13回の新月のある年に
劇場公開日:2018年10月27日
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解説
ニュー・ジャーマン・シネマの鬼才ライナー・ベルナー・ファスビンダーが、自身の伴侶アルミン・マイヤーの自死をきっかけに手がけた監督作。原案・製作・監督・脚本・撮影・美術・編集の全てをファスビンダー自らが担当し、性的マイノリティの主人公の最期の数日間をセンセーショナルかつエモーショナルに描き出す。男性から女性に性転換したエルビラ。過去に女性と結婚しており娘もいるが、男装して男娼を買うような曖昧な性を生きていた。そんなある日、一緒に暮らす男クリストフが家を出て行ってしまう。絶望したエルビラは仲の良い娼婦ツォラに支えられ、育ての親シスター・グルドンのもとを訪れる。妻や娘にも会い過去を振り返ろうとするエルビラだったが、昔の自分に戻れないという現実を突きつけられるだけだった。さらにエルビラは、自分が性転換するきっかけとなった男アントンに会いに行くが……。「シナのルーレット」「マリア・ブラウンの結婚」などファスビンダー監督作の常連俳優であるフォルカー・シュペングラーが主人公を熱演。
1978年製作/124分/西ドイツ
原題または英題:In einem Jahr mit 13 Monden
配給:アイ・ヴィー・シー
劇場公開日:2018年10月27日