ワールド・オブ・ライズのレビュー・感想・評価
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アメリカって変な国
【ゴルシフテ・ファラハニとレオナルド・ディカプリオを同画面で観れる僥倖感を感じつつも、中東の最前線の状況及び数々の爆破シーンに戦慄する。】
■良かった点
1.CIA工作員フェリス(レオナルド・ディカプリオ)と上司、エド(ラッセル・クロウ)の関係性。
フェリスが最前線で命がけで情報戦をしている中、エドは遠方の安全地帯から(時に子供と戯れながら)フェリスに尊大に指示を出す姿の対比。
フェリスが部下バッサーム(オスカー・アイザック:ご尊顔が中東系だね‥)を失っても、”君の部下だ”と言い切るエド・・。
2.フェリスとヨルダン情報省のハニ(マーク・ストロング:貴方もご尊顔が中東系だね・・)の関係性。
最終的にフェリスを救ったのは誰か?
又、エドとハニの気性が合わない所も良く分かる。
3.勿論、フェリスと彼の治療をした、女性看護師アイシャ(ゴルシフテ・ファラハニ:エキゾチックな美しさ・・)が徐々に恋仲になっていく様。
イランの風習で、アイシャがフェリスを姉の家に呼び、姉の子供達と食事をするシーンも良い。(子供達と、フェリスの会話・・。少し和む。)
-フェリスはそれまで、”周囲は敵ばかりと思っていた場所”で初めて、心和む人を知ったのではないかな?。それにしても、2回目にアイシャと合う際に離婚調停中とは言え、エンゲージリングを外すのね・・(それだけ、本気)。
アイシャにはお見通しであったが・・。ー
だが、フェリスが好意を持ったアイシャが誘拐され・・・。
<フェリスが最期に取った選択。分かる気がするよ・・。>
中東が舞台のアメリカ映画はワンパターン
マーク・ストロングに震え上がる
ボスと工作員の相互不信物語
エンターテインメント指向のスパイものではないので娯楽性は皆無である。
派手な爆破テロは見せられるがテロ撲滅の大義など観客の妄想といわんばかり、捜査は進まず内輪もめばかり。よくある上司への不満、大衆受けを狙うにしても無能さは極端、ドローン映像はやたら出てくるもののCIAという国家組織ではなく個人商店のようなスケール感のなさは何なのだろう。ボスも協力者も信じられない、内輪もめばかりでは誰がやっても上手くゆく訳はない。案の定、ヨルダンの情報局に一泡ふかされる。
徹底した非情のサスペンスかと思いきや看護師に一目ぼれのエピソード、弱点をつくるための設定、違和感が拭えない。結局、味方に振り回され利用されただけと分かり、もうCIAやめて現地の彼女と生きていきますではまるで新米エージェント、青臭さ過ぎないか。関心の高い中東のテロ組織をリアルっぽく描きたかったのだろうが無駄に長い。
ディカプリオ×ラッセル・クロウ
邦題がミスディレクション
んー
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