イングロリアス・バスターズのレビュー・感想・評価
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ワルキューレと比較出来る
同じテーマの作品であるワルキューレとはまた違って、飽きる部分が全くなかった!
バスターズ最強!とおもいきや、そうでもなかったりする所が見てて楽しいです
先がどうなるのか気になりすぎて、これじゃ途中退場なんかするわけないです
タラ監督 参りました。
おもしろかった。
映画を観ていて先がどうなるか。
劇場にナチスを集めて、どのように殺戮するか
どんな作戦が行われるのか、もう一つのバスターズが起こす
作戦との絡み合いはどうなるか?
ワクワクしたのは久しぶりだった。
キルビル1でタラ監督嫌いになり
(スタイリッシュ映画だと勘違いして行った自分にも非はあるが)
(配給のギャガまで嫌いになった)
キルビル2を長い間みることを拒否していたが、今回は面白い
SS大佐の話術と狂気が、話を進めていく
会話で成り立つ緊張感
方言や習慣の読みで、話の展開が一気に変わる場面や
駆け引きの仕方、転換の仕方が秀逸
このへんがタラ監督の真骨頂だったのですね
感銘をうけました!
次回の監督作もグロじゃなかったら観にいこう。
正しく“遊んでる”、戦争映画。やっぱりただのオタクじゃない!!
幸運にも、ジャパン・プレミアで見て、
生タラのしゃくれっぷりと同時に、作品の出来の素晴らしさにも感動しました!
これまで“自分の庭”的な世界から飛び出し、
第二次世界大戦時のナチスとゆう
“オトナの映画人”が取り組むテーマに挑みつつも、
しっかりタランティーノ印にしてしまう、圧倒的な作家力・・・
やっぱり、ただのオタクではなかったのですね、、、
この作品、ナチスを取り上げているけれど、
一番の軸となるストーリーは、ナチスに一家を殺された少女の復讐劇。
美少女の復讐・・・そう、基本の構図は「キルビル」に通じてる!
でもそのストーリーに、ヒトラーやゲッペルスなど
実在の人物の架空のストーリーを織り交ぜつつ、
さまざまな人物の思惑が交錯し、
やがて1つのラストへ向かっていく作りこみようったら!!!
どうやら宣伝では「痛快戦争アクション」となっていたようなのですが、
アメリカ的な痛快さや爽快さとははっきり言って無縁。
でもそれが悪いわけではなく、
あえてねちっこーーく、ねばっこーーーく、執拗なまでに作りこんだところに
むしろオタクの心意気を感じました。
先日読んだ本に、
「作家は読者のなれのはて」とゆう素敵な言葉が出てたのですが
この「なれのはて」感、アリアリです。
また、他の人にとっては些細なことかもしれませんが、
ワタシが「やっぱタランティーノ、わかってるよーーーー(すごい上から目線…)」と思ったのは“言語”の扱い。
反対に、ことばの扱いがサイアクだと思ったのは、
トム・クルーズ主演の「ワルキューレ」で、
トム・クルーズがドイツ人将校を演じていたこの作品では、
冒頭の手紙を読んでいるシーンの最初の最初だけドイツ語を話して、
あとなぜかその手紙の途中から、すこーしずつ英語に移行していくのです。
見てて「なんじゃ、こりゃ??」と興ざめ、、、
ところが「イングロリアス~」では、基本的に英語でしゃべってるのですが、
「(ドイツ人とフランス人の会話で)二人とも英語ならできるから英語で話そう」
みたいに、ちゃーんと理由をわざわざ説明してくれてました。
細かいコトですが、きっとタランティーノも、
「なんでドイツ人がいきなり英語はなしてんの???」と
思ったことがあるに違いない!!と嬉しくなったり。
でも、何よりも、「戦争映画」でここまで遊べる、とゆうのはすごいです!
なんとなーく私の中で、欧米の監督の「戦争映画」は
“巨匠”への通過儀礼のようなイメージがあるのですが、
タランティーノのこの作品といい、
スパイク・リーの「セントアンナの奇跡」といい、
これまで“やんちゃ”なイメージだった監督が、
それぞれ自分らしい戦争映画を撮ったとゆうことに
何か空気の変化のようなもの感じました。
でも、日本じゃこんな個性的かつ“不謹慎”な戦争映画、難しいですよねえ、、
面白い!!
1000円返金とか宣伝して
いたから気になって観に
行ってみたら凄く面白かった!!
R指定だけ、あって
結構グロかったと、
思います。頭の皮を
剥がすシーンとか、
ちょっと……。(笑)
ストーリーも笑えるシーン
が沢山あって劇場で思わず
笑ってしまいました。
あ!ホステルの監督初め
て見たのでビックリしました!
1000円返金する必要
なく楽しめました!!
バスタード!
イングロリアスバスターズ
タランティーノ大好きだー
フィクションだよ!
クエンティン・タランティーノ久々の監督作品。今回は、ブラッド・ピットと初タッグ!ワルそうなブラピが、ナチス相手に大暴れしております。
第2次世界大戦下のフランスが舞台とはなっておりますが、極めてタランティーノ的な手法によって撮られた、“タラちゃん印の映画”となっております。平坦なシーンからいきなり、何の前振りもなく残虐なシーンへの転換があったり(それもごく当たり前って感じで)、主要な登場人物が血も涙もなく、あっけなく殺されてしまったり(『え~!それで、この人終わり~?!』ってツッこんだところが何箇所か…)、う~ん、相変わらずドライにバンバンやってるな~って、印象を受けました。“銃弾が飛び交い、人が死ぬ”これが無いと、“タラちゃん印”とは言えませんからね。正に『ヤッチまいな~!』って感じ。もうね、CMなんか出てないで、もっともっと映画撮ってよね!タラちゃん!!面白いんやから。
但しこの映画、結構長い(上映時間・2時間32分)!で、あんまり『長いぞ~!』とは感じなかったのですが、長い“タラちゃん印の映画”は、大抵中盤でダレちゃうのです。残念ながら、本作でもそれは感じられました。吾輩、一瞬トリップし掛っちゃいましたから。もう少し詰めて、スピーディーな展開にした方が良かったんじゃないかな~?と。題材が面白いだけに、その辺がチョット残念だった気がします。
ブラピがイイですね!チョット太めで髭はやして、口をへの字にして“ムスっ”とふんぞり返ってる、こういう“チョイワル”系キャラを演じている時の彼は、非常に楽しそうですね。吾輩も正統派の二枚目を演じているブラピよりも、こちらの方が好きですね。何か見てるだけで面白いし…。あとマイク・マイヤーズが出てるって聞いてたんですが、吾輩見ていてもどこで出てきたのかわかりませんでした。後から“アノ役”だったと知ったのですが、そんなん気付かんかったわ~!
吾輩不勉強故、“バスターズ”みたいな部隊が実在したのかどうかは、定かではございません。但し、この映画はあくまでも“フィクション”です!ヒトラーが、劇中のようにあんなことになってしまうといった史実はございませんので、そこんところは、キチンと線引きをして見てください。『事実がこうだった』なんて、知ったかぶりして喋っちゃったりしますと、後で大恥かいちゃいますから(^^;。
タランティーノ節全快な戦争娯楽作!
『地獄のバスターズ』('78 エンツォ・G・カステラッリ監督)から着想した本作は、タランティーノ節が全快な戦争エンターテイメント作品!
映画好きな監督ならではのオマージュ映像の数々に、粘着質で緻密な会話劇…“映画愛”溢れる作り!
独特な癖のある作風なのに意外に見易く、史実とは異なる娯楽作品に仕上げている。
ドイツ・フランス・イタリア・英語が飛び交う本作。
皆、会話を母国語を話す…。
この当たり前で面倒な事をちゃんと映画内で成立させているのが新鮮。
さらに痛みを感じる暴力描写に、伏線の張り方と映画的な見せ場のクライマックス。
ツボを押さえた演出に、唸る程。
そして、濃い登場人物たちの設定に描写。
中でも、4ヶ国語が交わされる状況を、軽々と繋ぐ、ナチスの“ユダヤ・ハンター”〈ハンス・ランダ大佐/クリストフ・ヴァルツ〉!
このキャラが異常に良く秀逸!
クリストフ・ヴァルツの怪演が素晴らしい限り。
題材のチョイスと癖ある作風ではあるが、個人的には大変面白く、大満足した作品。
自分の「映画愛」を試されている作品です(ちょっぴりネタバレ)
2009年アメリカ映画。152分。個人的には今年一番楽しみにした作品。ですので映画館は近所の古いところではなく、新宿にいってまいりました。タランティーノ待望の最新作でございます。
評価は最低でもB+。つまりこれ以上はあっても、これ以下はないということです。タランティーノのインタビューや関連記事をこれからたくさん読んでみようと思います。でないと評価できません。
内容は書きません。こうこうこういう内容とひとくくりでまとめては、ストーリー以外に散りばめられている本作の素晴らしさを見過ごしてしまうと思うからです。
ただ、はっきり言えるのは本作は観る人を選ぶ作品です。少し趣向は違いますが、ウディ・アレンやジム・ジャームッシュといった会話の巧みさを味わえる人で、さらにバイオレンスが苦手でない人は、本作を絶対たのしめます。
他のタランティーノ作品同様、本作も会話が長いです。そして、この長さを楽しめないと退屈になること確実です。これは大きな映画館で上映する類の作品ではないと思います。
ここでは書ききれない、そして伝えたい本作の素晴らしさは本当にたくさんあります。それでも評価に躊躇してしまうのは、やはりあの大問題のラスト30分にあるのだと思う。あそこで憤慨したり、くだらないと言ってしまうのは簡単ですが、そう締めくくってしまうのはとてももったいないです。
実際わたくしもラスト(映画館)を観て「そりゃないでしょ」と思ってしまいました。でも、それから帰宅して風呂にはいって考え直してみると、やっぱりすごいんですね、本作は。意味不明な病気にかかったみたいに興奮しています。
あのラストについてこれから何年間も考えることは確実です。あれは映画史上稀にみる大問題なラスト30分です。あれはタランティーノだからできたのでしょう。
ちなみに気づいた人(気づける人)少ないと思いますが、ハーヴェイ・カイテルが「出演」していましたね。あとマイク・マイヤーズの地球儀ネタ、一人で笑いをかみ殺していました。さらにデヴィッド・ボウイの音楽最高です。
とりあえずもう一回劇場にはいくな、こりゃ。
面白い!ハンス大佐最高でした。
タランティーノ最高!
タラちゃんの○○な話。
つまらなかったら「返金します」キャンペーンをやってたけど、
果たして申告した観客がいたんだろうか?そっちが気になる^^;
ま~尺の長さでいえば「2012」と、どっこいどっこいなのだが、
物語の面白さ、脚本の巧さではダントツでこちらの方が勝る。
(まぁディザスター映画と比べるのもなんなんですが)
一応は戦争映画。でもウエスタン?あれ、ナチス?な喜悲劇。
タランティーノことタラちゃんは、ホントに映画が好きなのねぇ。
そういう「好き」が松本の○○な話みたくバンバン飛び出して、
演じる俳優をも見事に巻き込んでいるのが凄い。ブラピなんて
もうニッコニコ状態であの役を楽しんでいるのがこちらに伝わる。
あくまで主役はM・ロランとC・ヴァルツ(マジ巧い)になるのだが、
その他・ゲストを含めて豪華、豪華!よく観てないとエ?くらい
な人もいたりして…^^;それだけタラちゃんは愛されてるんだな。
この人の映画は常に癖があるので万人ウケするかは謎だが、
暴力描写ひとつにしても、あのしつこさ!惨さ!鮮明さ!が
クスリと笑える所に着地するのが面白い。ホラーが観られない
自分でもこの人のはやはり観られる^^;残酷さからも愛なのか?
それから、オリジナリティ溢れる脚本。(今回はワリと真っ当)
歴史の流れを思いきり変えてみせる。エ?と思わせる技術が
常に観客の期待を裏切らない。もしも、そんな○○があったら。
…なんかドリフ大爆笑みたいな^^;分かっちゃいるけど、あらま、
そうきましたか!というシチュエーションがツボを刺激してくる。
細かい感想をグダグダ書いても、おそらくタラちゃん作品には
観て、感じる、部分が多いので鑑賞後に判断するのをおススメ。
本来深刻である内容をサラリと(長いけど)描いて後をひかない。
しかしヴァルツは何ヶ国語を喋ったか^^;あまりに流暢で大笑い。
個人的にはT・シュヴァイガーにウハウハ♪しながら観ていた私。
(選曲とシーンが合体する心地良さ。映画好きな野郎ども~^^;)
タラの映画愛
「キル・ビル」も見てないし、僕はタランティーノという監督にあまり、
興味がなかったのです。人をバッタバッタ切りまくる映画って
好きじゃないなと思ってたから・・・。
でも、この映画に興味をもったのは、2つのストーリーが最後に重なる
って記事を見たから。それは今読んでる村上春樹の「1Q84」の手法
に、とても惹かれているからです。
全部で5章から成り立っているんだけど、冒頭のシーンといい、全体を
貫く過剰な表現といい、それらのシーンを盛り上げる音楽にしても、
どっかで見た感じだなと思ったのです。
そうです。あのマカロニウエスタンなのです。
映画の3要素だと僕が考えてる①映像のつくり方、②ストーリー性、
そして、③キャスティングどれも完成度は高いものがありました。
まず、映像は、こってりとした濃い目のトーン。
マカロニ・ウエスタンをベースにフランスのかおりもって感じで、
なかなか構図なんかも洒落ていた。
次はキャスティング。
ブラピのレイン中佐はいつも眉毛をハの字にして、声も一段階
ハイトーン。骨太で頼りがいのあるリーダー役になりきっていた。
ブラピがはじめてブラピがカッコいいなと思いました。
ヒロインのメラニー・ロランはちょっとカトリーヌ・ドヌーブに
似ている。フランス人らしいアンニュイ名雰囲気で、プライド高い
復習のおんなをを演じていました(肩のほくろは気になったけど)。
そして、共通の敵であるナチスの軍人役クリストファ・ワルツ
の陰湿さは、際立っていた。小賢しく、陰湿な敵役としては、最高の
役者だと思った。
ストーリー性は、クライマックスにふたつの物語が最後に
結びついて、カタストロフィをもたらすという映画そのものの意図。
大好きな映画のなかに、ナチスを追い込んで叩き潰すという作戦。
タランティーノ監督の映画愛がこんな作戦を立てさせたといえるの
ではないか。
ちょっと過剰でドギツイ描写では、顔をしかめるところもあるには
あったが、全体に格調が高い作品になっていると思った。
タランティーノ監督は、ビディオショップの勤めていた。
(おそらくタダで)ありとあらゆる映画を見まくったのだろう。
そして、自分はその風貌からしてもメジャーな映画という
よりも、B級映画にその愛をみたような気がする。
でも、そのB級的視点は、いまや普遍性を持ち始めているの
ではないかと思う。
至上最悪。
至上最高につまらない映画でした。
そもそも、意味がわからない。
気持ち悪いし、笑えないし、くだらないし。
最悪な映画です。
途中で、出ました。
たくさん、出ている人がいました。
しかも、返金キャンペーンって、公開から数日間だけです。
さらには、30分以上見たら、返ってこないとか、結構厳しいようですね。
(わたしは、公開の翌日に行ったので、返してもらえましたが。)
そもそも、何を考えて、こんなつまらない映画を作ったのだろうと思います。
意図がわからない。
一緒に行った人も、同じ感想でした。
お金が勿体ないので、
返金キャンペーンが終わったら、見に行かないほうがいいですよ。
でも、ここまでつまらない映画なら、
ある意味、ネタにはなるかもしれませんね。
違う監督の演出で見てみたい。
公開初日から4日間限定ですが、「面白さタランかったら全額返金しバスターズ」と言う名前で、上映開始後1時間以内に退席した観客には鑑賞料金を返却すると言う前代未聞のキャンペーンをして話題も振りまきました。元々は「地獄のバスターズ」と言うタイトルのイタリア映画のリメイクらしいです。
う~ん、欧米人、って言うか、クエンティン・タランティーノ本人と言うべきなのかもしれませんが、“面白い”と言う基準が違うんでしょうか? この人の作品って、どうして素直に“面白い”とは言い難い、こう一捻りした内容なんですかね? この作品もその例に漏れず、上記の様に“面白い”とは言えないんですよね。第二次大戦時のフランス戦線レジスタンス活動を描いたと言う観点では、“面白い”とは思いましたが。
基本、アメリカ人監督が撮っている映画なのですが、第二次大戦時のフランスを描いた映画と言う事で、ドイツ語・フランス語・英語、そして最後に少しだけイタリア語と、4ヶ国語が飛び交う、国際色豊かな映画になっています。トム・クルーズが主演した、『ワルキューレ』は、ドイツ人が主人公なので基本ドイツ語で描かれるべきなのですが、主演がアメリカ人俳優なので、ドイツ語のセリフが徐々に英語に切り替わると言う手法で、英語の作品にしていました。まぁ、旧ソ連の映画なのに無理やり全て英語で演じたハリソン・フォード主演の『K-19』よりは良いですが、『ワルキューレ』もちょっと変です。その意味では、フランス人とドイツ人の共通の言語として英語を使う設定にするなど、言葉周りの扱いは巧妙に扱われていて、そう言う所は非常に良かったと思います。
うーん、個々の俳優の演技は語り難いです。敢えて言えば、ハンス・ランダ大佐を演じたクリストフ・ヴァルツは、良かったと思います。ドイツ語・フランス語・英語・イタリア語のセリフを使い分け、狡猾なSS将校を上手く演じていました。この映画の主演は、一応ブラッド・ピットですが、クリストフ・ヴァルツが居なければ映画として成立したか微妙ですね。それ以外の俳優陣と言うと、数多くの俳優が出ているので、何とも評価し難いです。
結局のところ、やっぱりクエンティン・タランティーノ作品だと思います。一捻りも、二捻りもされています。そう言うところを心して見に行った方が良いかもしれません。
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