2009年公開作品
3度目の鑑賞
監督と脚本は『リターナー』『ALWAYS 三丁目の夕日』『永遠の0』『STAND BY ME ドラえもん』『寄生獣』
『DESTINY 鎌倉ものがたり』『アルキメデスの大戦』『ルパン三世 THE FIRST』『ゴーストブック おばけずかん』『ゴジラ-1.0』の山崎貴
2002年に公開された『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦』を原案にした実写映画
クレヨンしんちゃんだからこそ実写化されたといえる
普通の小学生とその両親が戦国時代にタイムスリップするアニメならたぶん実写化はされていないかもしれない
クレヨンしんちゃんが実写化されたと知り原案になったアニメを観たことがないライターはこの作品を観ずしてゲテモノ扱いとして紹介したことを今でも忘れられない
話としては概ね原案通りだがタイムスリップしたのは野原家ではなく川上家
野原信之介ではなく川上真一
母はみさえではなく美佐子
父はひろしではなく暁
川上少年は愛車の自転車もタイムスリップ
クレヨンしんちゃんが実写化されしんちゃん役に抜擢された武井証少年はその大役に心中複雑だったかもしれない
初めは台本を渡されず詳細を知らず「お尻を出さないといけない」と誤解し自宅の姿見の前でお尻を確認しつつ悩んでいたかもしれない
演じるのが似て非なる者と知り安堵したに違いない
川上少年の父は足軽のくだりで足臭の話はない
筒井道隆の足が臭いわけがない
クライマックスは井尻又兵衛と大倉井高虎の一騎打ち
実写ではしんちゃんの股間ヘッドバットはない
股間の痛みに悶絶する大沢たかおを見たくなかったといえば嘘になるが彼がそんなことをやらせられるわけがないのは誰でも知っている
変態朗読師ダバダーならともかく
なぜか斉藤由貴だけ特別出演扱い
暁の写真撮影がエンドロールに使われている
時代劇映画だけあって「面妖」という言葉が出てくる
現代劇ではあまり聞かない
「面妖」と似た言葉で「ごめんよう 母ちゃん」という慣用句を『ドラえもん』でたまに耳にすることがあるが
「面妖」といえば『がきデカ』のこまわりくんが肝試しでなぜかモモちゃんとジュンちゃんの家に忍び込み彼女らの母の股間を弄り「なんと面妖な」と感想を述べたことを思い出す
配役
槍の名手で「鬼の井尻」と呼ばれる強者だが女は弱い井尻又兵衛義時(幼名・次郎丸)に草彅剛
春日の国の姫で又兵衛とは幼馴染の廉姫に新垣結衣
戦国時代にタイムスリップした臆病だが小生意気な小学生の川上真一に武井証
真一の母の川上美佐子に夏川結衣
真一の父で写真家の川上暁に筒井道隆
井尻家の足軽頭の仁右衛門に吹越満
仁右衛門の妻のお里に斉藤由貴
仁右衛門とお里の息子の文四郎に吉武怜朗
廉姫を襲った野武士だったが後に又兵衛の家来になる彦蔵に波岡一喜
廉姫を襲った野武士だったが後に又兵衛の家来になる儀助に菅田俊
廉の傍仕えの吉乃に香川京子
大蔵井高虎の側近として仕えている重鎮の安長に小澤征悦
廉姫の父で春日の国の当主の春日和泉守康綱に中村敦夫
廉姫への求婚を断られ激怒し春日の国を攻める戦国大名で大倉井高虎に大沢たかお
真一のガールフレンドに寺本純菜
康綱の家臣に織本順吉
康綱の家臣に油井昌由樹
康綱の家臣に綾田俊樹
春日の国の足軽に矢柴俊博
春日の国の足軽に飯田基祐