劇場公開日 2009年12月23日

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「あまりの幼稚さに開いた口がふさがらない」アバター(2009) あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)

1.0あまりの幼稚さに開いた口がふさがらない

2010年4月28日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

寝られる

2009年アメリカ映画。162分。今年24本目の作品。言わずと知れた超話題作。川崎のIMAXシアターが終わってたので、先日有楽町にて観てまいりました。

内容は;
1,惑星パンドラには地球で高価な地下資源が取れる。
2,地下資源を採掘しようとする企業は、現住民エイリアンに抵抗にあう。
3,企業はアバターという現住エイリアンの化身を遠隔操作して、謎のヴェールにつつまれたパンドラの秘密に迫ろうとする。

巨額の製作費と10年の歳月をかけて作った作品にしては、致命的なほどにストーリーが単純、恐ろしい程に単純です。たぶんどこかの神話をベースにして作られたのだと思いますが、あまりの無神経な展開は時代錯誤もはなはだしい。

人類を裏切り、現住エイリアンを裏切り、やるだけやって最後に愛というご都合主義な展開には怒りを覚えました。それが、巨額の製作費と長い歳月をかけた事実を踏まえるとなおさら。

キャメロン監督は「子供の頃から描いていた世界」を映画化したそう。こんな幼稚な作品にGOサインを出した製作者の無神経ぶりには、笑うこともできない。

最新テクノロジーというおもちゃとハリウッド成功術を駆使して作り上げられた最低最悪の作品です。

あんゆ~る