白夜行のレビュー・感想・評価
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古く懐かしい旧車の警察車両とか、 平成23年(2011年)制作の映画のはずなのに、 この映像の昭和っぽさはなんだろうとパニックになった。
動画配信で映画「白夜行」を見た。
劇場公開日:2011年1月29日
2011年製作/149分/G/日本
配給:ギャガ
堀北真希
高良健吾
友利恵(緑友利恵)
姜暢雄
粟田麗
斎藤歩
中村久美
山下容莉枝
宮川一朗太
田中哲司
戸田恵子
船越英一郎
東野圭吾原作
古く懐かしい旧車の警察車両とか、
平成23年(2011年)制作の映画のはずなのに、
この映像の昭和っぽさはなんだろうとパニックになった。
インターネットを検索すると答えがあった。
昭和55年から平成10年までの時代に応じたロケセットを準備、ロケは2010年3月から6月までの約3か月に渡り撮影、ロケ地は8都県に及んだ。特にラストシーンのロケでは300人にも上るエキストラが集められている。
全国210スクリーンで公開され、2011年1月29日、30日の初日2日間で興収は7,862万5,500円、動員は6万367人になり映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)で初登場第6位となった[8]。
映画の冒頭から次々に死者が。
そして犯人はすべてあの人。
小学生からすでにモンスターって・・・
これは小説も映画も問題作ではないのか?
船越英一郎の演技には味があると思った。
個人的には青酸カリで死ぬ粟田麗が哀れだった。
ストーリーには納得いかない部分がたくさんあるのだが、
見応えはあったので、
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
船越英一郎渾身の演技に加点
これはもう船越さんの演技に尽きると個人的には。
別に彼のファンというわけでは全くなく、もしかしたら2時間ドラマレベルの演技に過ぎないかもしれないけれど、それでも彼の存在感はかなりのものがあった。
2時間半という結構な長尺ものに最初は正直ゲットなったけれど、時系列順に展開するという正攻法が好ましく感じられた。
そのためミステリーの謎解きもストンと腑に落ちる展開で、長尺であっても嫌悪感が生じることはなかった。
ヒロイン堀北真希の存在感も船越さんと良好なバランスを保ち、結論としての満足感を醸成する要素は充分見たしていた。
多少の薄っぺらさとか不問に付してもいいという気にさせられた。
映画化することに無理があった?
原作を読んだ時これは映画化は難しいのでは?と思ったがやはりその通りだったようだ。雪穂役はもっと美人でなくてはいけない(では誰がと言われると難しいのだが)し、そもそも原作は結構大作(そしてあまり無駄な挿話が無いので)2時間程度の映画にするのは無理があるかも。原作では雪穂と亮司が主語の部分が多かったはずだが映画では刑事(=船越英一郎)がほぼ主役と言える。間違いなく言えることは原作の方が遥かに良かった、ということ。
重く暗く、切ない。
雪穂と亮司は普通の子どもとして生きたかっただけかもしれない。大人の身勝手さに振り回される子どもって自分が知らないだけで世の中にはすごく沢山いるのだろうかと考えると胸が締め付けられた。
堀北真希幻想から目覚めた❓原作と違うトホホ映画か❓‼️
堀北真希にしろ山口百恵にしろ、改めて観ると、そんなに演技が上手くない、改めてそう思う。
この映画は原作の心理描写を大幅に省き、意味のないエピソードを追加して、刑事が主役のように改編されている。
演技が上手い役者が多くいるので、退屈せずに最後まで楽しめます、それなりに。
東野圭吾の嫌な色がない分だけ、主人公に共感出来るところが薄いです。
救いようのない映画
ストーリーはタイトルの通り、見れば見るほど残酷で辛くなってしまう。東野圭吾作品で雪穂(堀北真希)に少し近いなと感じるのは、『幻夜』の深田恭子が演じた女性(役名忘れました)ではあるが、この作品は雪穂の方が辛い過去を持っていた為、同情することができた。堀北真希の演技があまり好みではなかったが、表情がない役はもしかしたら一番適しているかもしれないと感じた。亮二が一番可哀想だなと個人的には感じた。辛い過去があるのに、雪穂のように性格が歪むことなく、優しい性格であることには好感が持てた。
19年間を2時間半で描くのは無理があると…
あの重厚な原作を150分に縮めるのはどう考えても無理がある。
ストーリーがブツ切りになるから原作の良さが活かされていないです。
とは言ってもラスト30分は引き込まれました。
最初の事件の真相ですが…あまりにも重い真実。これを映像で見ると原作とはまた違ったものが込み上げてきます。
キャスティングも良。雪穂のイメージにあう女優を考えてみましたが堀北真希さん以上の人はちょっと思いつかないですね。あの透明感が素敵。
亮司役の俳優さんは正直知らなかったのですが、少なくともハズレではないと思いました。
このキャスティングでドラマやれば良かったのに、と言うのが一番の感想です。
それと、出来れば令和リメイク版が制作されないかなぁ。
原作がさすがの内容で、良かったが、 ちょっともう少しぐっと深くくる...
原作がさすがの内容で、良かったが、
ちょっともう少しぐっと深くくるものがあったら
もっと良かった。テイストとしては好きな感じだった。
堀北のラストの微笑
映画としての出来は兎も角、話は面白かったです。
東野作品らしい、悲しい終わり方でした。
「砂の器」の様な、昔の事件の掘り起こし話でした。
事件の発端はスゴイ残念な、ゲスい内容で、
だからこそ雪穂は強かになり、亮司は従順になっていく。
原作とは違うかもしれないが、
途中から雪穂は亮司を利用しているだけ、という司令塔で、
亮司は雪穂の言いなり、だけどちょっと好きかも、
でも彼女が幸せになるなら祝福しよう、という、
屈折した片想いが交錯するのは、心揺さぶってくれて、
堀北真希、高良健吾の演技も良かった。
映画としては、序盤のヒントが少なかった分、
後半のネタばらしで高揚感感じられたのは良かった。
時代考証もちゃんとしていて違和感はさほど無かった。
でも、亮司と付き合っていた薬剤師の自殺の理由が分からない。
雪穂が何故川島と友達になったのかも分からない。
亮司が刑事を殺そうとした動機も不明。
この辺りは、映画にするには無理した場所かな。
2時間ちょっとでは足らない気がする。
あと、最後の刑事(船越栄一郎)が叫ぶところ、
自分の息子の事とかフラッシュバックで入れていけば、
もっと感動できただろうし、台詞が臭い。惜しい。
全体的に惜しい映画でしたが、楽しめました。
堀北の演技の幅を見せられた映画でもあると思います。
最後の不敵な笑みとか良かった。
話の筋としても、
最後の雪穂の台詞は本音なのかもしれないと思うと、
亮司の不憫さが際立つ極上のシーンだと思います。
堀北真希の背中ヌード
事件から6年後の昭和61年。容疑者の娘・唐沢雪穂(堀北)はイジメられっ子の川島江利子(緑友利恵)と友だちになる。そして暴行された藤村郁子(長谷川愛)が写真も撮られていた。
2年後、大学生になった二人に接近する男。
被害者の息子・桐原亮司(高良)は薬剤師の女(粟田麗)と同棲。青酸カリにて死亡。刑事の船越英一郎も青酸カリに狙われた。
中盤辺りから、亮司が実行犯であるとか、雪穂の憎んだ人間が殺されていくということが徐々にわかってくるのだが、もしや雪穂が亮司に頼んでレイプさせたり、殺人させたり?などと、掴めないままのモヤモヤ感で鑑賞せざるを得なかった。もちろん原作もTVドラマも知らないのでわかるわけがない。結局、最初の殺人が誰なのか?雪穂と亮司の繋がりはどこからだったのか?という疑問を残したまま、終盤の謎解きが始まる。
暗い・・・非常に暗い。元はと言えば幼女愛好家の大人たちがいけないんだけど、小学生に殺人させるという残酷な内容はさすがの東野圭吾。雪穂の母親をガス自殺に見せかけて殺してから「二人だけの秘密」「逢わないでおこう」と誓った二人。雪穂が篠塚(姜)とデキ婚したのも、実は亮司の子どもじゃないのか?と疑ってしまった俺。かなりの純愛だったのね・・・
刑事を定年退職した船越が亮司を見つけたとき、もっと早くに気付いていたなら・・・と、亮司が人間の心を失ってしまったところが非常に悲しかった。
堀北真希の背中ヌード。もうちょっと見たかった。
ポスターの高良健吾のビジュが良すぎ。ただそれだけで見た映画やった。...
ポスターの高良健吾のビジュが良すぎ。ただそれだけで見た映画やった。多分この原作を2時間半にはまとめられやんのじゃないかな。
凄い頑張ったことは伝わったけどんー。って感じ。
ドラマ版を観てください。
原作未読の為、
内容は割愛しますが、
やはり
ドラマの方が
数百倍泣けます。
ドラマと映画は、
全く別物。
この映画が、原作通りに、
作ったのかもしれないけど、
ドラマ版と
どうしても見比べてしまうので、
全体的に演じる役者の力量が違います。
堀北真希も綺麗だけど。
最後の船越英一郎の
台詞は、ツッコミどころ満載。
とにかく
映画版を観るなら
ドラマ版を観て下さい。
原作未読だから見えたのかなと感じた。 内容を一気に凝縮した感じにな...
原作未読だから見えたのかなと感じた。
内容を一気に凝縮した感じになるのはしょうがないとして
船越さんの屋上のシーンの演技に今一つはいりこめんかった。
ドラマは長いし丁寧に描けるからきっといいんだろうとは思う。
(セカチューもドラマのほうが感情移入でけたし)
堀北ちゃんの演技ももともと得意ではないけど
役柄にぴったりあっていて怖かった。
原作も読んでみたいけど内容が内容だけにパワーがいるね。。
泣いた
小説に興味がなかったけどこれをみて読んでみたいと思った
声が小さいところもあるけどそこがまたいい
この話を思いつく東野圭吾は天才だと思う
ゆっくりとした感じだから集中してみないと話が分からなくなりそうになるけど、本当にいい映画だと思う
訳のわからないアクション映画の100倍いい
「まさか!」の連続
主人公である堀北真希は全く本音を話さないんですが、周囲に起こっている事実を刑事が知ることでそのまま人格を想像させられるという間接的な伝え方が気に入りました。他所で見ないような手法ではないんですが、新たな事件や明かされる事実が「まさか!」の連続で・・・。
特に「大人の女はダメなの」からの真相は声を出して驚きました。これによって全てが覆ります。
家庭環境
小学生の時、他の子と仲良くしていると嫉妬心から口を利いてくれなくなる、虚言癖がある女の子が同じクラスにいた。
その子の事を思い出した。
大人になってなら一度も会っていないけどどんな大人になったんだろう、と。
思えば、その子も家庭環境が悪かった。
劣悪な家庭環境で心が死んでしまう事はあると思う。
ドラマ版はもう少し、雪穂の人間味のある
部分が描かれていたけど、映画は徹底して救いようのない冷酷非情な雪穂。
残念だった。
テンポが悪く感じた。
いらない所を長々やって、大事な部分が抜け落ちてる、そんな印象。
映像としてもインパクトのある絵がなかった。
ドラマ版もあるらしいので、そっちを観るべきだったか、小説を読んでから観たら良かった。
船越さん演じる刑事が、ずっとリョウジを嗅ぎ回って親父役をさせてくれというまで肩入れしてたというのも最後台詞でしか分からなかったし、
リョウジが雪穂を陰で支えてたというのは最後まで分からないままでいいとは思うけど、雪穂をどう思ってたか伝わらず感動出来なかった。
自分の人生を捨ててまで人に尽くす、人間離れした人生のその苦しみを見たかった。
雪穂の冷酷さと堀北真希の能面のような冷たい表情が相まって良かったと思う。
そりゃ子どもの頃こんな酷い事されたら人格は破綻するわな…
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