川の底からこんにちは

劇場公開日:2010年5月1日

川の底からこんにちは

解説・あらすじ

上京して5年目のOL佐和子は、目標もない自堕落な生活を送っていた。ある日、父親が末期がんのため余命わずかだという知らせが入り、一人娘の佐和子が実家のしじみ工場の跡を継ぐことになる。しかし工場は倒産寸前で、労働者の中年女性たちからはいびられる毎日。追い込まれた佐和子は、生まれて初めて自分の人生を見つめ直すことになる。新人監督の登竜門「ぴあフィルムフェスティバル」でグランプリを受賞した石井裕也の商業映画デビュー作。主演は「愛のむきだし」の満島ひかり。

2009年製作/112分/日本
配給:ユーロスペース
劇場公開日:2010年5月1日

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映画レビュー

5.0 満島ひかり渾身の作品

2025年8月22日
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ニョロ

4.5 しじみ工場のお母さんたちがいい味出してる。

2025年8月1日
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鑑賞方法:VOD

30年以上前の日本は経済も発展し人々は豊かで、皆自分は「中の上」位だと思っていたが、今から15年前位(この映画の頃)になると日本の景気も悪くなり、「中の下」比率が高まり、満島ひかりが何度も言う「中の下なんだから頑張るしかない!」ってことになったんだなぁ、。と思います(今はもっと悪くなり「下の上」とかと思ってる人も多いのかも)。映画と言うのはその時代を何らかの形で映し出すから、いつ観ても考えさせられる。しじみ工場の新しい社歌でも叫んでいたが、政治がバカでは人々は豊かになれないのでしょう、。
石井裕也監督は今となっては高品質なヒット作が作れる大好きな監督だが、ブレイク前の荒削りな脚本と演出が何か爽やかであり、この作品も好感が持てます。そして主演の満島ひかりが素晴らしい。こちらも「愛のむきだし」で注目されたとはいえ、ブレイク前。泣いたり、落ち込んだり、シラッとしたり、笑ったり(少ないが)、叫んだりの表情がどれもステキです。
なんとこのお二人はこの映画をきっかけに2010年に結婚したんですね(だが、生活観や結婚観の違いから2016年に離婚とのこと)。
あと、志賀廣太郎(2020年ご逝去)と岩松了のバイプレイヤー、しじみ工場のおばさん達、皆さんいい味出してました。ラスト、お父さんの遺骨をダメ男の遠藤雅に投げつけながら泣きじゃくる満島ひかり。その遺骨を皆が慌てて拾うシーン。とっても好きです。いい映画でした。

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アベちゃん

4.0 新しいお母さん

2024年12月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

楽しい

「しょうがない」が口癖の主人公佐和子(満島ひかり)の転機を描いている。
自由奔放でだらしなさそうに始まる。
細かいシチュエーションが独特で、面白い社歌も登場し、遺骨の扱いも個性的。
『愛のむきだし』(2009年公開)で魅せたリアリティのある満島ひかりさんのテンションが、今作の後半で炸裂する。
しじみ工場の女性たち、ほとんどが社長と...。

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Don-chan

3.5 「中の下」ではない

2024年7月17日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

悲しい

楽しい

 上京5年目、5か所目の職場である玩具メーカーに勤め、5人目の彼氏健一はバツイチ子持ち、の佐和子。彼女の父が倒れたため、健一親子とともに実家に帰る。家業のシジミ工場を継ぐことや、おばちゃん従業員に戸惑うものの。
 実家を出た経緯もあり、佐和子に不信感をいだく従業員。しかし性根を入れ替えた彼女を見直し、変化していくさまが楽しいです。なんでバキュームカー頼まないんだろ。
 叔父さんが笑えます。親戚のおじさんやらせると、岩松了はホント最高。あれ父役は?、そうだ志賀廣太郎、わかったシーンが笑えます。

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sironabe