パブリック・ハウジング

　犯罪が多発するシカゴの貧困地域で黒人が多く暮らす公営住宅を見つめたドキュメンタリーです。

　空室が多くあるのに、住まいのない人が入居できない公営住宅の矛盾。また、入居出来ても職がない、薬物に溺れる、家庭崩壊・医療・教育・犯罪 等々、住宅問題は住宅だけの問題ではないのでした。この地域のコンビニでは（恐らく防犯の目的で）客は店内に入れず、外から買いたい物を指さし店員に持って来て貰って、厚いアクリル板越しにお金と商品を遣り取りします。日本では当然こんなお店は見た事がありません。これは、一体どこから手を付ければいいのでしょう。