それでも恋するバルセロナ

劇場公開日:

それでも恋するバルセロナ

解説・あらすじ

婚約者もいる真面目なビッキーと、情熱的な恋を求める自由奔放なクリスティーナ。親友同士の2人は、夏のバカンスを過ごすバルセロナで魅力的な画家フアン・アントニオに出会い、それぞれ彼に惹かれていく。しかし、そこへ画家の美しい元妻が現れ……。ウッディ・アレン監督が、スカーレット・ヨハンソン、ハビエル・バルデムを主演にスペインで撮影したロマンス・コメディで、ペネロペ・クルスが第81回アカデミー助演女優賞を受賞。

2008年製作/96分/アメリカ・スペイン合作
原題または英題:Vicky Cristina Barcelona
配給:アスミック・エース
劇場公開日:2009年6月27日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第66回 ゴールデングローブ賞(2009年)

受賞

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  

ノミネート

最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) ハビエル・バルデム
最優秀主演女優賞(コメディ/ミュージカル) レベッカ・ホール
最優秀助演女優賞 ペネロペ・クルス
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(C)2008 Gravier Productions, Inc. and MediaProduccion, S.L.

映画レビュー

4.0欲しいのは「安定」か「刺激」か、その両方か。

2025年6月24日
PCから投稿

笑える

楽しい

知的

「人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇である」という
チャールズ・チャップリンの有名な言葉があるけれど、
ウッディ•アレンの映画がまさにソレ。

安定した結婚生活にいると、刺激が欲しくなる。

自由奔放な恋愛にいると、安定や保証が欲しくなる。

官能的な男は、あちこちの女の情熱に火をつけるだけで、
1人の女に落ち着くタイプの男ではない。

くたびれた男(ファン•アントニオ)は決してイケメンではないし、
なんで、そんな男に?と思うけれど、
普通の男にはない破天荒さがあるし、
女性の官能ボタンを押すのもうまかったのだろう。

ラスト、同じ男に翻弄された2人の顔が良かった。
ウッディ•アレンは、この表情を撮りたかったんだろうなぁ。

退屈な結婚生活に落ち着くか、痛めつけあう恋愛に溺れるか、
あなたはどっちを選びますか?

そういう映画でした。笑

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belle

3.5観たかった度○鑑賞後の満足度○ アメリカ娘は頭で考え選択する。スペイン女は心の感じるままに振る舞う。ってなところかな。エヴァ・ガードナーがアメリカを捨ててスペインに移り住んだ理由が何となく理解出来た。

2023年5月21日
Androidアプリから投稿

①登場シーンは4人の中で一番短いのに一番印象的。ペネロペ・クルスはやはり女優として別格か。
②自由な国の筈のアメリカで育ったのに何故か自分を捨てきれない窮屈なアメリカ人。
自分が望んでいたものを最終的に選んだヴィッキー。
自分が望まないものは分かったクリスティーナ。
何よりも愛憎が優先順位となるアリア。
さて誰が一番自分に正直なんだろう。
④3人の女性による恋愛模様の要となるハビテル・バルデムが、それも当然の魅力と存在感。
⑤最後はスリーサムじゃなくてフォーム(そんな言葉があるのかどうか分かりませんが)になるかも、と思ったけれど、やはり成りませんでしたね。

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もーさん

3.5女性についての洞察

2022年2月15日
Androidアプリから投稿

楽しい

知的

個性が少しずつ違うキラキラの美女が約3人。女の私から見てもそれぞれとても素敵だ。あと、イケメンが約1人。そして舞台はエキゾチック。まずは単純に彼女たちを見るのが楽しかった。

加えて、この二人の女性の(というか三人かも?)心理はけっこう理解でき、のめり込める。

彼女たちは、こうしてみると変だ。
単純ではないくせに揺れすぎる。延々にぐるぐると廻りながら、失敗を繰り返し、悩み続けそう。しかし本人たちは至って真面目だし、それなりに考えて筋を通しているつもり。その必死さは、可愛くさえ思えてくる。

「バルセロナ」にひかれて衝動的に見たけれど、後でウッディ・アレンの監督だと知って納得。

ところで、二人のうち最終的にどちらが幸せになれるのだろう?
クリスティーナの方が、無茶そうに見えて一つ一つ確実にステップを踏んでいくから、最後には自己満足感は得るかもしれない。一方、ビッキーの行末は、きっとジュディと同じだろう。
で、自分はどっち路線でいける?
などと考えさせられる。

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あま・おと

4.0さすが

2021年11月4日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

初めの設定をルービックキューブを少しずつクシャクシャっと動かしたようにずらしていき、そこでそれぞれにとっての事件や出来事を経て、すとんと元の鞘に戻るという美しさのようなものがあった。
内容はさすがウディ・アレンの奇想天外さがふんだんだったと思う。
とてもおもしろかった。

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映画鑑賞初級