とある飛空士への追憶
劇場公開日:2011年10月1日
解説
2008年の発売後、口コミで評判が広まり、ラジオドラマ化や漫画化もされた犬村小六の同名ライトノベルをアニメーション映画化。制作は「時をかける少女」「サマーウォーズ」のマッドハウス。中央海と呼ばれる海を挟んだ帝政天ツ上と戦いを続けている神聖レヴァーム皇国の飛空士シャルルは、次期皇妃ファナを水上偵察機に乗せ、婚約者のカルロ皇子の元へ送り届けるという極秘任務に就く。敵の領域を横切る1万2000キロにおよぶ旅は、2人にとって身分違いの恋の始まりでもあった。
2011年製作/99分/G/日本
配給:東京テアトル
スタッフ・キャスト
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2022年1月30日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
2011年9月試写会鑑賞
原作は未読なのですが、一言で言うととてもベタな恋物語です。
とはいえマッドハウス製作なので、画面に奥行きがありました。
色々丁寧に描いているのがとても良くわかります。
また、松原キャラがとても爽やかなので、甘い空気を中和して程よい感じになってました。
そしてこの作品は何より音楽が素晴らしい。
楽曲が各々の心情とうまく被り、台詞よりも音楽がそれをうまく表現していたように感じました。
久しぶりにサントラが欲しくなった作品でしたね。
あと、サンドウィッチマンが凄いうまいです。びっくりしましたよ。
少しベタな内容ですが、見終わった後の爽快感がとても気持ち良い作品でした。
空と飛行機と恋物語が好きな方にはお勧めの作品です。
あと雲が好きな人も。
2019年3月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
高校生の頃、アニメ好きの友人と一緒に観に行きました。
原作は中学生のときに読みました。そのときは、後々アニメ映画になるほど人気が出るとは想いも寄りませんでした。
でも、王女と飛空士の身分違いの恋物語に胸をときめかせ、切ないラストに涙しました…。
アニメになっても、原作の感動は薄れること無く、それどころかより一層際立って、めちゃくちゃ胸に迫って来ました。
美しいビジュアルも、若いふたりの儚い恋を際立たせるようで、素晴らしいなぁ、と感じました。
神木隆之介の威力もあったのかもしれません。だって、上手いですものねぇ…。竹富聖花の初々しさも、いいアクセントになっていたと思います。
空戦シーンの迫力たるや、画面に釘付けになるほどすごかったです。
水上偵察機を襲う敵機の銃弾。その雨を掻い潜り、海面スレスレを飛行して卓越した操縦技術を見せるシャルルがカッコ良過ぎました。
真っ直ぐ飛んでいると見せ掛けて、実は機体を滑らせている…今思えば、「永遠の0」で宮部久造が行っていた技だなぁ、と。名パイロットの証なのでしょうかねぇ…。
水上偵察機を追跡する敵国のパイロットが、これまた渋くて素敵やなぁ、と。声がいいなと思っていたら、サンドウィッチマンの人でしたか…なるほど!
水上偵察機“サンタ・クルス”の操縦席で、長い間ふたりきり…そりゃあ恋が始まっちゃいますよね。どうしたって、お互いが気になる。決してゴールしない恋と分かっているからこそ、余計にその火は燃え上がる…。切ない恋に胸が締め付けられました。男ふたり、気付けば仲良く泣いておりました(笑)
2014年4月1日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
ラブストーリーって聞いてた割には時間的に詰め込めなかったのか貴族階級の女の子、最底辺階級の男の子2人でいる中での心の機微は薄く感じた。
個人的には空戦の迫力は白熱してたと思うんだけど、主人公・ヒロインの声がどうしても中盤位まで違和感感じてたな…。
続編の恋歌見る為だけに見たけど予想よりはよかった。
2011年10月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
お姫様が、金にこだわる主人公を批判したために主人公は最終的に報酬を空を飛びながらばら撒いてしまう。それがいかにも感動的な場面として描かれているのだが、彼は命がけで危険な任務を遂行してその報酬を得たのだ。いかにも現実と向き合ったり、お金に苦労したことのないお姫さまの言い草だと思ったが、そんなのに感化されてお金をばら撒く主人公もバカか、これまで差別を受けて貧困にもあえいでいただろうに一体どうしたことかと目を疑った。西原理恵子さんの『この世で一番大事な金の話』という本を読んだ方がいい。登場人物が紋切り型のお人形だったけどアクションはよかった。