ネタバレ! クリックして本文を読む
劇中の中学生たちよりはちょっと年下ですが、自分も中学時代バレーボール部で結構真剣に活動していました。ですが、当時はバレーと同じくらいに彼ら同様「おっぱい」にも興味津々でした。今のようにネットなどを通じていつでもどこでも見られるモノでは無かっただけに彼らの気持ちは凄くわかります。
手のひらに当たる風の感触=おっぱいの感触で当たる風の強さでカップ数が変わるとか、部室の壁に小さな穴を開けていって隣の部室(女子バレー部でした。)を覗くとか、自分も全く同じことをやってただけに冒頭から感情移入が半端なかったです。
更に劇中に出てくる車や家電や『11PM』(笑)などまさに当時のモノだし、BGMもピンクレディー、ユーミン、永ちゃん、浜省、甲斐バンド、ツイスト、キャンディーズなどエモ過ぎるラインナップでガッツリ心を掴まれます。
不戦勝した1試合目後の「スッキリして見たいんです。」「見たらスッキリするって。」とか竜王中学戦での「おっぱいあっての僕らですから」とか中学生ならではの発想に笑わせてもらいました。
AVみたいなタイトルなのに爽やかでエモさ溢れる青春映画です。
それが成し得たのは主演の綾瀬はるかさんの今も全く変わらぬ清潔感と透明感いっぱいの美しさのおかげでしょう。他のどの女優さんが演じたとしても恐らくここまで気持ちの良い作品にはならなかったと思います。
寺嶋先生の恩師、原田先生のシーンを観て、自分のバレー部時代の顧問で恩師の先生を数十年振りに思い出しました。理科の先生でグラサンをかけて練習に来られた時は二日酔いでヤバいと先輩に教えてもらっていた通り、父兄の前だろうが関係無しで「愛のムチ」を振るう今なら大問題になるであろう先生でしたが、弱かった自分に根性を注入していただいたおかげで自信を持つことができるようになりました。
昭雄先生、本当にありがとうございました。