■絵を描く事が好きな少年・ジェス(少年のジョシュ・ハッチャーソン)が通う田舎の学校に、都会から足の速い、聡明なレスリー(少女のアナソフィア・ロブ)という女の子が転校してくる。
家が隣同士という事も有り、友達になった2人は、ある日、遊びに出かけた森の木の上にある古びたツリーハウスを見つける。
2人はそのツリーハウスを自分たちの城にし、空想の王国・テラビシアを作り上げていくのである。
◆感想<Caution!内容に触れています。>
・ディズニーも良いのだが、私は今作のような大資本に依らないファンタジーが好きである。
ファンタジー映画と言っても幅が広いが、今作は”秘密基地”と言う蠱惑的なアイテムが登場するノスタルジックな雰囲気が良いのである。
・ジェスやレスリーの周りには、苛めっ子が多い訳であるが、レスリーは8年生の女の子ジャニスに意地悪をされながらも、”ラブレター”できちっとやり返し、且つ彼女が両親の事でトイレで泣いている時には、優しくアドバイスをしてあげるのである。”心を開いて。人の噂話など気にしないで・・。”と。
■そんなジェスやレスリーに悲劇が訪れる。ジェスは、いつも怖いエドマンズ先生(ナント!ゾーイ・デシャネルである。)の手伝いをすることで、彼女から美術館に誘われるのである。レスリーに声を掛けずに・・。
そして帰宅すると、父(ロバート・パトリック)も母も沈んだ顔なのである。問いかけると、レスリーが二人で”秘密基地”に行く時に、川を渡るために使っていた綱が切れて、レスリーが死んでしまったというのである。
自分が、美術館に誘わなかった所為で、独りで秘密基地に行ったがために事故に遭ったレスリーの事を悔やむジェス。
そして、両親とお悔やみに行くとレスリーの父親は沈痛な顔をしながらも、”君がジェスだね。レスリーは前の学校では友達が出来なくって、ココに来たんだ。レスリーは君の事が好きだったんだよ。”と言って抱きしめるのである。
・ジェスは、心が沈みつつも引っ越していくレスリーの両親の車を追いかけて”家の周りにある板を使っていいですか?”と言い、了解を貰った彼は、レスリーが得意だった工作の技を使って、”秘密基地”に安全に行ける橋を作るのである。
すると、秘密基地の周りにいたファンタジーの世界の住人達が、レスリーが名付けた”テラビシアの国の素敵なる風景”を見せてくれるのである。
<今作は豊かな想像力により、様々な試練、哀しみを乗り越えていく少年の姿を描いたファンタジーなのである。>