海と夕陽と彼女の涙 ストロベリーフィールズ

劇場公開日:

解説

美しい自然と昔ながらの街並みが広がる和歌山県田辺市を舞台に、4人の女子高生が織りなすドラマを郷愁たっぷりに描いた青春ファンタジー。17歳の女子高生・夏美のクラスメイトの3人が、交通事故で命を落としてしまう。3人は幽霊となり48時間だけこの世に戻ってくるが、彼女たちの姿を見ることができるのは夏美だけだった。クラスでは決して仲が良かったわけではない4人は、反発しあいながらも友情を深めていく。

2006年製作/91分/日本
配給:ビデオプランニング
劇場公開日:2006年9月16日

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映画レビュー

0.5いろいろな意味で悲しい女子高生の青春物語

2024年3月2日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

太田隆文監督作品脚本作品初鑑賞

ロケ地は太田監督の地元である和歌山県田辺市
岩手と宮城の県境に住んでいるせいか和歌山が苺の名産地というイメージは全くない
苺が好きというキャラづけもここから来ているようだ
さりげなくマキは消える直前に梅干しも好きだと言っている
ご当地映画といえよう

2006年の作品
今から18年前の作品
佐津川愛美当時18歳くらいだろうか
撮影時は17歳かな
観てる方が気恥ずかしくなる

マキのインターハイ出場の応援のためビートルで移動中に事故で亡くなったマキと理沙と美香
同乗していた夏美と運転していたマキの父親だけが軽傷で生き残った
3人の合同葬儀の日に夏美の前に彼女たちの霊が現れた
3人の魂の姿はなぜか夏美しか見えない
亡くなった時間はそれぞれ違うためこの世に残された時間もそれぞれ違う
夏美と取り立てて仲が良かったわけではない3人のクラスメートとのわずかな時間を過ごす少女たちの青春物語

脚本演出全てにおいて破綻している
ここまで酷い邦画はなかなかない
彼女たちは天国に行くが観る方はおよそ90分ほどの地獄を味合うハメになる
思わせぶりな多めのBGMにも閉口
3人のやり残した未練が今ひとつ見えてこない
友情が深まる過程にも無理がある
死神がさっさと3人を連れて行かない理由がよくわからない
姉が夏美をあそこまで嫌う理由も見えてこない
母親なのにマキの死を伝えられてないのはあまりにも不自然だ
死神のキャラづけにしたってあまりにも安易だ
この映画に『死神くん』のような感動を求めても期待はずれに終わる
のちに映画監督として反原発とか沖縄基地問題に取り組んで行くわけだがそれを思うと感慨深い
現在60過ぎで当時は45歳
稚拙というか精神年齢が低いんだろう
彼について掘り下げて語るのは別作品のレビューにしておこう

4人の演技力表現力もまだまだ初々しい
それでもやはり俳優として第一線で活躍してきた佐津川愛美と谷村美月にはこの頃から光るものがあった
後出しジャンケンじゃないけど

どちらかといえば今ではあばずれ感のある役が多い佐津川愛美もこの頃は年齢もあってかまだまだ清純派路線だった
宇宙企画のデビュー作に毛が生えたような芝居
嫌いじゃないけど

谷村美月演じる柔道部マキの粗暴な喋り方
なぜ彼女だけこんなキャラづけしたのか
それもまた太田監督のなせる技だろう

若いという一言では片付けられない駄作である
本来なら星0.5も与えたくない

配役
8ミリカメラ撮影が趣味の夏美に佐津川愛美
夏美と同じクラスで柔道部のマキに谷村美月
夏美の同じクラスの理沙に芳賀優里亜
学級委員の美香に東亜優
寺の息子の鉄男に波岡一喜
夏美のクラスの担任の京子に伊藤裕子
夏美の学年主任の長塚に並樹史朗
娘の死を元妻に伝えないマキの父に飯島大介
離婚し夫と娘とは別に暮らしているマキの母に水沢有美
夏美の母に吉行由美
すでに他界している夏美の父に小西博之
足が不自由になってしまった夏美の姉の春美に三船美佳
顔を見せないわりと無口な死神に奈佐健

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野川新栄

2.0友達いない4人のJKがメインで友達こそが大切なものだ的なことを語る...

2018年10月5日
iPhoneアプリから投稿
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