容疑者Xの献身のレビュー・感想・評価
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天才数学者の計算ミス
湯川(福山)ではなく、石神(堤)を主役に据えたのが最大の勝因。
面白かった。
もちろんドラマシリーズのみどころ、天才湯川教授の謎解き部分も
ちゃんと見ごたえありますし、脇役陣もちゃんと存在感ありますし。
この映画を見る前は、湯川VS石神の天才頭脳戦になるのかなと
勝手に想像しており、そうだったらいやだなと思ってました。
ところが、湯川はあくまで味付け。
そして、天才数学者が計算できなかったのが、
ただの平凡な隣に住む未亡人の感情。
というのがまたいいじゃないですか。
そこまでは全て計算通り。
最後の最後で、「一緒に・・・」という
一番聞きたかった言葉を、
一番聞きたくなかった場面で、
一番聞きたくないタイミングで聞かされる。
おそらく石神が40数年で最も感情が表れた
であろうあの号泣。
蛇足ですが、
警察(柴咲コウ)が最初からずっと石神を疑ってたのが
いらなかったですね。
良かった
沈黙のパレード繋がりで観ました。
以前観たような記憶がありましたが、
真夏の方程式を観ていただけで、
こちらは初見でした。
まず、最初に、松雪泰子の屑旦那が
長塚京三さんの声にそっくり、顔を似てるので、びっくりして、中断して調べました。
息子さんなんてすね。
奥様が常盤貴子とあり、さらにびっくり
そして、再度見始めました。
堤真一の素晴らしい演技に引きずられながら
最後は、堤真一の涙につられて泣いてしまいました。
それにしても福山雅治って
全然興味なかったので、知らなかったですが、若い時はカッコいいですね。
今の方が素敵ですけど。
TVドラマは観ておらず、予備知識ゼロでの視聴だったが、十分に楽しめ...
TVドラマは観ておらず、予備知識ゼロでの視聴だったが、十分に楽しめた。
犯人にここまで肩入れしてしまう作品も珍しい。
「絶対に殺人を犯すような人間ではない」という堤真一が愛する女性を守るために罪をかぶり、しかも無関係の人間まで殺害してしまうという。
これも究極の愛か。
とても悲しかった。
『容疑者Xの献身』鑑賞。
*主演*
福山雅治
*感想*
だいぶ前に見たことありますが、TVで放送されていたので、再鑑賞。
湯川教授と同期の数学者・石神が愛する人の為に罪を犯す話で、オチが分かっていても、とても悲しかったですし、切なかったです。
最初の花岡靖子が元夫から暴行を受けるシーンが生々しかったですし、めちゃめちゃ怖かったです。元夫は本当にクソ野郎です。(←口悪くてすいません。)
事件の不自然さから、湯川は石神のことを徐々に疑い始めたり、ストーリーの中盤からホラーがあったり、堤真一さんと松雪泰子さんの演技力が凄くて、見入ってしまいました。
とても悲しかったですし、可哀想なストーリーでしたが、非常に良かったです。
ガリレオシリーズの最高傑作
この映画は推理ドラマというよりも絶望した人間による最後の献身を描いたものでした。もちろんトリック要素も面白いのですが、人間ドラマが素晴らしいのです。堤さんの心をグッと掴まれる演技にやられました。何度見ても泣けてきます。私の中ではガリレオシリーズ中最高傑作です。
世捨て人の恋
福山雅治扮する湯川学教授は、電磁石を用いて海上クルーザーを狙ったと推理し、柴咲コウ扮する内海薫刑事に実証して見せた。
松雪泰子扮する花岡靖子は、つきまとい乱暴する別れた亭主を娘とともに殺めてしまった。堤真一扮する隣の高校教師石神が感づいて相談にのった。
現在公開中の沈黙のパレードに合わせて観たところ、、4回目くらいの視聴になった。事件を起こした後に刑事が来て聞き込みされると普通慌てるだろうね。堤真一の無気味さが光っていたし、美人と言う言葉に反応する湯川教授も微妙だね。美人と言えば松雪泰子もいいけど、柴咲コウも抜群だね。実に面白い。
実に面白かった
2022年9月24日
映画 #容疑者Xの献身 (2008年)
#東野圭吾 さんの原作がいいし、#福田靖 さんの脚本もいいし、#福山雅治 さん、#柴咲コウ さん、#北村一輝 さんもいいけど、なんと言っても #堤真一 さんが素晴らしかった
新作も見たくなった
松雪泰子に好意を持つ隣人の堤真一は死体の隠蔽やアリバイ作りなどで彼女たちを助けることとなる。 東野圭吾原作だけあって、終盤まで事件の真相は判らなくなっている。
関西テレビで映画「容疑者Xの献身」を見た。
劇場公開日:2008年10月4日
2008年製作/128分/日本
配給:東宝
福山雅治
柴咲コウ(KOH+)
北村一輝
松雪泰子
堤真一
ダンカン
長塚圭史
金澤美穂
益岡徹
林泰文
松雪泰子はシングルマザー。
高校生の娘がいる。
前夫(長塚圭史)に付きまとわれ、
はずみで前夫を殺してしまった。
松雪泰子に好意を持つ隣人の堤真一は死体の隠蔽やアリバイ作りなどで彼女たちを助けることとなる。
東野圭吾原作だけあって、終盤まで事件の真相は判らなくなっている。
新作の『沈黙のパレード』(2022)も見たくなってきた。
満足度は5点満点で4点☆☆☆☆です。
ただ一つの‼️❓最低最悪なことを除いて‼️❓実に、面白い‼️❓
テレビの録画。
公開時に観た時には、最低点と思いました。
ホームレスであれ、人間なら生きる権利があるはずです、例外なく、それを当然のように否定することは許されるべきではありません、原作も読みました、東野圭吾の責任です。
だもんで、ミステリー、サスペンスとしては最低最悪であるとは断言できます。
今観れば、堤真一といい、松雪泰子といい、若き柴咲コウといい、北村一輝といい、素晴らしい演技でした、それには感動しました。
人権侵害を自覚した上で、是非。
知覚と快楽の螺旋
主演俳優の福山雅治が作曲し挿入歌として起用。難解なトリックを天才物理学者として謎解きするミステリーのメインイベントと言っても過言ではない見せ場に流れるのが福山雅治が作曲した『知覚と快楽の螺旋』。007の代名詞でもある『James Bond Theme』に憧れた福山雅治が作曲した『知覚と快楽の螺旋』の謎解きシーンはガリレオの代名詞と言っても過言ではない。そんな『知覚と快楽の螺旋』の謎解きシーンを映画版から削除したのか。とにかく気味が悪いしハリウッドに負けない超名作でも全てを台無しにしてる。西谷弘監督がTVシリーズと映画化との差別化を狙ってあえてカットしてシリアス路線に転向したとか。ハリウッドの海外ドラマ『NUMBERS 天才数学者の事件ファイル』にも登場する計算するシーンは世界標準ですからガリレオだけが特別ではない。西谷弘監督の勉強不足でしたね(昭和あるある)。昭和の日本映画は商業ではなく芸術として撮影するのが慣例でした。ちなみに原作のイメージは福山雅治ではなく佐野史郎なので長身痩躯のイケメン俳優で滑舌がよく早口言葉が得意な俳優さんだとガリレオが更に盛り上がったかもしれない(要は専門用語を駆使してマシンガントークの如く畳み掛けるタイプの学者)。
【孤独な天才数学者の法的には許されない”無償の献身・・”但し、彼の母娘を持っての行為は、心に沁みるのである。】
ー ガリレオシリーズは全て読破していて、映画も三作とも、鑑賞している。だが、今作の鑑賞履歴がこのレビューサイトに無い事と、一昨晩鑑賞した、私がとても面白いと思った最新作のレビューが比較的芳しくなった、というか”今作と比較して・・”という感想が多かったからである。
非常にツマラナイ理由であるが、本心は、今作の細部が思い出せなかったからである・・。-
■花岡靖子(松雪泰子)は過去を振り払い、娘の美里とふたりで質素なアパートに暮らしていた。
その隣人である高校の数学教師・石神(堤真一)は孤独な日々を送る中年であったが、この母娘とだけは交流があった。
そんなある日、靖子の元夫(長塚圭司)が死体で発見され、事件解明に湯川学(福山雅治)が乗り出すが…。
◆感想<概要は巷間に流布しているので簡潔に。>
・久方振りに鑑賞したが、矢張り面白い作品である。
・原作では”地味な男”として描かれた石上を堤真一さんが、抑制した演技で魅せている。
■今作が沁みるのは、天才数学者でありながら、諸事情で高校教師になった石上の屈託した想いを堤真一が絶妙に演じる姿である。
アパートの臨家に越して来た花岡靖子と娘の笑顔に命を救われたシーンからの展開。首を括る瞬間に引っ越しの挨拶に来た二人の笑顔に石上は救われ、それ以降彼は花岡母娘の幸せを願う事で、生きる意味を見出して行くのである。
・そして、現れた靖子の元夫が現れ、花岡靖子と娘が行った事を、総て引き受ける石上の姿。
ー ここは、チャップリンの”街灯”を想起させる。
但し、石上は花岡靖子と娘が行った行為を抹消するために、罪もない路上生活者を殺害する事で、処理しようとする。私は、今作の倫理上の瑕疵はココに尽きると思う。-
<今作は、邦画のサスペンスミステリー作品の中でも、可なり上位に入る事は間違いないであろう。但し、如何に恩ある母娘を助けるためとはいえ、路上生活者を生贄にした石上の行為は受け入れ難いと思った作品である。
第二作、そして最新作ではそのような描写はない。
私が、刑法及び刑事訴訟法を学んだ故かもしれないが、路上生活者の命を軽んじる描き方に違和感を持った上での感想である。>
■超一級の役者の凄さ
・福山雅治さんも、北村一輝さんも、全く老けていない。
柴咲コウさんに至っては一昨晩に観た最新作のほうが、顎がシャープだし、若返っている。
人前に立つ仕事をする方々の、プロフェッショナルな姿勢には、敬服するしかない・・。
日本ミステリーの金字塔
ガリレオ新作が9年振りに公開されるということで、予習がてらに鑑賞したのですが、こんなに面白いとは...。柴咲ガリレオはお初にお目にかかったのですが、最高でした。脚本、役者、展開、テンポ、音楽、演出、全てが完璧。久々にこんなに面白いミステリー見ましたよ。
劇場版ガリレオ第一作品目にして最高傑作と言われる本作ですが、まさにその通りかと。これ以上があるのか?これを越えられるのか?そのくらい見応えのある内容だったし、非の打ち所のない見事な映画です。
トリックや構成ももちろん凄いんだけど、やっぱり度肝を抜かされるのは堤真一の演技力。いつもとんでもないものを見せてくれるのだけど、今作はレベチ。★5.0になったのは堤真一のおかげといっても過言ではない。福山雅治との掛け合いも良く、最高の映画になった所以でしょう。数学者という設定も良かったし、ちゃんとハマっていたし。
序盤から終わりまで目の話すことの出来ない素晴らしい作品。正直、今後のガリレオでこれ以上の作品を作ることは出来ないだろうし、なんなら日本のミステリー映画の中でもトップの座に君臨するほどの作品だろう。この映画見らずして、邦画ミステリー語れず!大満足です。
もった早く見ればよかった
原作もTVドラマも見ていなく。
新作の公開に合わせて、見た。
誰がやったのか、わかっている殺人事件。
その展開が、むむむ!。
終盤に明かされる真実、お口あんぐり。
主人公以上に、堤真一さんほかの共演陣が魅せます。
「愛」をとく。その方程式はシンプルだったのね。
原作のガリレオシリーズの中でもこれがいちばん好き。 原作との違和感...
原作のガリレオシリーズの中でもこれがいちばん好き。
原作との違和感などなく、映画はよくできていたと思う。
とにかく切ないストーリー。
終盤はそれぞれが想う気持ち、愛する気持ちに涙します。
原作のイメージでいくと、映画の石神役である堤真一はカッコ良すぎだけど。
けれども堤真一の演技力が光るこの作品。
献身こそ愛
相手に求めない。
何も求めない。
ただひたすら、一途に身を献ぐ。
そんな人に出逢ったことありますか!?
それによってこの映画の見方が大きく変わる気がする…。
人を愛するということは、間違いなくこういう事だと思う。
ただ、勘違いしてはならないのは、その為に罪の無い人を巻き込んではならない。
これだけは言っておきたい。価値の無い命など、存在しない。
人はただ生きているだけでも価値がある。それを否定するのは何かの勘違い。
最愛…。
人間の幸せってなんだろう
悲しすぎる
愛する人に幸せになって欲しいから、生まれ持つ才能を駆使し、自分の人生すべてを犠牲にする…
でも、自分が愛されるわけではなく、別の人と幸せになる救世主となる…
そんな悲しすぎる小さな幸せすら、天才物理学者と愛する人の気持ちによって報われなかった。
数学の才能によるもう1人の殺人は罪深く、こういうやり方では誰も幸せにはなれないのだろう。
悲しすぎる…でも幸せの意味については共感出来る
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