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何も解決せず、1つの家庭が崩壊した映画。
演技は良かった、演技は。
始まりは、銀行の粉飾事件ガサ入れ情報を出来のいい()長男が銀行側の知り合い、富岡(主人公のなんかの後輩)に50万で売ったことから始まった。
刑事である主人公はそれを知るも警察には伝えず、あまつさえ富岡から「入金履歴は取り消せない、バレたら長男も捕まる。自分は覚悟を持って頼んでいる」とわけわからん覚悟を見せて脅してくる。(不倫夫みたいな言い分だな、と思っていたら実際不倫していた)
それに応じる主人公。
まあ、ここまでは理解できるというか、よくある導入。
しかしここから、よくわからないことになっていく。
兄が犯罪に巻き込まれたことに憤慨した弟(出来が悪く家族とは不仲っぽい)は富岡の自宅前で責め立てるも、逆に暴行を受ける。
その夜、富岡が転落死した。
弟は容疑をかけられるも、捜査初期からは女の犯行も示唆され、そもそも弟が部屋にいた痕跡はなかった。
まともな刑事映画であれば、感情に流されかけるも理性を取り戻し、弟の容疑を晴らして家族仲修復というのが綺麗な流れであろう。
なぜ、ちゃんと調べずに弟と心中しようとした……。
意外性を狙ったとしても、最悪な狙い方だろうに。
途中まではシリアスでいい感じだったのに、台無しだよ。
父親に殺人犯であると疑われ銃口を向けられた弟の気持ちを考えると涙が止まらなかった。
調べ上げたというが、主人公がしたのは「犯行時間にアリバイがない」ということだけ。
調べ上げたとは?
その後、ギリギリのタイミングで勘違いだとはわかったが、勘違いで息子を殺そうとしたのに「キミを思ったから」とわけわからんフォローを入れる同僚。
謝ることをせず「帰ろう」と息子に声をかける主人公(去り際なんか笑ってたがサイコパスか?)
情報漏洩隠ぺいし、押収品の拳銃振り回したのにお咎めなしの主人公。
犯行の全貌がわからず、終盤に死んだ男を殺した犯人もわからない。
風呂敷を丁寧に広げてそのまま立ち去りやがった……。
この映画のテーマは「家庭崩壊」ですね。