最強のふたりのレビュー・感想・評価
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タブーを恐れない。 素直で、正直で、飾らない。 経験し、吸収し、日...
タブーを恐れない。
素直で、正直で、飾らない。
経験し、吸収し、日々成長する。
臆さず人と接し、仲間を大切にし、今を楽しむ。
そんな彼も、愛する母の前では
自分らしくいられることはできなかった。
いい息子になれなかったことを後悔し
せめていい兄でいようとする。
弟たちには自分のようになって欲しくないから。
愛してるを伝えたいだけのに、伝える方法も知らないから、
盗んで来た卵を渡す場面が切ない。
あるがままの自分では愛されないと思い、
誰もが劣等感を抱えている。
でも同情なんていらない。
辛い過去を生きて来たからって
かわいそうだなんて思われたくもない。
お互いに。
体の動かないフィリップにとっては、
常に世界は恐怖であり、
背中で車椅子を押してくれる人を信頼するしかない。
爆走したって、ちょび髭生やされたって。
信じているから、安心して笑うことができる。
信じているから、逃げずに、デートすることができる。
採用基準は、信頼できる人間かどうかだけだった。
自分は同情で車椅子を押していなかっただろうか。
信頼して命を預けてもらえているのだろうか。
自分自身があるがままで愛する勇気はあるだろうか。
学ぶことが多い映画だった。
モップ頭のクロワッサンがどうなったか知りたい。
いい意味でヤンキーに影響される。
人生を味わい深くするのは◯◯◯◯だ
ストーリーは、強くないけど。
オペラ鑑賞のシーンとか声を出して笑える。
オペラ鑑賞のシーンとか声を出して笑える。
大富豪のフィリップは事故で体を動かすことができない。ふさぎ込んで気難しいくなっている。
介護をすることになった青年ドリスは、世間から見れば教養の無い貧困層の黒人。テキトーだし破天荒。そもそも介助や人助けに興味はない。でも根はいいヤツ。
まるで水と油のようなふたりだが、
ドリスは乗ったことの無いような高級車に乗れたり、お金があるからこそできる遊びを純粋に楽しみ、フィリップは「障害者だからできない」と自分自身で思い込んでかけてしまっていたリミッターを破天荒なドリスに外されていく中で生きることを再び楽しめるようになる。
自分たちの「生きる楽しさ」もきっと身近にあるのかもしれない、と思わせ元気にさせてくれる映画。
実話がもとになっていると言うからまたびっくり。
大当たり
障害者って何だろう
素敵な映画でした
こんなに素敵なフランス映画、見落としてました!
大富豪でありながら首から下の自由が全くきかないフィリップ。
自分自身苦しい環境にありながら偏見や羨みの気持ちを全くというほど持たないドリス。
まったく共通点のない『Intouchables』な2人が繰り広げるストーリー。正直とても下品なドリスと非常に常識的なフィリップの会話には思わず笑ってしまいますが、お涙頂戴的な展開は微塵もないのにもかかわらず、随所で目頭を熱くするシーンがたくさんありました。
『Earth, Wind & Fire』の曲で踊るシーにはもう我慢できませんでした。
『グリーンブック』でも住む世界の違う二人の話に感銘を受けましたが、こちらの方が古い映画なんですね。これも老若男女すべての人々に観てほしい作品だと思いました。
最強の映画
評判通りとても良い話で最高に面白かったです。
良い意味で期待を裏切りません。
金持ちだけど体が不自由なフィリップと貧しいけれど自由に生きるドリスの最強のふたりの実話を基にした話。
ドリスを黒人の方にしたのは、とてもいいアレンジだと思います。
どんなことにもめげずに立ち直る2人なら、本当にどんなことでも乗り越えられる気がしました。
ドリスの下ネタや笑えないブラックジョークには終始笑わせてもらいました。
本当声に出して笑えます。
2人の楽しそうな笑顔も印象的でした。
2人の抱える問題からフランス及び、世界の社会的な問題も見えて、ただの凹凸コンビの物語ではなく、しっかり考えさせられるところもあります。
でも、決して2人が強く傷つけられることがないのが、この映画の最大の特徴です。
普通は社会から孤立しかけたり、信頼を失っていったりして、観ているこちらも辛い気持ちになりますが、そんなことはなくしっかり最後まで明るい気持ちで観れるところが素晴らしかったと思います。
始めから終わりまで、話の展開もしっかりしていて、とても観やすく心温まる映画でした。
何度でも観たくなります。
最強
詩的な美しさ
これだけ評価の高い傑作であるにも拘わらず長い間観て来ませんでした。
原因は本作のポスターです。白人の車椅子を笑顔で押す黒人のカット。あれを見てエディマーフィ調のブラックコメディと決めつけて見る気が伏せたのです。私、ハリウッドの黒人コメディアンの馬鹿騒ぎコメディが無茶苦茶苦手なのです。
でもたまたまWOWOWで放映していたので一念発起、一度観てみようと思いテレビの前に座りました。そして余りの素晴らしさに言葉を失った・・・。
本作については今でもコメディ映画と紹介されることが多いようですが、間違い無く本作はシリアスドラマです。
白人大富豪で身障者の主人公フィリップスは、富豪として尊敬と畏怖を持たれ、そして身障者として憐れられることに辛さを感じています。もう一人の主人公である黒人青年のドリスは、刑務所を出て失業中である上に、複雑な家庭環境に置かれています。この二人の境遇は充分シリアスで、コメディ要素などどこにもありません。また彼等を取り囲む登場人物も、皆何かの問題を抱えています。その設定が本作に深みを与えています。
そして主人公の二人が互いを補いながら、一歩ずつ前へ進もうとする姿は実に美しい。
物語の美しさだけでなく、本作の映像の美しさは特筆ものです。まさに詩的な美しさなのです。
また音楽が実に素晴らしい。派手な曲はなく、劇中で使われる挿入歌も効果的です。特にミニアムミュージック的なピアノだけのテーマ曲が印象的で、登場人物の心情を美しく表現しています。本作はエンドタイトルに流れるピアノの最後の一音までとても美しい。
本作を今まで避けていた自分を叱り倒したくなる位、素晴らしい名作でした。
誰かに勧めたくなる
評判が良く、間違いなくおもしろいであろうことを
知っていながら、映画館で見ることが出来ずにようやく、8年経って鑑賞しました。
あーおもしろかった!最高ね!
タイトルにある通り、この2人はIntouchable.
久々にフランス映画を観たけれど、やはり国際色豊かな国(まぁ、昔いろいろあったからですが)はいろんなことが日本と違ってそれを観るのも楽しかった。
2人の間にしか流れない、許されない空気感というか、そのシーンが大好きです。下ネタも、障害者を使った悪い冗談も、明らかにふざけた介護も。麻痺している足に熱いお茶をかけて「実験」なんて言ってるのも、普通ではありえないけれど。実話に基づくなら本当にやっちゃってたんでしょうね。それくらいふざけた映画なんです。
この全く住む世界の違う人間が、ひょんなことに交わることになって、お互いの違いを知り、ぶつかり、わかりあい、認め合う。こんな素敵なことが実際に起こっただなんて、素敵だなと思いました。
無くならない人種差別がこの世にはたくさんありますが、ドリスとフィリップのように、異なる人間同士が通じ合えた時の幸せと面白さをもっともっと世の中が認識することができれば、この世の中も少しはマシになる気がします。
最近、グリーン・ブックを鑑賞したので通じるものがありました。
最強のふたり
涙と笑いの感動作品
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