マイ ビューティフル ガーデン
劇場公開日 2017年4月8日
解説
植物嫌いな女性が、植物好きな初老の男性からガーデニングの素晴らしさを教わることで、人生を輝やかせていく様を描いたイギリス製ヒューマンドラマ。いつも同じ生活スタイルを貫くことにこだわる変わり者のベラは、庭付きの部屋に暮らしているが、植物恐怖症の彼女にとって庭はありがた迷惑なだけ。一方、美しい庭を愛する偏屈な隣人のアルフィーは、庭を荒れ放題にさせているベラの存在が目障りだった。そんなある日、庭を綺麗にしなければ部屋を出て行くよう家主に言われてしまったベラは、アルフィーの弱点を掴み、お互いの利害関係のために2人で庭作りに取り組み始めるが……。人気ドラマ「ダウントン・アビー」のジェシカ・ブラウン・フィンドレイがベラ役を演じるほか、トム・ウィルキンソン、「シャーロック SHERLOCK」のアンドリュー・スコットらが共演。
2016年製作/92分/G/イギリス
原題:This Beautiful Fantastic
配給:ココロヲ・動かす・映画社○
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2017年4月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会
数奇な出自を経て成長したヒロインとその隣人らとの交流を織り交ぜた、これまでにない奇想天外な「ガーデニング」ドラマが誕生した。その世界は奥深い。荒れ放題な庭はそこに住むヒロインの心とも共通しているし、そこに手を加えて互いの植物が共生するように心を尽くしていく様は、そのままヒロインの精神的な成長でもあり、ひいては隣人役のトム・ウィルキンソンが長年抱え込んだ「孤独」を解消させていく過程とも言える。家の中の小道具や演出上の夢想的なタッチはどこか「アメリ」を意識させ、それがうまくハマっている部分もあれば、そうでない部分も。特に肝心なボーイフレンドが現れてからは、これまでスムーズだった話の流れが若干淀み始めてしまうので、もう少し他の膨らませ方があったかもしれない。一方、「シャーロック」のアンドリュー・スコットの方が巧くヒロインの心の内側へと入り込む。その飄々として予測不能な芸達者ぶりはなかなかのものだった。
ファンタジーとは言えないくらいリアルだけど、あり得ない部分は人間の妄想や想像力で成り立つかも?と思わせるところが『アメリ』的な魅力を放っている。手に届きそうで届かないスタンスが地味に心に沁みていい映画でした。映像もイラストも美しくて心地良い。
2021年5月6日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
ずっと見たいと思ってて、連休だしってことで遂に見たんですよ。
でもね、簡単に言っちゃうと期待はずれ。
庭の描写はキレイなんだけど、ストーリーが平均以下っていうね。
まぁ恋愛に絡めるのは百歩譲って良いとして、
相手の設定だとか展開だとか、それこそ描写までファンタジーじゃん、と。
極めつけがラストの展開で、そんな予定調和な隣人の運命って…と。
まぁ期待してただけに辛口になっちゃうとこはあるにしても、
それにしたって現代の映画作品として工夫が足りねーんじゃねえのかって。
ちょっとなあ、残念な出来でした。
2021年4月9日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
youtubeで広告をみて、隣人の素敵な庭と「奇想天外で予測のできない植物」が怖い主人公を見て惹かれて見始めたが、肝心なそこを克服する葛藤が描かれてないのでは?となった。
人付き合いをしたり、恋愛をしたりするのは良いがこの映画は「マイビューテフルガーデン」っていうぐらいなのだから、庭にもっと焦点を当てて荒れ果てた庭を恐怖心と葛藤しながら改善していくのが見たかった。いつのまにか普通に庭を整備してて???となった。
それに1か月後に退去...って、えーーーーーーーー!!!!ほとんど何もできないでしょ!植物の種植えて芽がでるくらいじゃん!なんか色々と物足りない!
でも隣人の素敵な庭見れてよかったです。カンナ、ダリア、サルビア、バーバスカム、アガパンガス、マツヨイグサ、クレマチス、スイートロケット、タチアオイ、トリカブト、ユリ、ペルシカリア、ニコチアナ、それに温室に咲いてた各国の花全部自分の家の庭に埋めたいね!庭は魅力しかなかったです。
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