ウルルの森の物語
劇場公開日:2009年12月19日
解説
新潟県中越地震を生き抜いた実在の柴犬を描いてヒットを記録した「マリと子犬の物語」のスタッフ・キャストが再結集して製作した、オオカミの子供と人間の交流を描く物語。東京で暮らす昴としずくの兄妹は、母親の入院をきっかけに、5年前に離婚した父親・大磁の住む北海道へ引っ越すことになる。慣れない父親との生活に戸惑う2人だったが、大自然や野生動物との触れ合いにより徐々に心を開いていく。ある日、2人は母親とはぐれたオオカミのような子犬に出会い、「ウルル」と名付けて飼うことにする。
2009年製作/119分/G/日本
配給:東宝
スタッフ・キャスト
全てのスタッフ・キャストを見る

- ×

※無料トライアル登録で、映画チケットを1枚発行できる1,500ポイントをプレゼント。
2020年1月10日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル
入浴シーンが無い代わりに空を飛ぶシーンが満載の深田恭子。ネイチャーカメラマンとして活躍していて、設定では船越英一郎の妹。そして船越さんは野生動物救命所で獣医として熱血ぶりを披露しているのだが、野生動物に対する気持ちがよく伝わってくる。「治すなんておこがましい。治す力を引き出すだけだ」という信念のもと、完治した動物たちは爆竹なんかを使って自然に帰すのだ。
とにかく自然の美しさと久石譲の音楽によってうっとりさせられるのですが、ウルルがオオカミに近い存在だとわかってからの冒険譚ではダレてきて、ファンタジー色満載なところにがっかりさせられる。
いや、いいんだけど、物語全体からしてもファンタジーは要らないし、濃霧の中のウルルの母親像にしてもCGかシベリアンハスキーを使っているのが邪魔でしょうがない。それよりも自然に帰すことの別れの悲しさがメインなんだから・・・
そんな中でもビシッと引き締まる存在だったのが大滝秀治さん。アイヌの民話もすべて悟っているようで、マタギよりも仙人といったイメージが強く残る。「ホロケシはここにある!」と胸をバンバンと叩く姿もよかった。
当時人気のあった女優、桜井幸子もこの映画が最後だし、大滝さんも亡くなって寂しい限りだ。
2015年4月5日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
多くの災害をもたらした新潟を中心とした北陸の大地震。
実話を基に日本テレビとホリプロが製作した『マリと子犬の物語』はヒット作となる。…となると、二匹目の泥鰌を探せとばかりに製作されたのがこれ。
家族を大切にすると言われる狼の生態。それを生かす為に船越英一郎と桜井幸子は離婚した元夫婦。だから2人の子供達との親子仲も父親とは険悪。これを助けた子犬ならぬ子狼を通して絆を取り戻す強引な流れ。
強力なジブリ作品のコンテンツを持つ日本テレビだけに、母親は手術が必要な位の心臓の病気を持つ設定で、どことなく『となりのトトロ』を。兄妹の関係は『火垂るの墓』を若干意識した様なところが見え見えな脚本。
だからサクマのドロップの代わりに登場するのが、お兄ちゃんの携帯を取り上げる代わりに出て来るおはじき。
まさか終盤にあんな形で再登場するとは思わなんだ。よくぞ持ち歩いていたもんだよなぁ〜(爆)
泣かせる小道具で笑わしてくれるとは…。
北海道の雄大な大自然は魅力的。
(2009年12月28日TOHOシネマズ錦糸町No.8スクリーン)
2012年5月7日
フィーチャーフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD
大自然、可愛い動物、幼い兄妹と船越英一郎…全て「マリと子犬の物語」の二番煎じに過ぎない。
これならまだ、実話を基にした「マリ〜」の方がマシ。
(「マリ〜」も途中でダレたけど)
唯一良かったのは、森の老人・大滝秀治。
有無を言わせぬさすがの存在感!
2010年1月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
分けあって主人公の「しずく」兄弟は、東京のお母さんと分れて遠い北海道で暮らすことになった.....そんななか、絶滅したといわれるエゾ狼が怪我をしていた....ウルルと名付けられたその子と楽しい日々が続く....でも、ウルルも私と同じでお母さんに会えなくてきっと寂しいに違いない....という訳でお兄ちゃんの昴とウルルのお母さん探しの旅に出る....「オオカミの国」と呼ばれる伝説の“ホロケシ”を探して.....頼りなかったお兄ちゃんとひ弱なしずくが、この旅を通じて逞しくなっていく....はたして、ウルルのお母さんを探して大自然に返してあげることができるのか.....感動のドラマです....是非お子様連れでご鑑賞ください!
よいこ浜口もいい演技してます!