ミッドナイト・イン・パリのレビュー・感想・評価
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パリ!!
おじいちゃんの91歳の誕生日に、ウディアレンという偉大なおじいちゃんの映画を鑑賞。
最初の3分くらい、パリの街並みのみの映像(笑)!
そこで引き込まれ、あとは素敵なおとぎ話に夢中の2時間。
今年に入って2作目のウディアレン作品だけど、今回も、おとぎ話ながら皮肉を交えて教訓を説いてくれた。
人は目の前にある現実ではなくて、つい「昔は良かった」的ノスタルジアに浸ろうとする。ないものねだり。
重要なのは今、この瞬間を生きること。
そして、その今を生きるために重要なのは、一緒に時間を過ごす相手あってのこと。
本当に必要なのは誰か、見極めること。
異国の地パリに住むことを決意した主人公の、ラストのシーンはとても良かった。
雨、降りすぎだけどねwwww
フィッツジェラルド夫妻は知らなかったけど、
ヘミングウェイ、ダリ、ピカソ…超有名歴史上アーティストたちが軒を連ねて出てくる。(笑)
こんなお話あっていいのか!!(笑)
パリに行ってみたい!
パリの街並みがすごく綺麗だった。昼間も夜も建物も川沿いも車もすごくオシャレ。
本当に行きたい。絶対行く。
物語は感動ものかと勝手に思っていたら、全然違った。笑 終始コミカルな音楽が流れてる感じ。当時の音楽も素敵でした。
過去に憧れてしまうけど、今を見つめないと。
無理して相手に合わせるくらいなら、相性が悪いと分かっているなら、離れることもしなくちゃ。その先で素敵な出会いがある。羨ましいー
ぁ、今回も人が多すぎて隣にも人はいるし、ポップコーンの音うるさいし、隣の人の鼻息気になるし、笑い声すごいしで…仕方ないけど…やだなぁ。
知的で上質
正直、始まりの二組のカップルやスノッブな婚約者の両親、パリのアメリカ人たちにうんざりし始めた頃に、本当の物語が始まる。
色彩の違う過去のパリ。
もはや歴史上の人物となった芸術家たちと次ぎつぎ出会う主人公。
たぶん彼らの半分くらいしかわからなかったとおもうが、十分に空気が感じられ、楽しかった。
音楽と情景
こんなお洒落なタイムスリップ映画は観たことがない。
思わずため息が零れるほど、恐ろしく魅力的…。
パリの暖かい音楽と情景が観るものを虜にし、ミッドナイトインパリへと誘う。
芸術家について知識が豊富ではなかったので、最初こそタジタジしましたが、流れが掴めてくれば あとは作品に身を預けるだけ。
非常に心地よかったです。
古き良きパリのエッセンス
小説家に少しは知識がないとちんぷんかんぷんだが、芸術や恋の街パリの華やかさが映像を通して良い感じに伝わってくる。
真夜中の不思議な世界を旅する、非現実的な気持ちになれるとともに、いつか時が経った頃に、この作品に出てくる印象的な小説家達にまた会いたくなるだろう、そんな気持ちにさせてくれる作品だ。
パリを楽しみたい人のために
名前のとおりパリやフランスを近くに感じたい人にはちょうどいい。だけどそうじゃない人(今の自分、など)にはちょっと面白みに欠けるかな?
それでも、のんびり見てて構わない映画だし、著名な画家や作家の名前が分かればそれだけでも興味をそそられる。個人的に、「○○」を連呼するダリさんが好きです(笑)
(顔も含め)こんな人だったのかなぁ、と思いながら見るのもよいかも知れない。
ウディアレンに恋した
面白かった!タイムスリップ物で一番美しい作品だと思う。現実は厳しく汚れてるかもしれないけど、ここで生きるしかないものね。説教くさくないけど、ウディアレンに優しく諭される作品だった。キャスティングも良かったし、とにかく観て感激している。パリに行く前にウディアレン作品を遡る旅に出ます。
ヘミングウェイの言葉「あちこち旅をしてまわっても、自分から逃れられることは出来ない。」という事だな。
いやー、豪華だろ
ウディ・アレンは自由でいいなぁ!
たぶん、この人に会いたい!って人をためらいなく登場させて、それに扮するにはこの役者しかいない!って役者にためらいなくオファーしたのよたぶん。
エイドリアン・ブロディのダリが出て来た時は抱腹絶倒!
もっとアートやファッションや文学のことを知りたい!
パリの魅力満載
ずっと古い昔から綺麗で
現在も尚、ロマンチックな魅力を発してる
パリの街並みが素敵すぎて。
パリ良いとこですね。
ストーリーは少しばかり
知識がないと楽しめないかも。
でも、今日みたいな
ゆっくりした休日にピッタリな映画。
知的
この作品はとても芸術的で、知的であるが私にとって少し退屈な作品だった。
パリの街はとても美しく、登場する人たちも過去の素晴らしい作家や芸術家であるために、作品自体が絵になる。しかし、自分の知識不足のせいだが、出てくる作家や芸術家の知識がないためにあまり興奮するところもなく、頭で考えてしまう。また、ミッドナイトの奇跡が起こるが、最初に起きた奇跡そのものが最大の奇跡となってしまって、その後に起きる奇跡に進展はあるがどことなく平坦で出落ちな感じが生まれてしまっていた。
だから、嫌いな作品ではないが、少し退屈だった。
教訓 私たちは違った時代やものに憧れを感じる。それはいま生きている世界が人生だからである。しかし、その憧れに手が届くようになるとまた新たな違った世界に憧れる。人生とはそういうものである。
ミッドナイト・イン・パリ
主人公の夢と現実での葛藤を、あまり悩ましく見えないように柔らかく表現している作品に思える。画家や作家などの知識が無いとコメディだとは感じれない作品だと思う。自分はそういう知識が無いから、少し退屈に思えてしまう作品だった。ただ、ラストはすごくきれい。最後に最初との対比で雨のパリの街並みを見てみたかった。
黄金期とは
一度は、"あの時代に行ってみたい"と思ったことがあるだろう。
そんな人なら、この映画を好きになるに違いない。
自分が憧れていた時代の人々は、違う時代を黄金期という。
憧れと現実をうまく描いた作品。
パリを舞台にしていることで、さらに物語の魅力に磨きがかかっている。
ウィルソン!
ウディ・アレン監督映画というのとオーウェン・ウィルソン主演、パリが舞台というぐらいの予備知識で観た。
アレン映画は肌に合うのと合わないのがあるのだが、今回は合った。
パリに来たアメリカ人というと色々と皮肉めいた展開になりそうなものだが、あえてそれはしないでロマンティックな流れ。オープニングのパリの街の長めのショットもあえてわかりやすく撮ってる。
オーウェンウィルソンの佇まいも良かった。(いつ見ても鼻の形が気になるんだけど)
ニューヨークを愛してニューヨークを舞台にした映画を撮り続けてきたアレンが、色々あってもう暮らすことができなくなり、異国で映画制作している状況を考えると、旅人視点で見たパリの街が興味深い。
誰かを好きになったり惹かれてゆくということは素敵だな、と柄にもなく思ったり。
ラストは恋愛相手は趣味が合う人にしたほうがイイよ、というアレンのメッセージと受け取りました。
(隣で見ていたおばあちゃん二人組みが楽しげに帰っていくのを見てなんか嬉しくなりました)
考え方を問い直す名作
パリの美しさと古き良き時代の素晴らしさを堪能!パリには何度も足を運んでいますが、こんなに素敵な場所だと思ったのは初めてです。
また、解雇的な考え方ながらも、イネズという女性の性的な部分に惹かれて自分の気持ちに結論を出せないギルが、アドリアナという女性の考え方に共鳴を受けながらも、その姿に自分を重ね、成長をしていくストーリーにも非常に共感がもてる。
過去の素晴らしい事に学び慈しみながら、現代を自分の強い価値観を持って生きることを強く感じさせる名作だと思います。
ウッディ・アレンの俺様劇場
小説家志望の男(もう若くないやや中年)がパリにやってきたら…というお話。
「ボク、夢があるんだ!今の仕事辞めて小説家になるんだ!!」
なんて突然男が言い出したら、たいていの女は
「はあ?何言ってんの?それで成功出来るの?お金になるの?もっと現実見なさいよ」と思うだろう。
それに対して男は「いつだって世間はボクを理解してくれない!ボクって孤独!!」と拗ねる。めんどくさいことこの上ない。
で、拗ねて向かった先はノスタルジー溢れる1920年代のパリ。
タイムスリップした先では、当時の有名人たちと楽しくパーティー。麗しきパリの姐さんとも懇ろになり、さらには有名著作家に自分の小説の添削までお願いしちゃう。
なんて都合の良い話なんだ!!!!!
そう、いつだって男というものは自分に都合のいい夢をみる。
若くなくても夢をみる。
オレの才能、趣味の良さ…いくつになっても信じてたい。
ボギーやジェームスボンドよりオレの方がカッコイイと思ってる。
オレの良さを理解してくれる女性がいつかきっと現れるはず…。
男のそんな愚かさ可愛さを、どうか笑って許してくださいなと、ウッディ・アレンは映画を差し出す。
夢や感傷に浸った監督自身のアイロニー。
嘲笑するもよし、自分の身に置き換えて苦笑するもよし。
ただただ夢の素敵さに浸るもよし。
ウッディ・アレンの俺様劇場…観客にとっても苦くて甘い夢のひとときでした。
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