一ダースなら安くなる

劇場公開日:

解説

フランク・B・ギルブレス・ジュニアとアーネスティン・ギルブレス・ケーリイの共作になるベスト・セラーの自伝的物語を「科学者ベル」のラマー・トロッティが脚色製作に当たったテクニカラー映画で、監督は「愉快な家族」のウォルター・ラング、撮影は「頭上の敵機」のレオン・シャムロイ、色彩監督はレオナード・ドス、音楽は「幸福の森」のシリル・モックリッジが担当している。主演は「愉快な家族」のクリフトン・ウェッブ、「三人の妻への手紙」のジーン・クレイン、「独身者と女学生」のマーナ・ローイで、「大草原」のエドガー・ブキャナン、「花嫁の季節」のバーバラ・ベイツとベテイ・リン、「果てなき航路」のミルドレッド・ナットウィック、「わが谷は緑なりき」のサラ・オールグッドのほか、アントニー・サイズ、ロデイ・マッキャスケル、ノーマン・オレスタッド、キャロル・ニュージェント、ジミー・ハント、テディ・ドライヴァ等が助演する1950年度作品。

1950年製作/アメリカ
原題または英題:Cheaper by the Dozen
配給:セントラル
劇場公開日:1951年2月16日

ストーリー

ロード・アイランド州のプロヴィデンスに住むフランク・ギルブレスはリリアン夫人との間に長女のアンを頭に11人の子供がいた。ギルブレスは能率技師であり、子沢山を誇りにすると共に、子供たちの能率をあげるために日頃訓練を怠らなかった。彼は、大家族にも不平ひとついわず「1ダースなら安くなる」ということを口癖にして、よく働き、一家の支柱になっていた。ギルブレスの能率主義と訓練、そしてリリアンの内助の功よろしきを得、一家は賑やかに楽しく暮らしていた。1921年のこと、一家はニュージャージー州のモンクレイアに引越した。ギルブレスは子供の教育には特に力をいれ、入浴の合い間に、フランス語やドイツ語の勉強ができるように蓄音器を買って浴室に備えた。やがて、リリアンはもう1人赤ん坊を生み、一家はますます賑やかになった。翌年の夏、海水浴に行くとき、年頃のアンやアーネスティンは流行の水着を欲しがったが、厳格な保守主義者のギルブレスはうけつけず、アンをダンスに誘いに来たジョー・スケールは教会への同行を条件に許すという風だった。ギルブレスはプラーグで開催される国際会議に招待され、演説することになった。家中は父の栄誉を喜んだが、その出発の日、彼は駅で心臓麻痺で急逝した。ギルブレスの葬儀を終えたリリアン夫人は家族会議を開いて、これからの生活の方針を子供たちと相談した。清貧の父の残した貯えはすくなかった。しかし、皆は今こそ父のいう「1ダースなら安くなる」というモットーの意義がわかった。子供たちは皆で手わけして家事を受けもつこととし、リリアン夫人は父に代って会議に出席するため渡欧した。

全文を読む(ネタバレを含む場合あり)

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

映画レビュー

映画レビュー募集中!

この作品にレビューはまだ投稿されていません。
皆さまのレビューをお待ちしています。
みんなに感想を伝えましょう!

レビューを書く

他のユーザーは「一ダースなら安くなる」以外にこんな作品をCheck-inしています。