やっぱり
脚本家と監督は別物なのかな
北川悦吏子さんの初監督作もイマイチだったしな・・・
そう考えると両立できている大森美香さんってスゴイよなぁ
尾崎将也さんが脚本で
植田尚さんが監督をされれば
もっと映画っぽい作品になった気がします
(『まっすぐな男』『白い春』『特命係長・只野仁』の組み合わせ)。
“適材適所”
そんな四字熟語がありますが、
こういうことを表すのかな、と、
ギリギリ間にあった最終電車の車内で
作品を振り返りながら、独りごちてしまいました。
演出、あまい。
テンポ、あまり良くない。
話のメリハリ、あまりない。
音楽、シーンとあっていないところあり。
映画タイトル『ランデブー!』
待ち合わせ、デートなどを意味するフランス語。
携帯の活用、すれ違い、
サラッと語る重みのあるセリフなど
脚本は尾崎将也さんっぽいところが見受けられたのですが、
ドラマの尺と映画の尺の違いなのか、緊迫感に欠けていました。
ドラマの脚本みたいに、
CM入りを意識しながら、
小刻みに盛り上がりを作り、それを
映画の尺にあわせればよかったような気がするのですが、
“言うは易し行うは難し”であって、作っている側から
すれば、きっとそんなことは最初から百も承知のはず。
それでも上手く行かないのが、映画の難しさたる所以なのでしょう。
◇ ◇
キャスティングは
尾崎さんお気に入りの
役者さんを使い切ったんじゃないかな。
宇野実彩子さん、昨年6月撮影の今作出演ののち、
今年1月クールに放送された尾崎さん脚本『まっすぐな男』に出演。
田山涼成さん、近江谷太朗さん、
尾崎さん脚本『特命係長 只野仁』に出演。
おまけに、尾崎さんの奥様も出演。
そこに宇野さんとW主演の
川野直輝さんは元ジャニーズ事務所という、
AAAからするとなんとも微妙な俳優が共演していて、
作品内容だけでなく、こんなところまでも小規模公開っぽくなっていました(苦笑)
☆彡 ☆彡
終盤の作品内の
田山さんが絡む記事は
尾崎将也監督から宇野実彩子さんへの
メッセージと受け取ったのですが、果たして真意のほどはどうなのか。
解釈が合っていたとすれば、
次回作品も出演されるのは間違いないと思います(笑顔)
これだけ感想が浮かんでくるほどインパクトを
受けたのは事実ですが、1,800円を払うのは、ちょっと高いかな。
そんなこと言いながら、2,000円払って舞台挨拶に参加したんですけどね(苦笑)
次回作への期待を込めて、3.0点とさせていただきます。