莫逆家族 バクギャクファミーリア
劇場公開日:2012年9月8日
解説
累計発行部数2550万部を突破する田中宏の人気ヤンキー漫画を、「海炭市叙景」「青春☆金属バット」の熊切和嘉監督が実写映画化。主演は人気お笑いコンビ「チュートリアル」の徳井義実が務める。17歳にして関東一の暴走族「神叉」のトップを張っていた火野鉄は、30歳を過ぎた今は建設作業員として平凡な生活をおくっていた。しかし、ある事件をきっかけに理不尽な現代社会に異を唱えることを決意。かつての不良仲間たちを再集結させる。
2012年製作/127分/PG12/日本
配給:東映
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原作を読んでたんだけど、何だかよく分からなく途中で読まなくなったのだけど、あぁこおいう話だったのかと妙に納得。
血は争えないって言葉を聞くけど、まさにそんな印象を受けた。
暴力の連鎖というか、遺伝子というか。
まぁ、それはそれとして、大人になるにつれ友達とは疎遠になるのが世の常で…それは家族っていう別のグループに属するがこそであるわけなのだけど、じゃあ、昔、抱いてたアノなんとも言えない絆はなんだったんだろうって話にも思える。
それをそのまま引き連れて、大人になって、個々に別々のグループに所属しながらも、そのままの価値観で生きていく。
仲間がやられたらやり返す。当然のように。
腹が立ったらぶん殴るし、友達も恋人も自分以上に大切だった。
だけど…それが出来ぬのは、責任が付きまとってしまうからに他ならず、そのルールから外れてしまえば安易に犯罪者と断罪される。
そんな葛藤を感じもするが…やっぱりよく分からなかった。
ただ1つ言える事は、村上潤さんが半端ない。
彼を観る為だけにこの作品を観てもいいと思えるくらい圧巻の強烈な存在感だった。
素晴らしかった。
息子同士の喧嘩もすっごい良かったなあ。
2020年5月16日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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もともと某配信サイトのマイリストに入れていて、気が向いたらみてみようくらいにしか思っていなかった。
もっと早くにみておくべきだった。
原作があることを知らなかったので、実写なんだと斜に構えることもなく素直にみれたのと
昔やんちゃしてた大人の青臭い感じが豪華なキャスト陣の演技力によって迫力のあり、
良い意味で歪な人間臭さの塊のような作品だった。
想像で言わせていただくと、昔の回想を新人俳優にやらせるよりも、あえて変えずにやることによってその時代に近い人たちがよりリアルに伝えてくれるので空気感とかも説得力があった。
自分の親世代の大人がボンタンを着て全速力で走ったり、殴ったりなんて滅多に見れないし
いつもアウトローな作品に出てる俳優さんはもちろん、普段は出ないような方々の迫真の演技に吸い寄せられるように観ていた。
村上淳さんは安定感のあるヒール役で観ていて惚れ惚れした。
最初は新鮮なキャラクターだなあなんて観ていたのも束の間、仲間の死を目の当たりにして
糸が切れたと言うよりも、切れていた糸が結び直されたように豹変し進んでいた時間が彼だけ巻き戻っていく。
最後の遊園地のシーンは鉄が周平にも、昔の自分にも語りかけるように
周平は昔の鉄の言葉を代弁するかのような交錯したセリフに鉄の人生の一部が報われたようで儚い気持ちになった。
ここワンカットで撮ったのか?!とか本当にこれ殴ってるのかな?!と気になるとこをあげだしたら
キリがなく、見逃しているところもきっとあると思うので必ず見直すと思うのだけど、
観るにはとても体力のいる作品なので、時間をおいてまた観たいと思った。
2016年10月31日
iPhoneアプリから投稿
原作めっちゃ好きだったから見たけど、世界観の演出難しいよなー。
2015年10月13日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
三十代半ばにさしかかった元暴走族の主力メンバーたち。
過去と決別してそれぞれ仕事を持ち、平穏だがうだつの上がらない毎日を送っていた。
しかし、ある事件をきっかけに全員が再集結し、思いもよらない展開へと転がっていく。
火野鉄(徳井義実):若干17歳にして関東一の暴走族のトップになった男。今は見るも無残な姿で嫁にも息子に見下されている
火野周一(林遣都):鉄の高校生の息子。思春期真っ盛りにつき絶賛反抗期中
火野鉄新(井浦新):鉄の父親。幼い鉄と遊園地で会った日、失踪してしまう
川崎浩介(玉山鉄二):鉄と同じ施設で育った相棒①
横田あつし(阿部サダヲ):鉄と同じ施設で育った相棒②
横田真琴(山下リオ):あつしの娘。周一と付き合っている
渡辺満(中村達也):鉄の前に暴走族のトップだった男。殺人罪で収監中だったが出てくる
れん(石田法嗣):周一の前に突然現れた謎の少年
渡辺武(千鳥大悟):満の弟。クズ
夏目裕二(北村一輝):満がトップだったときに対抗していた男。超かっこいいやばい
五十嵐けん(村上淳):満の右腕だったが、シメられて精神不安定になり引きこもる
緒方透(新井浩文):五十嵐と同じ施設で育った弟分。五十嵐を全力で慕い尊敬している
前田梅(大森南朋):刑事だけど鉄たちの友達
ドンばぁちゃん(倍賞美津子):鉄、浩介、あつしが育った施設のドン
まずなんだこのキャスト!!
井浦様と北村一輝の共演というだけで最高にアツいのに、Nための徳井義実、阿部サダヲ、大森南朋、ちょっと前に好きだった玉山鉄二、そして最近好きな新井浩文。ひゃー!!!
原作はもちろん読んでないし、情報ゼロだけどキャストの魅力でレンタル!
そしたら!
案外めっちゃ面白くてね!バイオレンス!
思わず連続2回観た!!
登場人物が多過ぎて(上に書いたの以外にまだあと何人かいる)、しかも全員が全員ちゃんと自分のストーリーを持っていて、冒頭を適当に観てた一回目は中盤以降おもしろくなってきたはいいが「え?え?」ってなってるうちに終わった。
最初の方、夜の暗いシーンが多いんだけど、観たのが昼間だったから部屋が明る過ぎて何が何だかわかんなかったってのもある。
で、そのまま終わりにするには勿体無いと思ってもう一回観るに至ったのでした。
緒方のシーンは一回目も二回目も泣いた。。。
自分をとことん犠牲にしてまで五十嵐に昔の自分を取り戻して欲しいと訴えた緒方。
自分を救ってくれた五十嵐、一緒にデカくなる夢を見た五十嵐。
歩きタバコしてる回想シーンとかやばいでしょ。あれだけで泣けるのはなんなんだ。
新井浩文だからってのもあるけど切なすぎかっこよすぎだー。だめだー。あうー
園子温とかGONINとか、最近こういうバイオレンス系の映画ばっかり観ている。。。
新宿スワンも借りてきたし。。。
ネットの評価あんまり高くないけど、これはほんとに好きな映画。