僕らのワンダフルデイズ
劇場公開日:2009年11月7日
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解説
平凡なサラリーマンの藤岡は、自分が末期ガンに侵されていて余命が半年ほどしかないことを知ってしまう。藤岡はこれまでの半生を振り返り、自分が最も輝いていた高校時代のバンド活動を思い出す。藤岡はバンドを再結成するため、かつてのバンドメンバーたちを訪ねるが……。主演は竹中直人、監督は「ジュテーム/わたしはけもの」の星田良子。
2009年製作/112分/日本
配給:角川映画
劇場公開日:2009年11月7日
劇場公開日:2009年11月7日
平凡なサラリーマンの藤岡は、自分が末期ガンに侵されていて余命が半年ほどしかないことを知ってしまう。藤岡はこれまでの半生を振り返り、自分が最も輝いていた高校時代のバンド活動を思い出す。藤岡はバンドを再結成するため、かつてのバンドメンバーたちを訪ねるが……。主演は竹中直人、監督は「ジュテーム/わたしはけもの」の星田良子。
2009年製作/112分/日本
配給:角川映画
劇場公開日:2009年11月7日
貫地谷しほり、竹中直人との“父娘デート”プランを提案
2013年5月15日竹中直人“迷MC”ぶりに宅麻伸ら共演陣が困惑
2009年11月7日竹中直人と奥田民生が初デュエットで劇中歌を熱唱
2009年10月22日 突如ピンチヒッターのドラマーを参戦させた。なんと稲垣潤一!これだけで評価が上がってしまう。まぁ、ストーリーは読めてしまう・・・。医者から直接病名を告げられたのではなく、聞き耳を立ててしまったという、よくある展開だ。
勘違い甚だしい男・藤岡。遺言(といっても、家族仲良くと書かれた手紙)を公証役場に持って行ったり、戒名を先に決めてしまったり。高校時代のバンド再結成なんてのは、こんなきっかけがないと無理なのかもしれないな。母親の介護で悩んでる酒屋の栗田(段田安則、ベース)、赤字経営が続く不動産屋の渡辺(斉藤暁、キーボード)、息子との不和が心配なトヨタ自動車のエリート社員・山本(宅間、ギター)と、なんとか承諾してくれたが、ドラムのあきらだけはアメリカで参加できないが、謎の新メンバー日暮(稲垣)が参加してくれた。
練習(竹中は稽古と言ってた)も順調で、テープ審査も通り、様々な確執も乗り越えたメンバーだったが、直後、山本が倒れてしまった。末期の胆のうがんは藤岡ではなく、山本だったという事実が中盤にわかる。同じ病気の藤岡が頑張ってると知ってやる気を出した山本。自分が病気じゃないとわかっても、山本の顔をまともに見れない藤岡。そそっかしい藤岡を優しく許すところが素敵だ。
いよいよコンテストの当日。会場に来ていた栗田の母親が徘徊していなくなってしまう。この後に作られた『ウタヒメ 彼女たちのスモーク・オン・ザ・ウォーター』も同じ展開だ。また、藤岡の娘に貫地谷しほりを起用していることから、竹中直人も含め、『スウィングガールズ』をかなり意識しているものと思われる。最後はその娘の結婚式で締めくくり。山本の代わりに彼の部下の湯川(柏原収史)を参加させてる。
冒頭主人公の竹中直人は、自分の余命が後半年なのを知る。
上映開始30秒で映画のオチが観客にバレバレって…。
続く駐車場での妻役の浅田美代子の溜め息で、バレバレが更に拍車を掛ける。
その後、竹中直人の情熱にほだされて友人達が集い…集い?
何故稲垣潤一?
お約束の仲間割れ等を挟みつつ、その稲垣潤一1人だけ冷静。
…って言うか、敢えて演技をさせなかった事が良かったのか、はたまた悪かったのか…。
要するに浮きすぎていたりする。
斎藤暁と段田安則の2人は手堅い演技で安心して観ていられるが、宅麻伸は相変わらず。
映画が一番盛り上がる前に…。
そこまで引っ張って来たのに無に伏してしまう…。もう少し違う方向性が有っても良かったのでは?
宅麻伸と息子との間の確執も、いつの間にか解決していたりするご都合主義にはちょっとげんなり。
佐々木すみ江さんの存在は“その為”だったとは…トホホ。
それにしても稲垣潤一って、見れば見るほどおすぎに似てないか(失笑)
(2009年11月7日TOHOシネマズ西新井/スクリーン6)
いやぁ、久々に心の底から、泣いた気がする(笑顔)
〈 形のない音 〉
〈 音をのこす 〉
〈 金はなかったけど、夢があった 〉
〈 バカなともだちを、たくさん作れよ 〉
〈 人と同じでお金も明るく楽しいところに集まってくる 〉
心に残ったセリフの多さ、
ここでの高い評価が示すとおり、
とても感動+心温まる作品でした。
最後のオチは、
早い段階で想像がつきます。
脚本も
お客様が早々に気づくことを
見越した上でのセリフもあります。
狙い通り、
そこは劇場中、爆笑でした(笑顔)
ストーリー、
ある意味、病気モノの王道です。
色々な作品のイイとこ取りとも云えるかもしれません。
でも、
露骨過ぎなければ、
イイと思うんです。
だって、どの作品にも、
どこか、似ている部分は必ずあるはずですから。
◇ ◇
ストーリーに狂いがなければ、
あとは配役にミスキャストがなければ大丈夫!
今回、配役、友情出演も含め
最高だったのではないでしょうか。
竹中直人さん。シリアスな役もイイですけど、
あなたには、やはりコミカルな役がふさわしい。
「あっ、腰が!」裏帰り気味の声、オーバーリアクション。
『山形スクリーム』落ち武者役以上に生き生きとしていました。
貫地谷しほりさん。
映画やドラマに出演されるたびに、
綺麗になっている感じがするのは、気のせいでしょうか。
ラスト結婚式のお相手には、他のレビュアーさんも書かれていましたが、
スクリーンに映った瞬間に、爆笑してしまいました。あの役は、あの方以外にできません。
宅間伸さん。一番、美味しかったのは、
このかただった気がします。まさにはまり役。
不器用さがスクリーンを通して滲みでていました。
ちなみに、奥様も友情出演されていらっしゃいます。
あっ、奥様といっても名取裕子さんではありませんので、
勘違いなきよう御注意を。宅間さん本人が「ドラマの影響が
強すぎて、勘違いされている」と苦笑いしながらぼやいていました。
他の役者さんも、
みんなアテ書きじゃないかと
思えるほど、はまりまくりでした。
心配していた稲垣潤一さんも、
重要なセリフをボソッとこぼす
など無難にこなされていました。
(昔TBSのドラマだったかな。
セリフ棒読みで大変だったんです)
★彡 ★彡
友情、部下愛、
夫婦愛、親子愛、家族愛。
いくつもの愛に満ち溢れています。
老若男女、どの世代でも大丈夫な作品ではないでしょうか。
『僕らのワンダフルデイズ』
“僕ら”には、きっと映画館に来た
お客様も含まれているんじゃないかと思います。
そして、みんな“ワンダフルデイズ”を送れるはずなんですから。
素敵な112分をありがとうございました(笑顔)
■ ■
【 補記 】
最後のバンド演奏ですが、役者さん。
猛練習を重ね役者さん自身が演奏されています。
斉藤さん、ステージ上で涙を流していましたけど、
もしかしたら、演技じゃなくて素だったかもしれません。
稲垣潤一さん、柏原収史さんは、
プロミュージシャンですから、上手くて当然ですけどね。
そんな裏側も知ったうえで
鑑賞していただくと、より楽しめるかもしれません(笑顔)
竹中直人主演、と聞けばなんとなく想像がつく。
いつも通りのあの演技、話の内容もベタで凡庸。
おそらく冒頭の立ち聞きを含め、
その後の展開が大いに予想できる話でもある。
が。こんな風にベタでありがちな話をどう面白く
感じさせるかが監督の手腕にかかっているのだ。
全体的にまとまりがよく、それぞれの立場での
悩みや親父たちのもがく姿が微笑ましく切ない。
誰にでも、こんな時がくるのだ。
そんな時にこうして集まれる仲間がいること、
友情が続いていることをものすごく羨ましく感じる。
奥田民生がアドバイザーということで音楽面最高。
さらにはあの大物アーティストがメンバーで出演。
あまりの台詞棒読みに笑い^^;しかしとぼけた顔
から出てくる言葉は頷けるものばかり。
有り得ないメンバー構成に高級スタジオ確保、と
んなバカな!?的な設定だらけだが、題名通り
ワンダフルな出来事が辛い日々と並行して描かれ
なかなかいい味わいを醸している。
久々に見た宅麻伸(そしてアノお方^m^)
段田安則、斉藤暁、浅田美代子は適材適所。
しかし役場の窓口のあの人にはちょっと驚いた^^;
さらには娘の相手、妖怪の正体は相方でバレる。
(団塊オヤジがんばれ。ナイスミドルっていい言葉だ)