宇宙人ポールのレビュー・感想・評価
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これは好き
本作は設定とストーリーとセリフだけでもイケる。
別に「E.T.」や「未知との遭遇」なんか知らなくて良い。
というかこの映画見る人はほぼ見てるとは思うが。
主役の2人のホモくささはこれまでのエドガー作品のファンのためのサービスでこういう自虐的なことが出来るのがまず面白い。
次に下品な笑いが9割がただが、意外とクールな笑いもある。買ったばかりの「エイリアン乗車中」のステッカーをすぐさま剥ぐあたりを差し込んだりしてとても面白い。小道具のベーグルも下品だがクール。
映画オタにとっても、かつての映画のシーンまんまのシーンあり、追っての
大ボスが異星人にとって最大の敵のあの人だったり、その人を殴るときのセリフがその人の有名なきめセリフだったりと(まあ、これはさすがに無理やり感あったが)
宇宙人ポールは散々他のレビュアーさんが書かれているとおり。
個人的には、ポールがモテ王のファーザーみたいな顔に時々なるのが勝手なツボだった。
途中乗車のオンナがうるさかったり、追ってが多分にもれず、あんな感じだったりと、こればっかりはどうしようもないんだろうけど、それをさっぴいいてもとてもよく出来ていると思うよ。
英米の人気コメディ俳優たちの遭遇
イギリス人のSFオタクのグレアムとクライヴは、念願のアメリカ旅行でエリア51などを巡るためキャンピングカーを走らせていた。ひょんなことから、政府施設を脱走したエイリアンと出会い、その逃亡を手助けすることになる。
「ショーン・オブ・ザ・デッド」「ホット・ファズ」で映画ファンの心をつかんだサイモン・ペッグ&ニック・フロストの英国コンビが脚本・主演を務めたSFコメディロードムービー。ジェイソン・ベイトマン、クリステン・ウィグ、ビル・ヘイダー、そしてセス・ローゲンといった人気のアメリカ人コメディアンたちとのコラボときたら、面白くないわけがない。英米の笑いの才能が遭遇し、ポップカルチャーに大きな影響を与えたSF映画の偉業をたどるなんとも贅沢な旅が完成した。
そしてなによりも、「ザ・宇宙人」なビジュアルにして、やたら陽気で口の悪いポールが最高にいい味を出している。危険な存在として描かれることも多い地球外生命体だが、あんな愉快な宇宙人ならいつだって歓迎したい。
外国人=エイリアン
宇宙人のことを「エイリアン」と」表現してあるが、同時に「外国人」という意味でもあり、皮肉が込められている。
誰から見た、誰がエイリアンで誰がシチズンなのか、それぞれの国、故郷、共同体、信仰、立場によって変わってしまう。
ポールは、それを超えた存在で、真実に一番近く、それゆえ行動に迷いがないのだろう。
ロードムービー特有の、華のない画面が惜しい。
第三種接近遭遇は陽気に行こう!
子供のころに描いていた夢・・・
一つは、仮面ライダーやウルトラマンのようなヒーローになること。
そして、もう一つは、ドラえもんや星の子チョビンみたいな異系の友人を持つこと。
まさにこの作品は、後記のそれ以外の何物でもない!
あの頃は、真剣に宇宙人とのコンタクトを考えていて、UFO雑誌を読みあさったり、暇があれば空を見上げたり。
純粋で、夢多かった時代を懐かしく思い出させてもらいました。
大ヒット映画の「E.T」なんてのもまさにこのテの作品で、大好きな一本ではありますが、この作品ほどの感動(?)はありませんでした。(「ポール」のなかでは、助言された作品として出てくるから、こっちのほうが元って言えば本物を超えるものはない!みたいな・・・)
今、思えば登場人物が子供の「E.T」より、実年齢に近い大人が主体の「ポール」だったから余計に感情移入しやすかったのかもしれません。
【ネタばれ含む】
なにしろ、ポールのあの人間臭さがいい!汚い言葉を使ったり、お尻を出したり、煙草をふかしたり・・・。
それでいて時々優しい瞳で見つめたり。 ETばりの治癒能力もよかったです(ラストはちょっと想像できたけど)。小鳥の蘇生シーンなんてめちゃくちゃコメディで大笑いでした。(ちょっとブラック・・・)
息を止めると姿を消せるっていうのも、まるでオバケのQ太郎みたいで。(もしかして作者は日本通オタク?)
追跡者のMIBもどきの連中もよかった。程よい笑いを提供してくれました。
あと、仲間の宇宙人とのコンタクトポイントがあの映画のあの場所っていうのもホンっとこのテの映画好きにはたまらないシーンでした!
何度見ても楽しめる最高の一本です。
そして60を過ぎたいまでも、できたら現実の世界でもUFOを見れたらな~・・・なんて、想いを巡らせてしまいます。
レビュー通り
ミッションインポッシブルのベンジーがとても良くて、他の作品が観たいと思い、皆様のレビューを拝見し観てみました。
まず、サイモンペッグさん若くてかっこ良いですね。
内容も、大好きなSFなので好みでした。
コメディだけどチョイホロッとくる時もあり、良かったです。
【口は悪いが、心根の優しき政府に60年もの間捕らえれていた宇宙人ポールを故郷に戻すために奮闘するSFオタクや仲間達の姿を描くSFコメディ。今作は、随所にSF映画愛が溢れる作品でもある。】
■SFオタクのイギリス人青年・クライブ(ニック・フロスト)とグレアム(サイモン・ペッグ)は、コミックの祭典「コミコン」とアメリカ西部のUFOスポットを巡る旅を楽しんでいた。
その道中、彼らはポールと名乗る宇宙人と遭遇する。
ポールを故郷に帰すため、彼らが政府の秘密期間から派遣された追っ手との悪戦苦闘の日々が始まる。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・随所で描かれる、「E.T.」「未知との遭遇」をはじめ、数々のSF映画へのオマージュも満載作品である。まさか、「E.T.」の指先が光るアイディアをスティーブン・スピルバーグに与えていたのが、ポールだったとはねえ・・。
・ポールは口は悪いが、左目が見えないルースの眼を治してあげたり(結構、大変らしい・・。で、ルースは感激しちゃって、彼らと行動を共にする。)、後半ルースを救うためにグレアムがルースの父に撃たれた時も、死にかけながらも蘇生させるしね。
ー 基本的に、ポールは良い奴なのである。-
・ポールを執拗に追いかけるゾイル捜査官(ジェイソン・ベイトマン)が内通者だったとはねえ・・。捻りが巧いなあ。
・ポールが宇宙船に戻る時に、60年前に迷惑を掛けたタラおばさんの処に、律義に寄り道して謝るのも良いね。で、皆にポールの事を言っても信じられずに、寂しく麻薬に頼って生きて来たタラおばさんも皆と同行する。
ー 更にポールはタラおばさんを宇宙船に乗る様に促し、おばさんもタラップを登って行く・・。-
・政府のポールを執拗に追うビッグ・ガイが、シガニー・ウィーバー出会った事にもビックリです。
<今作は、SFコメディだが、随所にSF映画愛が溢れる作品である。
ポールの、異様に運転が下手だったり、お茶目な姿や、人の良い所も好きだなあ・・。>
宇宙人の治癒能力
下ネタ好きのおしゃべりな宇宙人、ウケる。こういうB級センスは好物。主人公2人がさえないオタクで、ビビリで、奥手なのもかわいい。どんどん下品になるルース(笑)。ビッグ・ガイは顔出しわずか。
ポールの目がなにげにきれいで、神秘的だったなぁ。汗腺がなさそうなのに、汗が流れるのはちょっと不思議。責任取って、タラを連れて行くところは、ポールの男気を感じた。
フジテレビの放送を録画で。
SFひさびさ
事前のレビューの良さどおり作中ずっと楽しめた。
ポールいい奴らに会えてよかったな。
ビッグバン・セオリーもとい、世がイメージするこの手のオタクは優しいのだろう。
ポールがいい奴だから人徳かな。
エイリアンに人徳というのも変か。
モルダーのワードが出てきて懐かしさで悶絶。
奇しくもこの日TVでE・Tを放送。
オマージュってよい。
めちゃくちゃ面白い見ろ
SFオタク二人組の珍道中
何が良いって主演の二人は現実世界でも親友で
その関係性が温かみとして感じられる
どこにでもいそうなキモオタクの親友感が親近感を持って見れてほっこりオモロい
下品で過激な面白さってあるけどほっこりオモロいって新ジャンルでは?見ろ
オタク感満載
イギリス人のSFオタクのグレアムとクライヴの二人が最高。
どっちもいい人でいかにもオタクという感じがして、トラブルに見舞われながらも、最期はポールが宇宙に帰るまで助け続ける。
SFコメディと言えばそれまでだが、アクションシーンあり、恋愛シーンありで最期まで楽しめた。
結構E.T.とかぶってる感じもあったがスピルバーグが声で出ているのだから許される範囲か。
ポールは見た目は怖くてもナイスガイだった。
何も悪くないのに2回も車をぶつけられて逃げられた二人はお気の毒としか言い様がない。
ポールも帰る前に車を直してやったら良かったのに。
そこが少し気がかりやなあ。
100%ハッピーエンドでは・・・車は弁償しなあかんやろなあ
エイリアンだからって
なかなか面白かったです。たしかに別に宇宙人だからって怖くなくたって、可愛いくなくたって、強くなくたっていいじゃないか。
かなり下品なコメディ映画ですが、しっかり友情も恋もハラハラドキドキも描かれていて観終わったあとは意外にも爽やかな気持ちになりました。
ポールは人前でタマを掻く宇宙人
ちょっとお下品な世間ずれ(人間馴れ)し過ぎた宇宙人👽のポール(声はセス・ローゲン)がチャーミング。
主演のサイモン・ペッグとニック・フロストの仲良し英国コンビが共同で脚本も手掛けた作品。
米英のコメディアンが集結した、とても暖かい気持ちになる愛あるロードムービー。
アメリカ西部のUFOにちなんだ土地をレトロなキャンピングカーで巡る途中で政府の秘密機関に長年拘束され、超能力の解明のためについに脳の幹細胞を取るために殺されそうになって脱走、逃亡中の宇宙人👽ポールに遭遇するオタクのSF作家とイラストレーターのコンビ。長年の憧れだったアメリカのコミックフェスティバルに参加するところから始まる。フェスの会場にはワンダーウーマンの衣装の9頭身美女たちが出てきた🤩眼福。眼福。
左目が病気のRVパークの娘役のクリステン・ウィグはその後、ワンダーウーマン1984でチーターに変身してしまう考古学の学術員バーバラやソーセージパーティーのホットドッグ🌭のパンのブレンダ役に抜擢される。この映画でもたびたびソーセージが出てくるから、ソーセージパーティーの方が先かと勘違いしてしまった。
グレアム(サイモン・ベック)とルース(クリステン・ウィグ)は恋仲になり、敬虔なキリスト教徒で厳格な父親と二人暮らしのルースをキャンピングカーの旅に誘う。
「君に僕のベッドを譲るよ。
僕のベッドのティッシュはペンでどけて。風邪なんだ。」
風邪じゃないよね。
この人たちのお下劣下ネタは小学生並みなので、ポールって絶対アレだけど、ポール Paul っていう名前は元々、パウロから来ているのかな?
ジョン John はヨハネからかな?
「天使にラブソングを」の冒頭を思いだした。
ポールは元々、宇宙船が着陸したときに犠牲になったアイオミング州の少女タラの愛犬の名前。タラは不時着時に負傷した宇宙人を介抱した。政府に捕獲されてしまった宇宙人の存在を訴えるも、周りからは変人扱いされ、不遇の人生を送っていた。
ダーウィンの進化論も信じないキリスト教徒は下品な宇宙人なんかとても受け入れ難いのだが、ポールがルースに施したあることから信じてもらえる。
最後出てくるビック・ガイはかなり大柄の強い女だった。役はエイリアンシリーズのシガニー・ウィーバー。貫禄凄かった。
エンドロール途中のハッピーエンドがとてもよい。あと、花火付きのフロート出してきたダイナーの女主人役のジェーン・リンチはレズビアンを公表しているだけあって、これをネタにしたジョークがなかなか。クリステン・ウィグにすごく可愛いわねと話しかける。脱いだらもっとと答えるクリステン・ウィグ。いいわねとジェーン・リンチ。へーんな間が少しあってから、クリステン・ウィグが「駄目よ」と返す。
楽しいですな~
ここまで笑ったコメディは久々だ
尊敬する映画評論家(?)のライムスター宇多丸さんが大絶賛されていた本作。
観たい観たいと思っていましたが、ようやく鑑賞しました。
事前知識は全くない状態です。タイトルから「宇宙人出てくるんだろうな」くらいの知識。
結論ですが、ここまで爆笑しながら観た映画は久々でした。
ところどころに過去の宇宙人SF映画のパロディが散りばめられているらしいですが、正直私はあまり観ていないジャンルなのでどれがパロディなのか分からない部分が多かったです。しかし裏を返せば「気付かないほど自然にパロディが織り交ぜられている」ということなので、脚本の力を感じます。
普段あまり観ない宇宙人SF映画でしたが、素晴らしかったですね。
「たまには冒険するのもいいだろ?」
・・・・・・・・・
イギリス在住の宇宙人オタクであるイラストレーターのグレアム(サイモン・ペッグ)と小説家のクライブ(ニック・フロスト)は、大規模なオタクイベントであるコミコンに参加するためにはるばるアメリカまで訪れていた。アメリカにある宇宙人にまつわる観光名所をレンタルのRV車に乗りながら観光していた道中で、謎の組織から逃亡している宇宙人のポールと遭遇する。偶然の出会いを果たした宇宙人と宇宙人オタクの珍道中が幕を開ける。
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全編通してダレるシーンが一つもない。
登場人物の一人一人にしっかり個性があってキャラクターが立っている。
宇宙人映画パロディがしっかり作品中に機能を持って登場する(パロディを目的としたパロディになってない)。
コメディ映画として笑えるし、ロードムービーとしても友情を描いた映画としても一級品。
コメディ映画は作品のテンションや笑いのセンスに乗れないと置いてけぼりくらうことが多いため個人的に苦手ジャンルなんですけど、本作は私の好みど真ん中の笑いを描く映画だったためめちゃくちゃ笑いました。私が過去に観たコメディ映画で一番笑ったのは韓国映画の『エクストリーム・ジョブ』だったんですけど、同じくらい爆笑しました。
道中の男三人(?)のロードムービーは『シェフ 三ツ星フードトラックはじめました』を思い出すような素晴らしいロードムービーでしたね。とにかく三人がずっとテンション高くて楽しそうで、「俺も仲間に入れてくれ!!」って思うような描写が続きます。このロードムービーのシーンだけ5時間くらい垂れ流す映画を作って欲しいくらいに面白かった。
本当に批判するところが見当たらないほどに面白い作品でした。オススメです!!!
のんびりオタ活旅のはずが…w
米英仏合作映画ならではのアメリカンカルチャーの描写もあり、SFオタク向けのオマージュネタもありで色々と面白かった。
元ネタの映画も見直したくなった。
スピルバーグ!
エドガー・ライトは関わっていないが、脚本はペグフロ二人が書いたので、いつものかなりヘビーなネタを詰め込んできてるのにふざけ倒して笑い飛ばす感じ。ほんと君たち仲良いね。
クリスティン・ウィグも色々な役柄
一つ引っかかるのは…SFマニアとUFOマニアはあんまり重なっていないと思うが。映画マニアがみんな胸キュンスイーツムービーマニアというわけではないような違和感。まあいいけど。(気になるとこ、そこ?)
スピルバーグ含め映画ネタにはニヤニヤ。『未知との遭遇』も『E.T.』も観たことありませんがね!
面白い。
1度目は字幕で、
2度目は子どもたちと吹き替えで観たけど、
吹き替えの方が笑えました。
面白かった。
こんな歳の取り方したい!
何歳になっても何かに夢中になって人生を送りたい!
と思える素晴らしい青春映画でした。
キャラがみんな良いから観てて楽しい。
キャラが良いが故に悪役の末路に
「え?残念」と思うところもあるのだけど…
たぶんSF映画ファンならオマージュなんかに気付いて
もっと楽しいんだろうなと思うけど、
知らなくても充分楽しめます。
たぶん何回でも見返すし、
続編を永遠に待ち続けるのだろうなぁと思います。
オタク最高。
周りが見えなくなっても、
夢中になって突き進む人生最高だよ!
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