東京公園
劇場公開日 2011年6月18日
解説
青山真治監督の「サッド ヴァケイション」以来4年ぶりとなる新作。「東京バンドワゴン」でブレイクした小路幸也の小説が原作で、主演の三浦春馬はカメラマン志望の大学生・光司を演じる。公園で家族写真を撮り続ける光司のもとへ、「彼女を尾行して写真を撮ってほしい」という依頼が舞い込んだことで、ゆるやかな距離でつながっていた女性たちとのあいまいな関係が微妙に変化していく。人間関係の間で揺れ動く繊細な役どころで新境地を開拓した三浦とともに物語を彩るのは、榮倉奈々、小西真奈美、井川遥。
2011年製作/119分/G/日本
配給:ショウゲート
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2022年3月31日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
大変に軽やかな作品で、平板な日常をカメラで「見る」ことで異化効果的にちょっといつもと違うものに見せてくれる。浮気調査を依頼された主人公が、公園を巡る女性を撮り続ける。一方的な見る・見られるの関係性は、映画を見るということにもつながる行為というか、一方的に世界を覗き込むことはいかがわしさを含む行為なのだなと感じさせる。
この映画には死の痕跡がある。死んだ友人が主人公にだけは見えていて会話できる。死んだ母の写真を飾っている主人公の部屋。その母は主人公が追いかけている公園の女性と瓜二つだ。(どっちも井川遥が演じている)
カメラで撮った写真は現実そのものかを切り取っているのかだろうか。カメラは、現実の痕跡を残すものではないかと思う。映画も何かの痕跡を残すもの。それは人が死んだ後も残っていく。痕跡を残すことを軽やかに描いた、とても豊かな作品だと思う。
2022年6月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
絶頂期の美しき小西真奈美のドキッとする様な表情が沢山見れて、それだけで観賞価値有ります。大島で一筋の涙を流すシーンはとても印象的でした。
ストーリーの展開、結末もとても好感持てました。榮倉奈々もいい味出してました。
とても良かったです。
2022年2月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
三浦春馬さんのための映画!
そんな感じがするゆったりまったりほんわかしながらストーリーが流れます。特に感動するわけでもなく同居人を含め登場人物の関係性が徐々にわかってきても大きな驚きもなく、でも楽しめる作品じゃないかと。
がたいのでかい榮倉奈々さんがかわいらしく(でも実際にいたら若干ウザかったりしそうですが)恋人との別れのいきさつとそこから抜け出せないいじらしさ。そのくせ鈍感な主人公にズバズバ物申す幼馴染ならではの関係性。なかなかいいじゃないですか。
東京には住んだ済んだことがないので大きな公園がいくつもあることはテレビやメディアで理解するだけですが、なんだか公園がたくさんあって家族連れや、カップル、歳を召されたご夫婦など、みしらぬ老若男女がいききする場所なんて素敵だなぁって思いました。
僕の住む名古屋はそんなまったりできる公園ってあるんだろうか?
三浦春馬さんの作品を今観ると、本当に残念な気持ち、悲しい気持ちになってしまうんですが観終わったあとの感情はほのぼのできて不思議な感覚でした。
10年以上前の作品なんですね。あまり話題にならなかったような…レビューも少なめですよね。でも隠れた名作なんじゃないでしょうか?多くの幅広い世代の人に観てほしいと思いました。いい映画ですよ。
2022年1月26日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
タイトルから公園をテーマにした作品かといわれたら、そういうわけでもない。
三浦春馬と小西真奈美?榮倉奈々と染谷将太?
三浦春馬と井川遥?いや、なんだかんだ三浦春馬と榮倉奈々?
なんてどこのラインもなんかふわふわとしてて、
気がついたらエンディングという感じでした、
まるで公園で、ポカポカ気持ちよく寝落ちしそうな、そんな作品でした。
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