B型の彼氏

劇場公開日:

解説

周りに気を遣う気の小さいA型の女の子とわがままで気まぐれな性格のB型男との二人が血液型の壁を乗り越え付き合う、ラブ・コメディ。監督・脚本は、本作が長編デビュー作となるチェ・ソグォン。出演はドラマ『パリの恋人』のイ・ドンゴン、「シングルス」のハン・ジヘ、「誰にでも秘密がある」のシン・イほか。本作でイ・ドンゴンは第42回(2005年)大鐘賞新人男優賞、ハン・ジヘは同賞新人女優賞、シン・イは同賞助演女優賞にノミネートされた。

2005年製作/98分/韓国
原題または英題:MY BOYFRIEND IS TYPE B
配給:角川ヘラルド・ピクチャーズ
劇場公開日:2006年1月28日

ストーリー

生真面目でいつも周囲に気を遣ってばかりのA型の女子大生ハミ(ハン・ジヘ)は、ある日、間違いメールを交わした相手と街で遭遇。運命の出会いでは?と心ときめかせる。その相手ヨンビン(イ・ドンゴン)はB型で、大胆で積極的でちゃんと自分の意見を主張する男。しかしハミと同居する従姉のチェヨンは、B型が大嫌いなこともあり、ヨンビンとの交際を反対する。チェヨンは彼の実態を調べる。どうやら、いい車に乗り、映像作家としての事務所を持つためにお金を使っているらしい。次第に、ヨンビンの自分勝手で我を通す性格が見えてくる。ハミは、彼に振り回され自分ばかりが負担を強いられていることに不満を募らせる。そんな中、ハミが恥をかかされた先生に、ヨンビンは彼女との約束通りきっちりと復讐する。機嫌をなおしたハミ。彼女は、母の形見を作り直した指輪をヨンビンに渡す。ある日、ヨンビンに多額の借金があることがわかる。ヨンビンの先輩・ギョンジュンは、借金を肩代わりにするのと引き換えにハミと別れるよう言う。ハミと会わせればいいだろうと軽くとらえたヨンビンは、借金の肩代わりを選択する。さらに、ヨンビンはギョンジュンに指輪を渡していた。彼に渡したのは偽物で本物は身につけているとヨンビンがハミに見せると、それはメッキの指輪だった。ハミは、ヨンビンと別れることを決心。その後チェヨンから、ヨンビンを警戒した彼女が指輪をメッキのものと摩り替えていたことを聞かされる。そしてヨンビンはインターネットに、これまでの行動を詫び、素直な心情をのせた映像を流す。苦手なバスに乗り込みハミを追ってきたヨンビン。二人は血液型の壁を乗り越え、再び付き合う。

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映画レビュー

2.0A型の女性は根に持つタイプ

2020年7月16日
スマートフォンから投稿

血液型を巡る斬新なラブストーリーという宣伝文句があるのだけれど、主演の二人は血液型のことあんまり気にしてない。
血液型にこだわるのはヒロインのいとこで同居人のチェヨン。指輪すり替えたりとかウザキャラ。古風なタイプのA型ヒロインのハミと俺様第一のB型クソメンのヨンビン。
ストーリー全体メリハリがない。心理テスト一つとってもA型O型AB型ときて、B型が一番酷いオチをつけなければいけないのに、ABは浮気を覗いて楽しむ、Bは警察に通報し姦通罪で訴えるというB型の方が幾分マシな答えを用意している。
血液型エピソードはほぼなく、ヨンビンがクソなだけの映画。ヒールがないので二人三脚したシーンとハミにつらくした先生をゲイだとバラす芝居をした場面だけファインプレイであとはダメダメ。バス恐怖症とかわけわからな過ぎた。猟奇的な〜〜みたいにタイトルだけで普通のラブコメでしかなかったと思う。

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3.0B型の俺

2018年11月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 傍若無人、バカで貧乏、無作法・・・日本語吹替版ならではの単語、全て“B”で始まるB型を侮辱する言葉の羅列です。「そ、そんなことないよ」と言いたいところですが、半分くらいグサっときてます。ちなみにバイアグラの頭文字は“V”では?と軽くツッコミを入れておきます。

 冒頭からなぜか感情移入してしまいがちでしたが、女性に対する失礼な態度はB型の特徴というより、ヨンビン(イ・ドンゴン)の変人度をアピールしてるだけでしょう。特に刺身ネタや映画館で席を立つというのは許せない行為です。金のために彼女を売る行為や詐欺まがいの行為だって、あれはやりすぎですね。B型って酷い性格なんだ!と勘違いする女性がかなり増えそうなので不安です。

 しかし、恥ずかしながら共感できるところも多かったことは事実。アパートの部屋の下で弾き語りをはじめるなんてやってしまいそうですし、エレベーターのスーパーマンポーズもやりかねません。一つの趣味に没頭すること、金がなくなったので靴を買ってあげる予定をこっそり修繕することもあり得るし、携帯とバスの出会いのシーンも納得してしまいます。逆に、食事ネタや彼女を売る行為、金に関するひどい行為は許すことができません。学生なのに起業するとか詐欺をはたらくなんてホリエモンと一緒じゃないですか・・・彼はA型ですよ!!!

 韓国では「B型嫌いの女性」が多かったそうです。日本でもその傾向はありますよね。初めて会った女性にB型だと告げると、あからさまに汚いモノを見るかのような目をされることも経験しました。そんな時は「B型ってそんなにひどくない」とか「僕はB型の中でも異質だ」などと反論はせずに、徹底的にその血液型偏見女性を無視して口もきかなくなるだけなのですが、もしその本人がAB型だとわかったら逆襲に出ることもあります(稀ですが・・・)。血液型に関心を持つ人ならば、血液型によって人を差別するんじゃなくて、その血液型に付随する性格を生かすとか、性格を理解することで前向きな考えでいてもらいたいですよね。

 てなことで、kossyの血液型もバレてしまいましたが、「な~んだ、ネタバレ映画館ってB型のブログだったのね、もう読むのやめようかしら」と考える方もいるかもしれません。そこで「そんなら、もう来なくていいよ!」と切り返すと映画と同じになってしまうので、ここは「kossyってバカなんだからしょうがないっか」と諦めてください、お願いします。サービスしますから・・・

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kossy