ネコナデ
劇場公開日 2008年6月28日
解説
自分にも他人にも厳しいサラリーマンの鬼塚は、ある日公園で子猫が捨てられているのを発見する。子猫のあまりの可愛さにすっかり心を奪われてしまった彼は、家へ連れて帰ることも出来ず会社の研修用施設でこっそり飼いはじめる。「デトロイト・メタル・シティ」の脚本を手掛ける大森美香がメガホンを取り、堅物の中年男と子猫との交流をほのぼのと綴ったハートフル・コメディ。小さな子猫に振り回される主人公を大杉漣が好演。
2008年製作/85分/日本
配給:AMGエンタテインメント
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2021年12月20日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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元は東名阪の独立U局6社共同制作のテレビドラマ(30分×12話)。
IT企業の人事部長鬼塚太郎(大杉漣)、名前からして鬼のリストラ係。いかにも昭和の中間管理職、部下にはパワハラもどきだし、子猫にネコナデ声を出すなとはあまりにも理不尽ですね。
大杉さんは凄むとマジに怖いからひどい人間に思えてしまう。そんな鬼部長がたまたま助けた子猫にメロメロというギャップ萌え、子猫を捨てる人間と社員にリストラを勧告する自身をダブらせて只管悩む葛藤の日々を綴っています。
根はやさしい人なんだし、娘も猫好きなのだから告って家で買えばいいのに素直になれないおじさんのパターン、アパートの空き部屋で飼うなんて可哀想だし理解に苦しむ展開で気を揉ませます。
まあ、最後はけじめをつけて想像通りの展開なのでほっとしました。
蓮さん、共演のトラちゃんに魅せられてプロダクションに懇願して飼うことになったそうです、そんな愛猫のトラより蓮さんが先に虹の橋に行ってしまうとは・・。ご冥福をお祈りいたします。
この主演猫、大杉さんがこの作品撮り終わった後に飼ってるんだよね。
小木さんのドラマ版も観たけど、このエピソードだけでこっちのほうがいいわ、と言っていいのかな?
面白かったけど、映画にする必要はあるのかと思った。
2018年4月29日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波
リストラ担当の人事部長(大杉漣)は肩たたきと中途採用を同時にやっていた。
社員からは恨まれ、怪文書が社内を飛び交う。
帰路で見つけた捨て猫を見捨てることが出来ず、内緒で飼うことに。
人事はこのために日ごろから給料をもらっているようなもの。
大杉漣は経験がないと思うが、サラリーマンの宿命を見事に演じている。
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