アバター(2009)のレビュー・感想・評価
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あまりの幼稚さに開いた口がふさがらない
2009年アメリカ映画。162分。今年24本目の作品。言わずと知れた超話題作。川崎のIMAXシアターが終わってたので、先日有楽町にて観てまいりました。
内容は;
1,惑星パンドラには地球で高価な地下資源が取れる。
2,地下資源を採掘しようとする企業は、現住民エイリアンに抵抗にあう。
3,企業はアバターという現住エイリアンの化身を遠隔操作して、謎のヴェールにつつまれたパンドラの秘密に迫ろうとする。
巨額の製作費と10年の歳月をかけて作った作品にしては、致命的なほどにストーリーが単純、恐ろしい程に単純です。たぶんどこかの神話をベースにして作られたのだと思いますが、あまりの無神経な展開は時代錯誤もはなはだしい。
人類を裏切り、現住エイリアンを裏切り、やるだけやって最後に愛というご都合主義な展開には怒りを覚えました。それが、巨額の製作費と長い歳月をかけた事実を踏まえるとなおさら。
キャメロン監督は「子供の頃から描いていた世界」を映画化したそう。こんな幼稚な作品にGOサインを出した製作者の無神経ぶりには、笑うこともできない。
最新テクノロジーというおもちゃとハリウッド成功術を駆使して作り上げられた最低最悪の作品です。
これがヒットしている理由がわからない。
アバター
科学が発達しても現実には起こりえないストーリーですが、引き込まれます。地球上の人類の飽くなき欲望の犠牲になる他の星の人達に涙しました。
ハッピーエンドで終わるのが救いです。
もうアメリカの価値観はいらないです…
主人公も欲しいものを手に入れただけ、侵略地球軍とアメリカ的価値観は同じ。
ナヴィが語った「何も学ばない、赤ん坊と一緒、騒ぐだけ」からの成長はありませんでしたね。
破壊しっぱなしのアメリカ的落とし所には、うんざりします。鑑賞後は、嫌悪感すら感じました。
映像もジブリの世界観とスターウォーズの戦闘シーンを1.2倍早回しでごまかしている印象。観客が絶賛する美しい世界を目の当たりにしても戦闘せずにはいられないとは、人間そのものをバカにしている。
「リンク」という表現ですが、ゾンビや憑依です。一般的にエイリアンが人間に化けているモチーフの時、人間側の態度はどのように描かれているでしょうか? アメリカのご都合主義が鼻に付きます。
動植物と対話ができて絆が結べる能力を、ナヴィ族同士が絆を結ぶ時に使わない。絆を軽視しているし、絆とはどのようなものかを理解していない印象でした。自分達に都合の良い情報だけを受け取ることを絆と表現されています。
全編、根底に流れている価値観に「お前達、クサい」と言いたい。
アバター
仕事がなかなか忙しく、やーーーーっと観ました。
賛否両論ですが、私は3Dで面白かったです。
ただ、メガネの上にメガネなので、
最初のうちは目が疲れました。3Dでも、3種類くらいあるみたいで
調べたら、私の見たのは少し暗くみえるものだったみたい。
もともとメガネに色が少しついてるので、3Dメガネをはずしたとき
明るく感じた。ってことは、目がかなり疲れるものうなずける。
ストーリーは、ラストサムライの宇宙版だな。
女子にとっては、ラブもあって嫌いじゃない人が多いんじゃないかと思う。
最後にはかっこよく見えてきちゃうからね~。
最後の方では、3Dに慣れてきたからか、あんまり3Dを感じなかった。
画面はきれいだったけど。
全体的に観てよかったし、3時間なのに集中して観れたってことでA-で!
3Dはすごかった
激しいアクションに圧倒
映画の醍醐味
ケビン・コスナー
3D時代の幕開け
最近話題の3D映画、見てきました。
前回、「カールじいさんの…」を見た時、メガネをかけて行ってしまい、二重メガネになって重くて重くて話に集中できなかったので、今回はバッチリコンタクトで。
でもやっぱり、ちょっと重かったかな…。
メガネなくてもいい時代が早くきてほしいものですね〜。
先に見た友人から、吹き替えの方がいいかもよ(文字も飛び出て読むの疲れるから)、とアドバイスされたので、初の洋画吹き替えver.で見たんですが、これは大正解。
3Dの映像は、それはそれはきれいで、全く今まで体験したことがないものでした。
パンドラの美しい世界…。
見たことのない植物や動物たち、その場に自分もいるかのように錯覚する奥行きのある映像。
特に物語序盤の夜のシーンは鳥肌ものです。
途中、ちょっと疲れたのでメガネをはずしてみたんですが、なしでも十分綺麗でしたよ。
原住民のナヴィも、初めて見た時は全身ブルーだし、CGだし、感情輸入できるかしら?なんて思っていたんですが、気づいたら彼らの表情に泣かされている自分がいました。
それに、スタイル抜群でしたしね〜。
ストーリーに関しては、まあ「タイタニック」も、クライマックスが「……。」だったので(全体としては好きな映画ですよ)、こんな感じでよいのかな?楽しかったし。
主役のサム・ワーシントン、「T4」の時も思いましたけど、かっこいいですねえ〜。
期待大の役者さんですね。
次作で価値の還元を
初レビューは、どういうわけだか「アバター」となってしまった…。
昨夜、やっとシネコンで観賞。テレビ放映では3Dを実感できないとの単純な理由だった。
一日経った感想は、日本アニメの「もののけ姫」と「装甲騎兵ボトムズ」と「太陽の牙ダグラム」を混成したパクリだったのではないかとの印象。
惑星鉱物資源の利権のために侵略した"海兵隊"の描写だが、世界最強の軍隊国家であるアメリカの監督が描く海兵隊のもっともシンプルで"ジャーヘッド"なその描写は、本当にその現実を指し示しているのではないかと思うと、ただ呆れる他ない。
映画で揶揄するのは結構だが、アフガン・イラクの人々への贖罪意識は、監督を始め、観賞したアメリカ人にはいったいどれだけあるのだろうか。青猿との蔑称。かつて日本の人々もキャメロン監督の国の軍人や国民たちから黄猿と蔑視された。
「アバター」との表題に、実は鑑賞者自身が劇場で3Dメガネを掛けさせられて、自らがアバターとなって侵略者側と被征服者側の心象を追体験し、戦争の悲惨に向き合わせるのが狙いであるなら、キャメロン監督の心象が理解できないでもない。
ただ、描写の多くに、「もののけ姫」との1コマに被る部分が余りに多く、自然と開発との共生や、自然や惑星そのものへの畏敬を丹念に描いた部分では、後発としては物足りなさが拭えない。
日本のアニメーションを受けて、3D化によって一山当てるのが監督の狙いであるならば、宮崎監督と同じ日本人として生まれた自身の心象としては正直微妙なところがある。
アバターで狂喜する前に、欧米の方も含めて、もう一度「もののけ姫」の描写に、私たち自身が丹念に向き合うべきではないだろうか。
アバターでも暴利を貪ったキャメロン監督は、今度は、日本の「史実」である二重被爆を扱った作品の懇切丁寧な上梓により、自国原爆投下国の欺瞞を鋭く抉る国権との闘争をもって、表現者としてのバランスを保持して貰いたいものだ。大成した芸術家であるならば、鑑賞者への価値還元を忘れてはいけない。
IMAXはやはりすごい!
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