白夜行のレビュー・感想・評価
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残念だった。
テンポが悪く感じた。
いらない所を長々やって、大事な部分が抜け落ちてる、そんな印象。
映像としてもインパクトのある絵がなかった。
ドラマ版もあるらしいので、そっちを観るべきだったか、小説を読んでから観たら良かった。
船越さん演じる刑事が、ずっとリョウジを嗅ぎ回って親父役をさせてくれというまで肩入れしてたというのも最後台詞でしか分からなかったし、
リョウジが雪穂を陰で支えてたというのは最後まで分からないままでいいとは思うけど、雪穂をどう思ってたか伝わらず感動出来なかった。
自分の人生を捨ててまで人に尽くす、人間離れした人生のその苦しみを見たかった。
雪穂の冷酷さと堀北真希の能面のような冷たい表情が相まって良かったと思う。
そりゃ子どもの頃こんな酷い事されたら人格は破綻するわな…
そういえば...
見入ってしまいました
60点
映画評価:60点
原作もドラマ版も知らない、だけどタイトルだけは結構前から知っていました
そんな無知の自分でもこの作品を2時間半でまとめるのは厳しいと感じた
理想としては冒頭から答え(ネタバレ)をしてからの二人の行動を見せるべきだったと思う
ファンでもない人はこんなに長く重い映画を二度も観たくない!でもネタバレしてから見ると更に良作になるとも思う
だからこそ初回からネタバレしておけば……
そんな事を言っても仕方ないがね
登場人物も多いので2時間半ならもっと少なくても良かった
堀北のモンスターぶりには圧巻したが、ただ許されざる手段で望みを叶えようという姿勢は最悪な気持ちになった
ただ色々考えさせられるテーマと内容だったので自分の知らない世界をまた1つ増やせたという意味では感謝してます
【GYAOにて鑑賞】
ドラマ版のほうが好きだった
映像的にはドラマ版よりダークでキレイ(汚い)な出来だが、受ける衝撃はドラマ版のほうが優っていた。
ドラマ版では、雪穂が性的行為をされていたシーンで裸が出るため、より彼女が受けた傷の大きさが理解できるほか、亮司の心理描写が丁寧に描かれるので、最後のシーンで何を想ったのか、あれこれ考えさせられる。
映画版は、最後のシーンで刑事に感情移入してしまう。これはこれで1つの方法なのだろうけど、個人的にはドラマ版のほうが好みだった。
すべてが弱い
2時間30分という長編ではあるものの、原作が大作だからであろうか、導線、動機付けなどにおいて、全ての面で弱いという感じがした。
また、主人公であるはずの、雪穂(堀北真希)、亮司(高良健吾)の存在感がテレビ版と比べてかなり希薄な感じがし、むしろ、刑事役の笹垣(船越英一郎)が支点となっているような感じで仕上がっている。とはいえ、笹垣が特に印象的というわけでもない。
テレビ版とは内容的にかなり違っている部分もあるので、視点を変えた別バージョンとして考えれば、こういう形もアリかもしれない。しかし、個人的な感想としては、映画版として独立した作品として見た場合でも物足りない感をぬぐい去ることができなかった。やはり、テレビ版を先に見てしまったこともあり、欠落した箇所が目につきすぎてしまったためかもしれない。
作品全体を通して表現される、無機質、無気力、無感覚的な世界観は、二人の内面世界の投影として表現しようと試みされているのであろう。しかし、ただ無機質、無気力、無感覚なだけという感じで、上手く演出しきれていないように思われ、製作者の苦悩のようなものが透けて見えてしまっている感じがした。
最後の10分ほどで、サラサラと真実を解き明かしていくくだりは、時間の無さから、慌てて結論をまとめるような感じがして、唐突と言えば、唐突。
前半部分で、刑事達が3台の自動車に分乗して、河原のようなところを走っている様子を、真横から、同じ速度で追いながら撮影しているシーンがあるが、印象的な素晴らしい出来栄えのカットであると感じた。
テレビ版を見ずに、映画版を先に見ていたら、別の感想を持てたかもしれないが、個人的なこの作品に対する結論は、製作者が原作を踏まえた上で、何を中心点として描くかが曖昧なまま製作されたため、演出、編集ともにはっきりとしない、漠然とした仕上がりになってしまったのではないかということである。
あるいは、原作に忠実にあろうとしすぎたため、結果全てを描ききれるはずもなく、薄味な内容になってしまった、ということかもしれない。
唯一、原作は読んでいないので、逆にこの映画を見ることで、原作はどうなっているのか知りたくもなった。
149分は長―い!しかも、解り難い苦痛の連続!
149分は長―い!しかも、解り難い苦痛の連続!
東野圭吾ファンには良いのか?逆にダメか?
今年に始めて見た邦画作品がこれで、期待していたものが、一機に崩れ去った。友達に
時間の無駄、人生の浪費とメールしたあの日を今も思い出す。
原作は、東野圭吾氏で、昨年末までで、累計200万部とも言われる、ロングベストセラーの映画化とあって期待に胸が少し踊っていた。
ドラマのTBSでも、2006年の1月から1クールで平均視聴率12.3%とまずまずの視聴率を獲得していた作品だけに面白さをつい期待し過ぎていたのかも知れなかった。
結果的には自分の映画観賞歴の中では、邦画部門ワースト5位入選の高得点をマークする作品だ。
主人公が、犯罪者の物語の描き方は、観客が感情移入するのが難しい為に、細心の注意を持って演出して行かなければならないし、つまり主人公の幼少期は長い時間をかける必要があると思う。すると、後が全体に急ピッチを上げて話そのものを進めて行かなければ、作品は終わらない。すると丸2年に及ぶこの、連載ミステリーの原作の持ち味を壊す事無く、作品に描いて行くと言う企画自体無理だったのかも知れないと鑑賞後になって初めて気が付いて見ても後の祭りだった。その点、TVは13話の連ドラなので、ゆっくり描いてゆく事が出来たのだろう。CMその他が有っても、映画の倍の時間を費やしてドラマを表現出来るその点が強みだったと思う。
加害者が実は本当はインナーチャイルドずたずたに傷つき、修復不可能なトラウマを抱えた発達障害者?心の病を患っている男女と言う事が出来るのだが、その姿を全面に持って来ない事には、原作者の意図が伝わらない作品に終わってしまうと思う。
高良健吾は巧い若手俳優だ。もう少し彼に芝居をさせてやっても良かろうと思った。
堀北真希は、『3丁目シリーズ』のあのズーズー弁の無垢な姉ちゃんとは全く、同一の役者さんがこれホントに演じたのと言う、あのラストの凍りつく怖さが忘れられない!!
鑑賞後最も気分が悪い最低な映画では有ったが、堀北のラストは忘れられないと言う意味で評価出来るラストシーンであった。
東野圭吾ファンには良いと出るか、ダメと出るか興味の涌くところだ!
映画のキャッチコピーは、『殺したのは、心』と有るが、『殺されたのは、私の心とサイフ』と叫んでみても、もう遅い!レンタルビデオさぁどうされますか?
長い↓
【泥沼の世界】に引きずり込まれる
東野圭吾のミステリー長篇小説の映画化
過去に韓国でも映画化されているけど
そちらは観ていない
実はこの映画 劇場で観るつもりは無かったけど
たまたま観る機会ができたので 全く期待せずに
何も内容を知らないまま 【予備知識ゼロ】で鑑賞した
数十年前 雨の降る殺人現場から物語は始まる
謎めいた事件に 怪しげな事件の関係者たち
薄暗い町並み だんだん胸騒ぎがする
『ゾディアック』や『殺人の追憶』の様な雰囲気で
ジワリジワリと【泥沼の世界】に引きずり込まれる感覚
遠くもなく 近くもないアノ20世紀後半の
【時代背景】を忠実に再現した美術も良い
結果 素晴らしい体験をさせていただいた
観る前から堀北&船越の主演だけは知っていたけど
二人とも予想以上の好演で 役者として惚れた
幼少の頃 映画を観始めてから今までの人生
《映画は内容を何も知らないで観るべき》だと
熱く語り継いできた
やはり映画は【予備知識ゼロ】で観るのが理想だと
改めて思った
これから映画を観る時は今まで以上に【予備知識】と
【先入観】と【偏見】と【ジャンル分け】を徹底排除しようと
世界の映画好き仲間に再び言いたい
初めてでもわかりやすい
現代の松本清張のような作品
本作も「GANTZ」同様、原作が有名な為、見る人によって評価は違うハズ。
膨大な原作を2時間半にまとめようとしたせいか、エピソードの一つ一つの描き方や急な場面変換に違和感も感じた。
が、僕は原作を読んでないので、否定的な意見を言う事はあまり出来ない。
一本の映画としては、なかなか良かったと思う。
ミステリーは元々好きだし、初の悪女に扮した堀北真希も、良い悪いは別として、頑張っていた。
刑事役の船越英一郎は、思わず2時間ドラマか!と思ったが、ラスト、高良健吾扮する亮司に叫び語るシーンは感動した。やっぱり名優なんだなぁと再確認。
銀残しの映像は雰囲気を醸し出している。
かつての松本清張のような、重厚なミステリーの中に哀しき人間ドラマを描く作品をもっともっと見たいと思わせてくれた。
余談だが、黒部進と篠田三郎のツーショットシーンには、特撮好きとしては思わずニンマリ。狙ったのか偶然なのか分からないが、楽しませて貰った。
修行・苦行・白夜行
見入った!
観てきました
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