストライキ、IRAの無差別テロといった困難に直面して、緊張感をもって断行していった事実を丁寧に描くより、老境にいたったサッチャーが亡くなった夫に強くとらわれていたり、娘の世話になっているという、いわゆる”ぼけ老人”という点にばかりに比重が置かれ、人生の哀切を描ききるところまでいかず、何かが抜けているような。
主演の演技力だけが目立っていました。
あっ、それから題名の「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」の”涙”を思わせる部分がありません。正しくは「マーガレット・サッチャー 鉄の女の老い」でしょう?
何を描きたいのか最後まで理解できず
政治の世界に足を踏み入れるとき、党首選に出馬するとき、フォークランド紛争、ユーロ不参加、人頭税導入、政界引退など、一つ一つの決断の背景があっさりとしか描かれていないのに、引退してからどうしてそんなに過去に引き戻されるのか、この映画は全く説明できていないと思う。いつまでも出てくるデニスが本当に邪魔くさくて、途中からイライラしてくる。
首相としてのマーガレット・サッチャーをある程度リアルタイムで見ている世代にとっては、「だからなんだよ」という映画です。ストリープの渾身の演技は評価すべきだけど(老人の動作をきっちり演じているところなんか凄い)、残念ながらそれ以外に見るべきところはないです。期待しながら劇場で見たので、裏切られ感がでかい。ちょっと辛めの採点になりました。
デニース!!
物心ついた頃にはサッチャーさんが英国の首相だったので、
彼女の顔はよく覚えている。鉄の女^^;確かにそんな風だった。
その後彼女からメージャーに交代した時、エっ?なんで男?
なんて思ったほど(爆)男らしい決断力に溢れた女首相だった。
でもちょうどこの頃って、米ではレーガン、日本では中曽根、
新自由主義や大規模な行政改革で政治が湧いていた時代。
ソ連にはゴルビーもいた頃だ。この人は今でも好きだなぁ^^;
とはいえ、政治のことは今ひとつよく分からないので、
今作で勉強が出来る!なんて、辛くも目論んでいたのだけど…
そういう作品じゃなかった。
確かに今作、M・ストリープの素晴らしい演技とメイクが
堪能できる作品だが、物語の構成や脚本が面白い訳ではない。
彼女の政権時代をもっと詳しく見せるのかと思っていたら、
現在の彼女の回想、という形で語られるのがほとんどなので、
夫や子供を含めた家族の話、自身の過去や父親との想い出と
いった感じのファミリー要素が強く(確かにそれもアリだけど)
妄想や幻想を含めて行ったり来たりするので入りづらい印象。
彼女の人となりはその言動を含めて分かり易いのだが、やはり
アイドルじゃないから(すいません)人物に奥行きが出ないのか…
メリルの名演技を持ってしても今ひとつ、このサッチャーさんの
真の魅力が描けていない(魅力がないとは決して言いませんが)
そんな感じ…。政治家に感情移入できるかどうかなんて、
どこぞやの映画とは違うんだから^^;ナンセンスもいいところだが、
これだけ家族の話を持ち出しても、素晴らしい伴侶に巡り逢えて、
彼女は幸せだったわねとか(今まで亡霊がついててくれたわけだし)
娘も甲斐甲斐しく世話を焼いてくれる…ことしか浮かんでこない。
父から培った彼女の信念は、政治改革に反映されたとは思うが、
大きく祀り上げられた後、今度は台座から引き摺り下ろされるのが
かつてのある女性政治家を見ているようで、あまりに哀れだった。
まぁでも12年…。長きにわたって活躍したのだから、すごいけど。
しかしメリル…^^;すごい女優さんですねぇ。
周りは英国人俳優ばかり、その中で首相役をやっちゃうんだから。
思うに彼女の旦那さん(彫刻家)もかなりの理解者であるらしく、
デニス同様^^;、よき伴侶ありきのこの仕事ぶりということですね。
確かな才能も、それをより際立たせてくれるものが必要なので、
サッチャーさんも(まずこの名字がいいですねぇ)容姿から声質まで
ガラリと変えて、見事に当選!でもちょっとその、
高音でギャーギャー喚いていた頃の彼女も見てみたい気がする^^;
(丸○珠○みたいな感じか?)
現在は認知症で苦しまれているそうだが、
娘さんがついているようだし、何より周囲に恵まれた人だと思う。
鉄の女も涙を流せば、やがて錆びるのか。でもそれが人間よね。
(デニース!!あの威厳ある低い声がこびりついて離れません^^;)
錆びてから振り返る鉄の女の強さと弱さ
『英国王のスピーチ』『クイーン』etc.現代英国史の偉人の生涯を綴る映画は数多く、今作もその仲間だが、大きな特徴は、主人公は既に引退し、脱け殻のような状態で自身を振り返っている事だろう。
サッチャーってぇっと、やはり“鉄の女”の異名の相応しく、フォークランド紛争や大不況、ストライキ、IRAの無差別テロ、与党の裏切りetc.様々な強敵に対し、断固として屈せず、闘志を貫いたタフな現役時代を誰しもが思い浮かべる。
ゆえに、亡き夫の幻影と会話し、未だに国会へ向かおうとし、家族を困惑させる認知症が進んだ彼女の成れの果てはさすがにショックだ。
しかし、老いぼれながらも、必死に過去の我が身を思い出し、自問自答する脆さが、長年打ち明けられなかった彼女の苦悩を素直にさらけ出してくれるので、弱さが人間的な魅力と変化して伝わり、興味深かった。
フォークランド紛争に象徴されるように頑なに妥協を拒み、戦う意志を貫いた裏で、眠れぬ夜に独りもがき苦しんでいた日々は、彼女にのしかかっていた重圧を色濃く物語っている。
掛け替えの無い家族さえ犠牲にし、長年、孤独に蝕まれた末、トラウマと化す。
痴呆が進行した今の彼女を捉えてこそ、ワンマン←→臆病者の心のラリーが客に渡来してきたんだと思う。
後半から症状が悪化するため、全盛期の彼女の言動が、幻覚によるものなのか、忠実に事実に遡っているものなのか、うやむやとなってしまうのが、残念だが、単に自分の勉強不足だからと一蹴したら、それまでである。
最後に短歌を一首
『鉄の幕 今も降ろさず 蝶の意地 噛んで悔い無し 荒波のあと』
by全竜
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