最強のふたりのレビュー・感想・評価
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アース・ウィンド・アンド・ファイヤー!
ダンスシーン最高! こんなに自由で楽しくて、開放されるダンスシーンは、なかなかないね! ビートに乗って動くドリスはかっこいいが、それを眩しそうに見つめるフィリップの表情。楽しい場面なのにちょっと切ない。
世間の物差しに囚われず、自分の感覚で動くドリス。なんと魅力的で伸びやかなんだ。そして、自分を尊重するとともに、他人も尊重する。一本筋が通っている。障害があるからかわいそう、なんて決して思わない。
オマール・シーの魅力がいっぱい。この映画で初めて知ったが、ファンになってしまった。目がわんこみたいでかわいい。
BSプレミアムの放送にて。
自由・奔放さと規律・秩序の交錯が二人を成長させ…
以前、やはりTVで観た記憶があったが、
短縮版だったためか今一つピンと来なく、
NHKBSでの放映を機会に再鑑賞。
事前に観た「グリーンブック」との
比較の点でも興味をそそられた。
映画自体の出来としては、
ノンフィクション作品にありがちな、
登場人物のその後の事実を
ナレーションで描いたこの作品よりも、
フィクション作品ならではの
見事なラストシーンで締め括った
「グリーンブック」の方に軍配を上げたいが、
両作品の観点こそは異なるものの、
今やどの国においても
多様な人種混在の現実や所得格差の問題、
そしてLGBTへの理解が進むことを
思い知らされる。
そして、この作品では
自由・奔放さと規律・秩序の交錯が、
主人公二人を成長させていく
経過が面白かった。
果たして「最強のふたり」とは何か。
多分に「自由と規律」あるいは
「変革と伝統」への程良いバランス感覚が
より良い社会の形成と人間の尊厳に寄与する
のではないかとの観点を
主人公二人に集約して描いた作品
なのだろうと思った。
ヒトは何を求める?
何を求める 風の中行く
種田山頭火
たとえ多くのものをを持っていても、たとえ多くのものを喪っていても、ヒトは何を求めるのかしら?。
私、ヒトと距離を詰めるのが苦手なの。いつまでも、仲良しでいられる自信がないから。他者とはちょっと距離置いて、あまりヒトの印象に残らない存在でいるのが、楽なのね。だから、ヒトとヒトが解り合える、ヒトが打ち解け合う映画に、緊張しちゃう。だって、いつまでも、仲良しでいられるのか、不安になるから。
ところが、世の中とは不思議なもので、そんな私にも、付き合いの長い呑み仲間がいます。私のキャラを知ってか知らずか、いつの間にか、私の懐に居座っている。あるいは、絶妙の間合いで、鎧の隙間に野太刀を突き立ててくる。私には真似できない、ある意味最強のキャラです。
私は誰かの最強になるつもりはありませんが、世間様には、そんな最強のキャラがいるようです。諸般の事情で、酒席にありつけない日々が続きますが、大切にしないとね。
私はヒトに何を求める?
最強のキャラに、乾杯!。
お互いの人生に刺激を与え合った二人
ドリス(オマール・シー)とフィリップスが共助精神が旺盛だから二人が交流できたのだろうか? たしかに、自助しか考えていない二人だったら接点はなかったろう。しかし二人はこんなことを考えて心が通じ合えたのだろうか。この映画は事実をベースにしているので、脚色はあるだろうが現実にあったことなのだ。
私はキアロスタミ監督のある映画に出てくる青年を思い出した。彼の言葉で直訳ではないが、共助の見本のようなことを言う。貧しい人と金持ちが結婚して助け合うべきだと。という意味は単純に考えて数学のできない人とできる人がいっしょに助け合って学ぶべきだということだと思う。
果たしてこういう実例をよく見るだろうか?
私は教師なので、はっきりいってこういう例を見る。クラスの中でだからもしれない。先生がいるからかもね。またそれに反して、自分勝手の見本のような生徒もいる。「先生、XXさんとパートナーになるのは嫌です。全然勉強しないから一緒に座らせないでください」と。共助を踏まえて成長していくことについて話しても聞き入れない。自分のことしか頭にない。
そこで、この二人のナレソメ、初めから相性が良かったんだろうか。映画の最後の字幕でもわかるように、お互いにそれぞれ結婚していても二人は友達だったと。あくまでも個人的な見解だが、フィリップは自分を介護してくれる人を見つけるために何度も面接をしているようだが、なかなか気に入った人が見つからない。50歩100歩と言ったら聞こえがいいが、彼の好奇心を揺さぶる人は出てこなかった。ドリスの思考や発言にはフィリップのように(偏見かもしれないが)教養が高い当時のフランスの文化をわきまえて行動できるタイプではなかったのだ。フィリップの持っていないものに対する魅力、正反対といっていいくらいに違う人間に対して興味を持ったのだ。自分と180度正反対な人間との接点を探すのが難しいのが現実だ。この二人が歩み寄りを見せているのだ。例えば、フィリップは娘の教育をドリスから学び、ドリスは芸術をフィリップから学んでいる。他にも、フィリップはハングライダーや人生に再挑戦できたし、ドリスはおばさんから認められることができた。
分断の時代だが、全く相入れそうもないふたりの人間が共に助け合えた。現実にあった話だと。
人に勧められる前向きになれる映画!
人によって感想は違うのだろうけど
数年前、自分が病気を患って障害を持った時
人に心配ではなく、同情されたことが一番つらかった。
自分が弱い立場の人間になった事を無理やり認識させられるようだった。
もちろん同情を厚意と感じて嬉しく思う人もいると思う、否定はしない。
同情するなと声を上げる気もない。
ただ、この映画を見る事でそういう考えの人も居ると知る人が増えればいいなと思った。
ありのままの二人。ほっこりするハートフル映画
友達として、お互いありのままに向き合う2人の姿に心が温まりました。
後半他の人がフィリップの世話をするシーンでは、必要以上に気を使ったり悪い意味で特別扱いをしていて、病人扱いをしすぎるが故に少し心を痛めるシーンもありフィリップは憤りを感じていました。
「恐らく我々の日常で障がいを持たれてる方はこういう感情を抱いているのかもしれない」と考えさせられました。
いい意味で気を使わず他の人と同じ接し方で、ありのままでお互い向き合ってくれたからこそ最高の2人が誕生したのだと感じました。
実話でなければ見ていられない
映画では試用期間を経ているが早々に信用してストーリーが早すぎる感じが否めない
お互いを受け入れて親友になっていくまでが短すぎてもう少し葛藤や言い争いがあれば
もう少し盛り上がりが出てたかも。
淡々としすぎて綺麗事だなーなんて思いつつ見てしまった
邦題の意味がよく解らないが…
めちゃくちゃ良い映画…!!
全身マヒの大富豪とスラム街のゴロツキ。
二人の運命的な出逢いが引き起こす、「生きる」喜びを教えてくれる感動の実話。
ユーモアたっぷりで見た後に幸せな暖かい気持ちになれます。
笑いと涙が溢れる、これぞヒューマンドラマと呼ぶべき素晴らしい作品でした。
人は見かけによらない。
というか見た目でその人の中身を判断してはいけない。
障害を持つ人はそれなりの生き方しか出来ないのか。
過去に過ちがある不労者だからそういう扱いしかされないのか。
お互いが相手を「同じ一人の人間」として見るからこそ生まれる奇跡✨
また一つ心の成長をさせてもらいました🥰
実話が基になっているお話。 同情ではなく自然体で。そんな2人の自然...
実話が基になっているお話。
同情ではなく自然体で。そんな2人の自然な空気感がすごく良かった。
そんな2人の空気が周囲をも温かい空気に変えていく。
2人ともほんと楽しく笑う。
すごく素敵な映画でした。
映画が終わっても先をみたい。
泣けるシーンがあったわけではないけど、ずっとこの人々の生活を見ていたい。
大富豪の障害者と黒人、お互い心を開いていったのか、と言われたら少しはそんな感じもするけど、どちらかと言うとフラットに飾らない自分で最初から対等に接してる2人だからこその関係性なんだろうなぁと思った。
私も最初からそんな風に素を見せて生きていけたらもっと楽しいことがあるのかもしれない。
黒人の育ての母は、たくさん愛情を込めて、大変な思いをしながらも必死に彼を育ててきたのかなと思う。それを見てきたからあんなに彼は心配性で、繊細で、かわいらしい人なのかもしれない。
と、考えたら私の子育てについてももう一度見直してみようと思った。
追い詰められた大富豪の障害者を心から心配して、さりげなく、でも豪快にフォローする黒人と、それを素直に強がらずに受け入れて、言葉にはださないまでも、彼を心から信頼する大富豪の障害者の優しい空気が大好きです。
彼らの人生に関われる人々が羨ましい。
良かった、、
淡々とした日常の中でふたりがお互いに影響され合っていく姿がこんな短い時間で表現されるの、すごすぎ〜〜 お互いがお互いに必要でマジで最強のふたりって表現があまりにドンピシャすぎるいやほんと良かった、、
人と人の絆
タイトルは知っているけれど内容もよく知らないままレンタル。実話をもとにしているそう。
オマール・シーの演じるドリスは下品で失礼だけれど、身分や人種によって相手への態度を変えない素直なキャラクターで、どんどん引き込まれていった。大金持ちの障がい者、貧しい移民の健常者という、正反対の背景を持つ二人が人と人として絆を深めていく、ほっこり心温まるストーリーだった。
中身で通じ合う努力をする
文通友達に向けた富豪の言葉
体で通じ合う前に
知性と中身で通じ合うこと望むタイプ、、
誠実な人柄
誰かと重なり、相手の思いがこの映画を通じて少し分かった気がした。
思いを通わせて、心の友達にまずなろう。
感情のゲージの振り幅が凄い映画
ヒューマンストーリででとにかくこんなに笑った映画は初めてだった。そして悲しく、切なく、涙が溢れ、やがてそれは感動の涙へと変わりラストを迎える。
たった2時間でここまで感情が変化したのは初めての体験だった。ど派手なアクションとCGを駆使したエンターテイメントムービーなどよりもぐっと激しく心が揺さぶられた。更に言えば映画以外でもそんな経験は記憶にない。
ストーリー展開を注視したり、映画の示唆するものを探る事などに頭を使う必要などは全くなく、兎に角、映画に身を任せて感じる。そういう素晴らしい体験ができた。それは身構えたからではなく、冒頭から自然と感じる体勢になっていた。これが実物ベースの脚本と言うから脱帽である。
さほど映画を観てきた人間ではないが自身にとっては映画の概念が覆される作品だった。
2時間の間に激しく揺さぶられる感情。それこそが映画の真骨頂なのかもしれない。
何度見てもハッピーになれる
もっとこの2人の日常を見たい、いつまでも見たいと思えるほど最高の2人。
約2時間があっという間に過ぎてしまった。
メッセージ性も強いので誰にでもオススメ出来る。
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