ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

ALLTIME BEST

劇場公開日:2008年4月26日

ゼア・ウィル・ビー・ブラッド

解説・あらすじ

「ブギーナイツ」「マグノリア」の鬼才ポール・トーマス・アンダーソン監督が、20世紀初頭のカリフォルニアの石油産業を背景に、家族、宗教、裏切り、そして欲望について描いた人間ドラマ。原作は社会派作家アプトン・シンクレアによる「Oil(石油)」(1927)。主演は「マイ・レフト・フット」「父の祈りを」「ギャング・オブ・ニューヨーク」のオスカー俳優ダニエル・デイ=ルイス。第80回アカデミー賞では主演男優賞と撮影賞を受賞した。

2007年製作/158分/アメリカ
原題または英題:There Will Be Blood
配給:ディズニー
劇場公開日:2008年4月26日

スタッフ・キャスト

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受賞歴

第65回 ゴールデングローブ賞(2008年)

受賞

最優秀主演男優賞(ドラマ) ダニエル・デイ=ルイス

ノミネート

最優秀作品賞(ドラマ)  
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映画レビュー

4.0 親子とは

2025年10月5日
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宗像先生

3.5 PTA監督の最高傑作?どこが評価ポイント?

2025年9月28日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

と、いうのが第一印象

『ワン・バトル・アフター・アナザー』の公開に向けてPTA監督作品の1人復習上映

オープニングの15分ぐらい、セリフがない状態でひたすら油田を掘り危険と隣り合わせの人々を描くくだりは圧巻、これから何が描かれるのか、とてもエキサイティングな始まり方が素晴らしかったし、とにかく映像に圧倒される、特に地中から吹き出す油がものすごい勢いで天高く立ち上っている様子は主人公の人物像のモチーフになっている様で本作の勢いを感じた

本作で米アカデミー主演男優賞を受賞したダニエル・デイ・ルイスさんの傲慢に突き進む欲に溺れた孤独な男を演じる演技が凄まじい、の一言に尽きる作品

そして主人公ダニエルと対立する宗教家を演じるポール・ダノさんもとても印象的、静かながら狡猾で主人公同様に傲慢さを演じる様はこれまたみごとです

タイトルの“there will be blood”は旧約聖書の出エジプト記7章19節に登場する「エジプト中が血に覆われるだろう」という一文に由来しているとのことで、本編中にそれを示唆する演出が何度か出てきますが、私は宗教や聖書に精通していないので初見時にそれを汲み取るのは不可能(苦笑)、なのでそれをタイトルに冠する本作を初めて見た時は一体何が言いたいのか?評価されているポイントは一体何?となってしまいました

特に宗教からは縁遠い日本の観客にとっては同じ感想の人が大多数なんじゃないかと思います、そういう類の作品です

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Jett

2.5 観ないことをお勧めする

2025年7月1日
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駄作ですな。ドラマも描けてないし、スリルもないし、サスペンスもないし。何をしたいんですかこれ。そして、なんでこんなに長い。こんなのが21世紀のベスト100に入るなんて・・・トホホ・・この映画の面白かった点を一つだけ挙げると、それはノロい演出の面白さであろう。全然面白くないエピソードの数数だが退屈に輪をかけるようなノロい演出がなぜか上手くはまっていて、催眠術にかかったような面白さを感じた。しかし、それも一時間ぐらいだったかな。あとは退屈で修行のような長い時間だった。

ちなみに書いておこう・・
「エネルギーを制する者は世界を制する」とは冷戦期によく語られたが、その本質はむしろ「流通を制する者がエネルギーを制する」にある。19世紀末、ロックフェラー率いるスタンダード石油がその典型だった。彼は当初、鉄道会社と癒着することで石油輸送を独占し、競合他社を駆逐していった。しかし、パイプラインの登場によりその支配は揺らぐ。誰もが低コストで油を運べるようになりかけたのだ。だがロックフェラーは巧みに価格競争を仕掛け、敵対的買収を繰り返し、最終的にはパイプライン網そのものをも掌握してしまう。彼の狙いはあくまで「流通経路」の支配だった。精製や採掘は変動しても、流通を押さえれば収益の源は確保できる。

この構図は、21世紀のウクライナ戦争にも通底する。ロシアは欧州へのガス供給のパイプラインを支配し、それを政治的圧力の道具として使ってきた。欧州はこの依存から脱却すべく、LNG(液化天然ガス)や再生可能エネルギーにシフトしたが、すぐには代替できない。戦争の影には「誰がエネルギーの流通を握るか」という争いがあり、これは経済戦争の形を取って激化している。ロックフェラーの時代から変わらぬ鉄則が、今もなお地政学を動かしているのである。

もしやこの作品は最初その辺のことをえがこうとしたのだが、当局から圧力がかかってこんなになっちゃったんじゃないんだろうか?最近のアメリカを見ていると、そんなことも考えちゃうね。

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KIDOLOHKEN

4.5 やがて血に染まる

2025年5月28日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

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知的

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