隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS

劇場公開日:

解説

時は戦国時代。隣の小国・秋月を攻め落とした山名軍は、秋月の軍資金"黄金百貫"を血眼になって探していた。そんな中、山名軍の労役から逃げ出した武蔵と新八は、偶然にもその黄金百貫を発見。驚喜する2人の前に、真壁六郎太と名乗る野ぶせりが現われ……。黒澤明監督による不屈の名作を、オリジナルに大胆な脚色を加えてリメイク。「日本沈没」の樋口真嗣がメガホンを取り、キャストには松本潤、長澤まさみ、阿部寛ら豪華メンバーが集結した。

2008年製作/118分/日本
配給:東宝
劇場公開日:2008年5月10日

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(C)2008「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」製作委員会

映画レビュー

2.0何でこれがラブ・ストーリーになるのか…?

2024年12月15日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

単純

興奮

黒澤明の名作『隠し砦の三悪人』を2008年にリメイクした作品。自分のおぼろげなオリジナルを観た時の記憶によると、主役は、真鍋六郎太で、連れの2人の百姓の名前は、又七と太平だったような…。本作では百姓2人のうちの1人を武蔵と名乗り、主役として松本潤が務め、後半は、大幅にストーリーが変更され、オリジナルの黒沢作品を愛する映画通にしたら、今ひとつ高評価が得られなかったことも頷ける内容。 確かに、前半までは、オリジナル作品に沿った展開で、冒頭の城の爆破シーンは、製作陣も気合が入っていると感じたが、そう思ったのはそこまで。関所のシーンの無駄なやり取り、そしてラストには、松本と長澤のピュアで爽やかな時代劇ラブ・ストーリーに転換してしまい、本来のこの作品の面白さが薄れた。これも、今は無きジャニーズ事務所だが、当時にしたらジャニーズ頼りの作品なのかと、ちょっと興醒めした。 戦国時代の乱世の中で、秋月国を山名軍が責め滅ぼしたが、秋月家の軍資金の在りかがわからず、世継ぎ姫にも逃げられ、その2つを山名軍が必死に探していた。そんな折、山名軍の強制労働から逃れた武蔵と新八は、偶然にも軍資金の黄金を発見する。そこに、真鍋六郎太が現れ、秋月家再建の為に2人をお供にして、同盟国の早川国へ黄金と共に雪姫を届けることになる。 本来、もっと男臭さが全面に出て、途中様々な困難に合いながらも、世継ぎ姫の雪姫を護衛しながら敵中を無謀にも突破していく、ロール・プレイング・アドベンチャーの様なワクワク感が大きくなるはずの作品が、変に雪姫と武蔵の間をクローズ・アップしただけに、安っぽさが先に出でしまったように感じた。 出演者には、今でこそ大河ドラマを演じきった松本潤をはじめ、六郎太には阿部寛、雪姫には長澤まさみ、そして敵大将には椎名桔平と、なかなか豪華なキャストとなるが、今から16年の前の作品となると、みんなまだまだ若く、松本と長澤については青臭い演技が今ひとつ。その中で、異彩を放ていたのが、当時、ようやく名前が売れ始めていた宮川大輔。ずる賢い新八役がはまり役のように見えた。

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bunmei21

2.0全てが中途半端な印象。はっきり言って面白くなかったです。

2024年12月1日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

これって松潤のプロモーションムービーですよね? そういう意図が最初から最後までつき纏っていて、白けてしまいました。 それでも、シナリオがもう少しまともなら、楽しむこともできたと思うのですが。 全てにおいて中途半端だと感じました。 絶対に見物になるはずの阿部寛の“チャンバラアクション”しかり。(というか、そんなのサッパリないじゃん) 喰いつきはしないんですが(笑)松潤と長澤まさみの“ラブロマンス”しかり。 場を和ませるはずの松潤と宮川大輔の凸凹コンビの“コメディーリリーフ”が空振りの連続だったり。 樋口監督お家芸の特撮しかり。大変失礼な言い草なのですけれど、あの程度じゃ他の監督さんでも撮れますって。 いったい、どこに山場置いて、何をどう見せたかったのかがサッパリわからなかったの。 唯一の収穫は、レビュー書くにあたって、参考に読んだWikipediaのオリジナルのあらすじがめっちゃ面白そうに思えて。そちらを観たくなった喚起が得られたことくらいかなぁ。 あっ、そうそう。物語の〆の「裏切り御免」のドヤ顔台詞に歯が浮いたの。 あれに意味を持たせるなら、それまでの武蔵の行動をもっとチャラい裏切り者のペテン師として描いていた方がよかったと思うの。そうすれば、あの台詞も活きてきたと思うのに。いきなりマジ顔シフトで言われてもなぁ。 しかもエンディングテーマソングまで“アレ”だったでしょ。 不味いディナーの締めに泥水みたいなコーヒー出された気分。 ひでぇ言いざまなレビューになりましたが、観る前の期待値が高かったもので、余計にこの評価になってしまいました。 最近このパターンばかりです。

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野球十兵衛、

3.5別作品として懐かしい面白さ

2023年7月29日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

楽しい

幸せ

言わずと知れた、 黒澤監督作品のリメイクですが まあ、観る前から、 出演者のメンツできっとラブが絡んだ 全くの別物になるんだろうなと予想して鑑賞。 むしろそれが良かったのか、 昔懐かしい里見八犬伝などを彷彿とする 娯楽ファンタジー時代劇になっており、 私は面白くて結構好きでした。 それに脚本が 劇団新幹線の中島氏であったのも幸い。 そりゃあつきつめれば 甘いところはあれども。 持ち味がもともとそういう方向ではないのだから。 勢いと破天荒な娯楽活劇!これが持ち味。 この作品でもそれがいかんなく発揮されており SWを例に出してる方々もおっしゃるように、 スリルとラブを楽しみながら見られます。 だって個人的には松潤嫌いなタイプだけど この映画ではかっこよく思えちゃったもんね。 長澤正美も同様。 宮川さんもいい味だったなあ。

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こまめぞう

1.5前半は良かった!!

2022年10月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

寝られる

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𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞